【S M T W T F S】
いつもと変わらない日常
無限に繰り返す7日
アナタはその中に取り残されてゆく
ずっとどこからでも見られている
下手なことはできない
変わらない場所、変わらない風景
汚れが目立つ机、楽しそうなアナタ
唯一の存在とその事を笑って話す
アナタは言うんだろう
『泣いても良いんだよ』
現実を知らないクセにそんな事を言わないで
変わらず今日も一日中、ずっと眺める。
黒から白に染まって、また黒になる板を
文字が書かれるたびに文字化けする瞬間を
捉える。理解が出来ない僕を置いていって、
時は進んでゆく。
この時間が嫌い過ぎて頭が痛くなる
針が進むたびに何かが壊れてゆく
モノがヒトがアナタがワタシが
Please don’t tell me a lie.
そんな言葉を無視して嘘をずっと吐く
虚言癖のアイツ。この人だから信じれると
鵜呑みにする周りの人達。ワタシは知っている
アイツは嘘に呑まれていることを
だから、アイツのことをワタシは否定する
紙の上で踊るペンの音。
静かに耳を刺激する秒針。
ワタシの目の前はずっと止まっている
まるでなにもかもが止まったかのように
段々頭が白紙になってゆく。
「出来ないから。期待されてないから。」
そんな言い訳を心に残して
嫌な事をアナタに吐いた
『お疲れ様、大丈夫、私は味方だから、
いつでも愚痴って、絶対助けるから』
そんなことは思ってもいないクセに
やっぱりアナタもキライ以外何も無い
私の味方をする静かな空間の中
またキライな色の矢印がワタシを貫く
気にしないフリして真っ暗な夜の中、
姿見の前でぐちゃぐちゃになった顔と髪を
眺めながらアナタに中指をを立てた
君の全てを否定した
まるでワタシの事のように
元ネタ『パノプティコン/r-906』