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一人部屋で寝てる🐝が悪夢に魘されて体調が芳しくないのを心配するドンタコ
多分続くやつ
ーーーーーーー
最近、ずっと魘される。
逃げても逃げてもついてまわる気配、追いつかれたと同時に毎回起きる、そんな生活をしていた。。
「はい、マナ今日からここで働くあなたの部屋ですよ!」
そう案内された部屋は一人部屋にしては広くまるでお姫様の部屋だった。
「ひろ…すぎん??…」
「いやぁ、空いてる部屋がここしか無くて…すみませんマナ、また何か不便があれば私か小柳ちゃんに言ってくださいね。それじゃあ私はお店の準備に戻るので」
ぱたりっ 少し大きな扉を閉められ部屋にはマナただ1人だけになった。
「こんな広いとお姫様にでもなった気分やなぁ〜なんて、にしても服とかコスメ以外はほとんど備え付けなんやなぁ……いやすごっホテルやん」
部屋を見て回りながら独り言を飛ばす、今日から自分もこの店のキャストとして働くのだ、明日に備えてもう寝よう。
夜
ーーーー
ーー! ー!!!!
暗い、寒い
どこからかウチを呼ぶ声、気味が悪い。怖い
ーー!!!!
ー!
また、 まただ。過去の記憶 ウチが忘れたい1番の記憶
暗い逃げなきゃ。 見つかったらダメ 音を立てず息を殺して意思も何もかも全部殺して、見つからないように逃げる
冷たい外を裸足で歩いたあの日のように
黒い波が押し寄せる自分を飲み込み足を掴まれる
あ、ダメダメ嫌、いやだ!!いやっっ!!!
ーーー
ー
「っっはぁ”っぁ!!!」
生きてる、大丈夫。
「あ、汗…..どうしよう」
時間は午前三時頃 夜が最も濃く星も街も全部が寝てる時間
「寝たないな….」
そういえば星導達の部屋には困ったら行ってもいいと言われてたな、今は怖い夢を見て”困ってる”。
よし行こう!
冷たい床の上をすりっぱで這う、スマホのライトで廊下を照らして2人の部屋に向かうこの暗闇だってさっきのことを思い出すには十分すぎる、震える足を無理やり動かして2人の部屋にノックをする
早く早く早くでてよ!!!! なかなか反応が無いことに不安を覚える
「何?、 マナ??」
「っ!ろっろうぁ」
「落ち着け、どうしたんだなんか困り事か?」
コクコクとアタマを強く縦に振る、それを見たロウは頭が痛くなるぞと言い部屋に招いてくれた。
「で?どうしたんだマナ明日の仕事の不安とかか?」
「それもあるんやけど….その…」
「言えるなら言ってくれ、できる限り力になるから」
モジモジと言いづらい雰囲気を感じたのか親身に手を取って言葉をかけてくれるロウにやっぱり頼って良かったと嬉しくなった
「ホンマに?ありがとう、ウチ一人部屋やんかそこで怖い夢見たんがホンマに怖くて寝れやんから一緒に寝てくれん??」
「はぁ???おい、ふざけて….」
「ロウ….頼むわ。」
「……ん、寝るなら早くして」
「ええの?!ありがとうロウ大好き😭」
「好きの安売りかぁ???コレぃ」
照れ隠しなのか雑にウチの頭を撫で回すロウ、もう!髪がボサボサなるやん!!
「ちゃうし!ホンマにちゃんと大好きやから」
「あっそう。」
ロウの布団に案内され一緒の布団で腕枕までして貰って嬉しかった。
ちゃんとその時は悪夢を見ずに安眠できたで!!
とニコニコというマナをロウはただ頭を撫でるだけだった。