テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
注意事項はPrologをご参照ください。
《なつ視点》
入学式といえば桜だが、ここ数年、この時期には桜は散っている。
しかし道路に花びらは残っていて、絨毯みたいで、これはこれで素敵だと思う。
風が起きた時に舞い上がる瞬間も綺麗だ。
「……ポエマーかよ」
そんなこんなしていたら、もう校門の前。
俺と同い年であろう人達が門をくぐる。
「前髪ピンク…へんなの」
珍しい髪色のやつを見つけた。
衝撃すぎて、思わず口に出してしまった。
「クラスどこだろ……」
今まではドキドキしていたクラス分けも、今は関係ない。
知ってる人なんて中々いないし、誰がいようが何も分からない。
「1の6…」
昇降口からいちばん遠いクラスになってしまった。
最悪だ。
ガラララ
扉を開ければまあびっくり
もう既に片隣の席のやつと仲良くなってる銀髪
飴舐めてスマホ見てる態度悪ぃアホ毛
…朝見た前髪ピンク
スイカみたいな頭の男
おろおろしながら席に座っている金髪
「癖強…」
席はどこだ、とうろちょろしていると
「おはようっっっっ!!!!!」
ビクッ
「え、ぁ、おはよう…?」
あまりのクソデカボイスにキョドってしまった
「君名前は!?」
「…なつ」
「なつくん!!!こさの隣の席だよ!!」
早く席が見つかって嬉しいような
こいつが隣のことが不安なような……
「こさの名前はこさめって言いますっ!」
「…よろしく。こさめ」
「パァァァッ」
自分で効果音出してんのかってくらいの笑顔。
とりあえず……友達?かは分からないけど
ぼっちちはならなそうだ。