「湊音くんさぁ、俺と話したら体調悪そうだよねぇ…。」
「あ、その、…」
前崎先輩のバイト終わりに連れてこられた近くのカフェ、
目の前には不味いパンケーキと甘い匂いを漂わせる前崎先輩、
逆であって欲しかった。
「ここのパンケーキ美味しいんだよねぇ、
…ここのパンケーキもそんな顔して食べるんだ。」
「…ごめんなさい、」
「…そういう病気なのぉ?それとも、湊音くんは、フォーク?」
「え、?」
前崎先輩から出た単語
ばれちゃった、
ずっと、
隠してたのに
「_その顔図星だね。」