テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
注意事項はPrologをご参照ください。
《なつ視点》
入学式といえば桜だが、ここ数年、この時期には桜は散っている。
しかし道路に花びらは残っていて、絨毯みたいで、これはこれで素敵だと思う。
風が起きた時に舞い上がる瞬間も綺麗だ。
「……ポエマーかよ」
そんなこんなしていたら、もう校門の前。
俺と同い年であろう人達が門をくぐる。
「前髪ピンク…へんなの」
珍しい髪色のやつを見つけた。
衝撃すぎて、思わず口に出してしまった。
「クラスどこだろ……」
今まではドキドキしていたクラス分けも、今は関係ない。
知ってる人なんて中々いないし、誰がいようが何も分からない。
「1の6…」
昇降口からいちばん遠いクラスになってしまった。
最悪だ。
ガラララ
扉を開ければまあびっくり
もう既に片隣の席のやつと仲良くなってる銀髪
飴舐めてスマホ見てる態度悪ぃアホ毛
…朝見た前髪ピンク
スイカみたいな頭の男
おろおろしながら席に座っている金髪
「癖強…」
席はどこだ、とうろちょろしていると
「おはようっっっっ!!!!!」
ビクッ
「え、ぁ、おはよう…?」
あまりのクソデカボイスにキョドってしまった
「君名前は!?」
「…なつ」
「なつくん!!!こさの隣の席だよ!!」
早く席が見つかって嬉しいような
こいつが隣のことが不安なような……
「こさの名前はこさめって言いますっ!」
「…よろしく。こさめ」
「パァァァッ」
自分で効果音出してんのかってくらいの笑顔。
とりあえず……友達?かは分からないけど
ぼっちちはならなそうだ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!