テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
73
奥秋ちよ
一輝
78
ルカ「ネリ…」
僕はギュッと手に持っていた真珠を握りしめた。
僕には…後悔してることがある。
それは…友達のネリが”泡”となって消えてしまったことだ。
ここはアクアレリア。
色々な人魚が住む海底王国だ。
この王国には残酷なルールがある。
自分が孤独を感じたら”泡”となり消えてしまうのだ。
このルールは僕の姉。ルナリアがかけた魔法だ。
消えてしまうが、生きた証はちゃんと残る。
それは自分の”誕生石”だ。
泡となったあと自分の誕生石だけが残される。
命は戻らない…
その魔法のせいでネリは亡くなった。
ひどいよ…
なんで…?
一回だけでもいいから…
…あの子に会いたい。
3年前…
街の人1「ねぇ…聞いた?また誰か泡になって亡くなっちゃったんだって…」
街の人2「また…?これで4人目だよね…」
ネリ「…泡?」
ルカ「そう、謎の魔女が勝手に魔法をかけて騒ぎを起こしてるみたい」
ネリ「…そっか」
孤独を感じたら泡となる…残酷だなぁ
ネリは…大丈夫だよね…
ネリ「…ルカ?…どうかした…?」
ルカ「いや!なんでもない!」
コメント
3件
ああ、読んだ読んだ。第1話、とても綺麗だけど苦しい導入だったね。 「孤独を感じたら泡になって消える」っていう王国のルール——これ、単なる設定だけじゃなくて、心の在り方そのものが生死を分ける世界観なのがすごく好き。そして泡になったあとに誕生石だけが残るっていうディテールが、失ったものの重さと美しさを同時に感じさせるんだよな。 ルカがネリを想って真珠を握りしめる冒頭、もうそれだけで胸が締め付けられた。3年前の回想との対比も効果的。これからどんな物語が広がるのか、すごく気になるよ。