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『あなたが愛したすべて』
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俺はセフンに勢いで告白してしまった。
それも、セフンがジュンミョニヒョンのことを好きだと知っていながら。
どうしても、伝えたかったんだ。
とられてしまう前に。
でも俺はもう遅かった。出遅れた。
告白しておいて、俺は、ジュンミョニヒョンとの恋を応援してしまった。
でも後悔はしてない。セフンに告白して、モヤモヤした気持ちが無くなったし、セフナが幸せなら別に俺はどうだっていい。
セフンがいなくなってしまった下駄箱で、俺はしゃがみこんで泣いていた。
🐻「…ッう…」
??「……だ…いじょうぶ??」
🐻「…え?! あ~大丈夫です。」
そう言い素早く涙を拭う。
あ。この人確かバレー部の人だったよね…
??「…よかった。」
🐻「…はい。」
??「…君の私情に入り込む気は無いけど、何かあったら聞くよ。」
初対面ながらで、そう言えるなんて凄い人だ。
俺がどんな人なのか、どんな名前なのか、それすらも知らないのに。
🐻「…有難うございます。 バレー部でしたよね。?」
??「…え?ああ、よく知ってるね? まあ知ってるか。同じ体育館で練習してるもんね笑」
🐻「あ…はい︎笑」
??「やっと笑った。︎^_^ 辛いことあっても笑えばいいんだって。」
その人は、何故か儚い顔をした。
🐻「…そうですね。」
??「君、名前なんだっけ」
🐻「…え?ああ、 キムジョンインです。」
??「ジョンイン? いい名前だね。」
??「また会えたらいいね。」
そう言いその人は立ち去って言った。
自分の名前も名乗らずに。
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その日は、部活も特段問題はなく、順調に進んでいた。
俺も調子が上がってきてもうすぐベンチから開放される。
そのためにはもう少し追い込まなければ。
俺は、誰かわからなかったけど、バレー部のあの人を探した。
あ、居た
??「センター!!!」
〇〇「チャンスー!!!」
バレー部も頑張っているみたいだ。
あの人もスパイクをじゃんじゃん決めている。それに劣らないぐらいのみんなのスパイク。
かっこいい。多分あの人がやるからかっこいいんだ。
🐶「バレーに好きなコいんのー?♡♡」
🐻
「…え?!!びっくりした。」
🐶「もしかしてえ〜図星ぃー??」
🐻「そうじゃないですって!!」
🐶「どーせギョンスでしょー」
🐻「え?!」
🐶「はぁーい図星!!」
🐻「ギョンスって誰ですか。」
🐶「知らないのー?ほら!あのこ」
そう言いベッキョニヒョンが指す指の方向を見ると、確かにその人だった。
🐻「…前の人…」
🐶「お!なんかエピソードでもあるのかなあー!!まあ今度聞かせてよねーん」
🐻「…あ!はい!笑」
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バスケが終わり足早に下駄箱に向かうと、またあの人がいた。
🐻「…あ。」
??「お。ジョンイン。久しぶり」
🐻「…お久しぶりです笑」
??「なんかいい事でもあった?」
🐻「…え、ああ、今度スタメン入れそうなんです。」
??「へえ〜。いいね。頑張れよ」
🐻「あの!お名前なんですか!」
??「ギョンス。 ド・ギョンス」
🐻「…ギョンスヒョン。」
??「ヒョンだなんて久しぶりだな…呼ばれるの笑」
そう言って、前あった時と同じように儚い顔をする。
🐻「…仲良くなりたいです。」
🐧「……有難う。」
🐻「カトク……交換しませんか?」
🐧「いいよ。 もう失いたくないんだ、((小声」
🐻「有難うございます。@jon_12 です。 今さっきなんか言いました??」
🐧「OK。追加しとく いや?何も言ってないけど。」
🐧「またね。」
そう言い、去っていく。
ヒョンは不思議だ。何を考えてるかも分からないし、感情を読み取ることすらも難しい。笑うと言っても、苦笑する感じだし。怒りもしなければ泣きもしない。
何か、過去にあったんだろう。
でも、俺には関係ない事だ。深入りして嫌いになられても困る。
言いたいことに蓋をして、家まで向かった。
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〜カトク〜
🐻「ギョンスヒョンですか?」
🐧「うん」
🐻「良かったです︎^_^」
ヒョンのカトクのアイコンは、ヒョンと見られる人と誰かが映り込んでいる写真だった(顔は写ってなくて胴体だけが写ってる感じ。)そこから見ると、女性だということは分かった。
🐻「明日バレーありますか?」
🐧「ある」
🐻「ならまた話せますね。」
🐧「そうだな」
🐻「じゃあ、おやすみなさい。」
🐧「おう」
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🐻「おっはよーん」
そういいセフナに声をかけると、随分とびっくりとした表情をした。
🐤「…うわッ!びっくりした」
🐻「安心して。もう好きでもなんでもないから!笑
いいひと見つけちゃったんだ」
と、ギョンスヒョンの事を脳内に浮かべる
🐤「応援してるわ︎^_^」
🐻「そうだ!いまさっきのラブレター??!」
🐤「おい!どこから見てんだよ笑笑」
🐻「くれぐれも気をつけろよ〜?」
🐤「…なんで?」
🐻「だってさ〜少女漫画とかであんじゃん。呼び出してさ、そっから虐められるってやつ。」
俺は真剣に心配だった。ジュンミョニヒョンはとてもモテるから、まだ可愛らしい一年に目をつけるというのも有り得るかもしれない。だけど、こいつに言ったところで分から無いだろうから、説明するのは辞めることにした、
🐤「今の世代そんな少女漫画みたいなことしないだろww」
🐻「まあ、気をつけろって〜」
🐤「はいはい」
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