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ある殺し屋の話


〜登場人物〜如月 沙希(キサラギ サキ)……主人公。いじめられている中学生の女の子。

如月 美希(キサラギ ミキ)……沙希の姉。諜報員(スパイ)

松崎 心(マツザキ ココロ)……沙希の親友。

佐原 御幸(サハラ ミユキ)……沙希を殺し屋として育てた殺し屋。….男ですよ….?

沢良木 蒼(サワラギ アオイ)…殺し屋のボス。同じく男。


第二話 私の地獄


教室を飛び出した沙希は、家への帰路についていた。

『心が….あんな…….』

そんなことを思いながら沙希はフラフラと道を歩いていた。

『そうだ……きっとあれは幻なんだ。でなけりゃ心があんなことするはずがない。』

そんなことを思いながら家へ帰ろうとする。

だが、家には姉の美希がいる。

仕方がないから沙希は近くの空き地に座り込んだ。

そして、帰る時間になるまでそのまま沙希は空き地に座り込んでいた。

ため息をいくつも吐きながら。




次の日、沙希は学校に行くのを少し躊躇いながらも家を出た。

そして、学校に着いた沙希は昨日のように言った。

出来るだけ何もなかったように……

「おっはよ〜……」

「……….」

誰も返事をしない。

そう、昨日の出来事は幻ではなく現実、本当にあったことだったのだ。

だが沙希は諦めきれず、数名のクラスメイトに話しかけた。

が、やはり返事は無い。

心には、話しかけずに沙希は席についた。

信じられなかった。

本当に、本当にあったことだったのだ。

沙希の頭の中は真っ白だった。

そしてそのまま、1時間、2時間と時間は過ぎてゆく。



いつの間にか、沙希以外の全員が帰っていた。

夕日に照らされる教室でただ1人、沙希だけが椅子に座っていた。

どうしてだろう。涙は流れない。

嗚呼、そうか。

悲しみより絶望感の方が多いんだ。

そんなことを思いながら鞄に物を詰めていく。

ポタ ポタ

雫が鞄に滴り落ちる。

「あれ……、おかしいな…どうして涙が出てくるんだろう笑」

泣いていた。

だが沙希は自分を元気付けるように笑った。

「あはは….おかしいなぁ……….おかしいなぁ..」

途中から、笑えなくなってきた。

口から嗚咽が漏れる。

そう。

これが、私の地獄。

誰にも話しかけられず、返事もされない。

そんな地獄に、私は落ちたのだ。



第3話に続く…….


あとがき

投稿遅れてすみませんッッッ

これからは週一で必ず出していきたいと思います!

ところで皆さん。

文ストという神アニメ(漫画もあるよ☆)を知ってますか??

あれはもう見なきゃ損ですね。

もう多分見てない人は人生の三割くらい損してますよ((((

主は最近ブルーロックにハマってまして、

でもみんないいキャラしてるから推しが定まらないんですよ〜……..同じ人います…?

第一話読んでくれた方、ありがとうございます‼︎

誤字、脱字があればご指摘お願いします!

ではまた、どこかでお会いしましょう♪








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