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2話
「 昨日ねまた告白されたの」
「 やば?!モテる人は違うわ」
そんな会話が聞こえてくる
彼女は好きでもない人に告白されて嬉しいのだろうか
明るくて綺麗な彼女。
部活の時間だ
僕はそそくさと逃げるように教室を出る
美術部。色んな印象を持たれがちだ
「 あ、奏くん!」
彼女が教室から出てくる
一体どうしたのだろう
「 これ忘れてたよ」
「 あ……中身……見た?」
「 ちょっと見ちゃった
奏君もこれ好きなんだね!」
「 五十嵐さんも好きなの?」
「 うん!」
彼女の事を少しでも知れて嬉しい
「 絵とっても上手いんだね!尊敬しちゃう」
「 絵はただの暇つぶしだから。」
「 そうなの?私この子大好き!また描いて欲しいな」
「 もちろんだよ」
「 やった!ありがとう!止めてごめんね」
「 全然大丈夫」
「 部活頑張って!ばいばーい!」
「 うん ばいばい」
嬉しさが溢れ出てる後ろ姿
あぁ、やっぱり彼女の笑顔、性格全てが大好き