🌈🕒 fwak
akn「」
fw『』
mob()
ここから先伏字なし
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
明那side
「ねー、ふわっち?」
『んあー??』
「俺のこと好き、?」
『すきだよ』
『どうしたん?急に、,,』
「別に.!!」
『..明那が世界で一番好きだよ、?』
「ふふ.ありがと」
俺の恋人はホストをしている
すごく格好良い彼.
だから時々,,俺じゃなくても.
なんて考えちゃうんだ
最近ふわっちの帰りが遅い
ふわっち曰く.
『いま欲しいものあるから 仕事頑張っとるんよ』
なーんて 言ってて,,
俺との時間減らしてそんなに欲しいものってなんだよ..
なんて面倒臭い彼女みたいな考えをしちゃう
でもふわっちはそういうのはあまり好きじゃないんだと思う
反応を見てたら分かる
俺の愛は一方的なのかな,,
不破side
「俺のこと好き、?」
家にふたり、のんびりコーヒーを飲みながら過ごしていたら急に明那が聞いてきた
『すきだよ』
すぐに答えた
どこか不安にさせてしまっていたのかもしれない
そんな自己反省をしながら
『どうしたん?急に,,』
明那に聞く
「別に.!!」
なんて彼は答えたけど
何処か思う所があったんだろう
不安そうな顔でこちらを見つめる
『..明那が世界で一番好きだよ、?』
不安を補うように優しく答えた
「これ綺麗,,!!」
ショッピングモールに来ていた時、
明那が言っていた
『んー.?どれ』
「これこれ!めっちゃ綺麗じゃね!?」
赤い宝石が輝く指輪だった
1、10、100,,,
た、たけー..!!
ホストも一日で何万も稼ぎますけども,,!!
でも、きらきらとした目でそれを見る君は
どんなものよりも綺麗だったんだ
俺は明那と恋人以上になりたい
結婚したい ずっと一緒にいて欲しい
俺は考えたんだ
これをあげて、婚約しよう.!
すぐにでも渡したくて
仕事に打ち込んだ
明那side
最近ふわっちは楽しそう
いつもは仕事に行く時も
『あきにゃ~、 行きたくない~』
なんて言ってたのに
最近は『いってくるな!!!』
って言ってそそくさと行ってしまう
いや、仕事に励むのはいいんだけどさ,,
『じゃ,いってくるな!!』
今日も曇りない笑顔でそう言う
「..いってらっしゃい」
俺、これ上手く笑えてるかな
ていうか、ふわっちの世界に
俺は居るのかな
あ だめだ
ちょっと 泣きそう
ふわっちが店に行って数時間
なにも手につかない
ゲームしてもすぐ死ぬし
配信しても空元気になって
リスナーのみんなに心配させちゃうし
「ふわっち..ポロ」
今頃君はどんな人といるの?
華奢で小さくて可愛いひと?
大人で格好良い綺麗なひと?
誰と居たってもう俺には関係なくなるのかな
俺..振られるのか 、?
振られたらきっと一生立ち直れない
ふわっちに振られるなんて,,,絶対無理
「おれから別れ切り出した方がいいのかな,,,」
不破side
今日は待ちに待った給料日!!!!
これでやっと買って
明那と結婚生活,,, ♡♡
まぁ、受け入れてくれるかわからんけど…
断られても絶対諦めない.
だって明那の隣いるのは絶対俺じゃなきゃ
許さないから
『~♩』
や~っと仕事が終わった!
(今日は一段と楽しそうっすね!)
仕事仲間に言われた
『そりゃそうよ!!
今日の不破湊はなに言われても上機嫌やから
な!』
『じゃ、先失礼しまーす♩』
(本カノやな〜絶対)
(だよな~、羨ましいわ)
紫と赤の宝石が輝く指輪をそれぞれ買って.
明那の好きそうなケーキを買って
途中、『今日話がある』なんて連絡して
玄関の前で髪の毛を綺麗に整えて.
プロポーズの言葉を考えて
準備OK
軽い足取りをあとに 玄関の扉を開けた
『ただいま ~』
明那side
『ただいま ~』
いま1番聞きたくない人の声
さっき『今日話がある』なんて連絡が来て.
