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ショッピさんは俺を気遣ってベランダでタバコを吸ってくれてる
でも急に甘えたくなってショッピさんの居るベランダに出た。
ボロボロの文化住宅だからベランダは少し狭い
外を眺めながらタバコを吸っているショッピさんに声をかけた
「キス…してもいいですか。」
気だるそうな半ば開いた目がびっくりしたように見開いた
「えっ…だめ、ですか…。」
俺が溜息をつくと同時にショッピさんの顔が急に明るくなり
「いいですよ。」
心做しかいつもよりニコニコしている
「なんで驚いたんですか?」
「クロノアさんからキスしていいかなんて初めてなんで笑」
「ふふっ。じゃあ…。」
いつもより心臓の音が大きく聞こえる
そっと唇に触れた
「…苦っ笑」
咄嗟に声に出てしまった
「煙草の味、分かりますか?笑」
「なんとなく。」
「間接煙草みたいな事ですかね笑」
「…間接煙草。笑」
…『俺も1本ください。』なんて言おうとしたけど心配かけるなぁとか思って部屋に入った。