絶対. 別れ話のことだよね
好きな人できたんかな
ふわっちに申し訳なさそうな顔させる前に
俺が先に言わなくちゃ
重い足取りで玄関に歩き出した
「…..おかえり」
『あ ッ!!明那,,!!』
『あんなあ ~!!きいてほしいことあんだけ
ど、』
「ふ、ふわっち!!」
『? どうしたん明那』
「~ッ、、俺と、おれ、と」
「別れて…. ((ポロ」
『は..、?』
不破side
「俺と、別れて…」
『は..、?』
いや、意味がわからん
頭が真っ白になった
『なに、言ってんの..?』
「((ポロポロ」
『なあ.?応えろよ…応えてくれ…』
『俺の何が嫌やった、?』
君は首を振って泣くばかり
『..泣くほど嫌だったわけ.. ?、』
さっき綺麗に整えたばかりの髪を
ぐしゃぐしゃにして
買ってきた指輪もケーキも机に置いて
『冷静になろや.』
なんて明那をリビングにおいて自室に籠った
明那は何も言わなかった
おれ、なにかしたんかな
俺の頭の中には今も昔も明那の事しかない
写真フォルダは君の笑顔で埋め尽くされてて
デートした場所も 喋った内容も
全部が脳に刻まれてる
身体をベッドに落とすように転がって
真っ暗な中で明那のこと考えてる
「明那、俺のこと好きじゃなかったん..、?」
ボソ、と声に出した独り言は
明那には届かないんやな
明那side
泣いてばかりで喋れない俺に
俺は心底イラつく
ふわっちは苦しそうな顔してた
それはなんでなの ?
ふわっち.
ふわっちはもう俺の事なんか好きじゃない
黒い感情が表に出てきて 苦しい
助けて
助けて
助けて
ふわっち…
1人じゃ随分広いリビング
ふわっちと一緒に食卓を囲んだテーブル
一緒に座ってゆったりとした
時間を過ごしたソファ
2人が …
2人が繋がった 二人の寝室
何処を見ても君との思い出で
塗りつぶされている
ふわっち..
机になにか袋置いたな..
見るのは悪い気がするが ふわっちのものなら
ふわっちの自室の前に置こう
「ッッッ、?!」
ケーキと、指輪..
三枝明那の赤と
不破湊の紫色
ケーキには『明那3年も一緒にありがとう』
と描かれているプレートが乗っている
俺ら、すれ違ってた..?
そう思った瞬間 ふわっちの全ての行動、言動
の訳がわかって
おれ、ふわっちに最低なこと言った.. ?
その事で頭がいっぱいになった
どうしよう どうしよう どうしよう
ふわっちにあんなこと言ってしまって
ふわっちが何を言いたかったのか分からないけど
自分の気持ちだけをふわっちに押し付けて
苦しそうな顔させてた
ゔ…、
吐き気が押し寄せてきた
トイレで泣きながら吐いて
また気持ち悪くなって
死にたくなって..
「お” ぇッ….」
胃液しか出ない吐瀉物を
トイレで水に流した
不破side
頭を冷やすために入った自室
いくら考えても俺には明那しかいない
明那が俺をどれだけ拒んでも
俺には明那だけ
説得しよう
治すとこがあれば治すし
それでも..明那が俺を拒んだら..
もう
死のう
それだけ俺の中では
明那が中心に動いているんだ
自室の扉を開けて リビングに向かおうと
呼吸を整えた瞬間 微かに聞こえた
君の嗚咽
俺の身体が反応した
『明那!!!!』
トイレへ直行すると
もう疲れきったようなぐちゃぐちゃな顔で
泣きながら嘔吐を繰り返す明那
「ふあ っち..、?泣」
さっきの綺麗に涙を流す君じゃなくて
ぐちゃぐちゃで俺に縋るように泣く君
「ふわっち.. 捨てないで..」
「全部勘違いだった..
ごめ ッんなさい..泣」
嗚呼 俺
やっぱ明那が好きや
『話、聞かせて』
明那はポツリ、ポツリと話し出した
勝手に自分が勘違いをしていた
ごめんなさい
俺に明那じゃない
本カノができたと思った
帰りが遅いから もう用済みなのかと悟った
という話を聞かされた
確かにおれ、明那そっちの気で
結婚したらゆったりと暮らせるとか思ってた
すれ違ってたんやな
『明那、ごめんなぁ..』
『不安にさせてごめん』
『俺、1人で突っ走っとったな、』
「ふわっち、全然悪くないよ.
俺がごめん….」
『んーん、これは二人の問題や 笑』
「ふわっち.. ((ポロ」
『笑 泣き虫なあきにゃ』
『俺、こういう問題もちゃんと二人で解決していきたい』
『話し合って、時に距離置いて.
俺らの為になるような行動を明那ととりたい』
『俺と.結婚して』
「こんな..顔ぐしゃぐしゃな時にぃ..((泣」
『にゃはは笑 明那はそこが可愛いんよ~』
「俺もふわっちと..一緒にいたい」
「よろしくお願いしますッ.((ズビッ」
コメント
2件
がーーちで泣いた😭😭😭😭最高ですさすがに