テラーノベル
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霊夢 「アデルおはよう!元気?」
私 「…」
魔理沙 「お〜い!大丈夫か〜!」
私 「うるさい、聞こえてる」
魔理沙 「おっ!悪りぃ悪りぃ!」
前とは違う日常、何故か霊夢も魔理沙も私を煙たがらない。
ソフィア 「霊夢さん〜!何で私のおやつがないんですか〜!」
霊夢 「アンタにおやつは要らないでしょ!太っちゃうんだから!」
ソフィア 「なんて失礼な方なんですか!?アデルしゃん〜!おやつください〜!」
私 「うるさい黙れ」
ソフィア 「ふえ〜ん!アデルしゃん冷たいです〜!」
ミネルバ 「アデルさんおはようございます♪」
私 「…」
ミネルバ 「今日も良いお天気ですね♪」
ミネルバも私に飽きずに声を掛けてくる。
何がしたいのか分からんな。
霊夢 「ルカーンもおはよう」
ルカーン 「…」
魔理沙 「アデルも元気だぜ!」
ソフィア 「起きたら一緒におやつ食べましょうね(T ^ T)」
魔理沙 「永琳呼ぶか?」
霊夢 「そうね…!」
永琳 「…ごめんなさい、まだ目を覚ます可能性は低いでしょう」
ソフィア 「…そうですか…」
魔理沙 「アデル、ルカーンはまだ起きないってさ」
私 「興味ない」
魔理沙 「そっか」
ルカーンは戦いの影響で眠っている。
いわゆる植物状態ってやつだ。
身体も自由に動かせない。
私はルカーンの事を優秀だと思っていた。
だがアイツのせいで私は敗北した。
だから縁を切った。
それなのにアイツは私を庇って倒れた。
意味が分からんな。
紅魔館
レミリア 「アデル!久しぶり!」
フラン 「元気だった?」
私 「別に…」
咲夜 「ルカーンは?」
霊夢 「まだ起きてない…」
咲夜 「そう…いつか目が覚めると良いわね」
魔理沙 「きっと大丈夫だ!ルカーンは強いから!」
美鈴 「アデルさん」
私 「何だ」
美鈴 「後悔しないでくださいね」
霊夢 「おやすみアデル」
私 「…」
私はあの言葉が引っかかっていた。
「後悔」
私は今まで後悔なんてしなかった。
だから過去は振り返らない。そう思っていた。
霊夢 「ルカーン、おはよう」
ルカーン 「…」
霊夢 「布団ズラすわよ〜…えっ…」
魔理沙 「どうした霊夢?」
霊夢 「ルカーンの手…冷たいんだけど…」
魔理沙 「え、永琳呼んでくる!待ってろ!」
霊夢 「ルカーン!大丈夫!?しっかりして!」
永琳 「…息を…引き取ってます…」
ソフィア 「…そんな…」
ルカーンが突然死んだ。
私は何も感じなかった。
何日か経って、墓参りに行った時も、
みんな泣いてるのに、私は泣かなかった。
でも誰一人として怒らなかった。
霊夢は私を優しく抱きしめた。
何で泣いてるか理解出来ない私を責めずに優しくする。
でも、知らない記憶が頭の中に浮かび上がった。
そこは私がルカーンに花冠を被せている記憶だった。
私もルカーンも笑ってる…
ルカーン 「アデル様アデル様!私今!すっごく幸せです!」
私 「良かった、私も幸せだよ」
ルカーン 「これからもずっと一緒ですよ!」
私 「あぁ!約束だ!」
魔理沙 「アデル?」
私 「何だ」
魔理沙 「寂しくないのか?」
私 「何を言ってる?私はアイツと縁を切った。思いれなんてある訳がないだろ」
魔理沙 「だったら何で…」
私 「は?」
私の頬には涙が伝っていた。
私 「…何でもない!」
私は思わず走った。
何で…何で涙なんか…
あんな役立たずなんて…
「アデル様!」
違う…あんな奴…居なくたって…
その夜…私は夢を見た。
ルカーン 「アデル様」
私 「ルカーン…何処だここは…」
ルカーン 「夢の中ですよ。お久しぶりです。寂しかったですか?」
私 「何を言ってる、私はお前なんてどうでも良い。さっさと要件を言え」
ルカーンは口元を抑えながら笑う。
ルカーン 「分かってますよ♪あ〜あ!昔のアデル様は優しかったのにな〜!」
私 「あ?」
ルカーン 「すみません♪まぁ私が言いたいのはですね!アデル様」
私 「…」
ルカーン 「私は貴方に出逢えて、貴方の部下になれて幸せです。最後に貴方を守れて
光栄です」
私 「それだけか?」
ルカーン 「…アデル様…私は貴方が好きです。本当は貴方のお嫁さんになりたかった。
貴方にもう一度抱きしめて欲しかった。でも…もう無理なんですね!」
私 「…」
ルカーン 「あ〜あ…まだ死にたくなかったなぁ…ずっとアデル様のお傍に居たかったなぁ…
アデル様は…私が嫌いですか?」
ポロポロと涙を零す。
私 「あぁ、嫌いだよ」
ルカーン 「…」
私 「こんな私を庇って、勝手に死んでいく奴なんて。私を最期まで想って、自己犠牲する奴なんて大嫌いだ…本当に…本当にお前は…馬鹿だよ…」
気付けば私の啜り泣く声だけが響いていた。
私 「何で…何で優しくするんだよ…何で好きで居てくれるんだよ…!こんな…
弱くて…!傲慢で…!情けない主人なのに!」
ルカーンはそっと私を抱きしめた。
ルカーン 「そんな訳ないです。私は、貴方にたくさん愛を貰いました。孤独だった私を
見つけてくれて、優しく笑ってくれました。だから、私は貴方を愛してます。貴方と
出逢えて…幸せです!」
私 「生まれ変わったら…私が絶対にお前を見つけて見せる。絶対に幸せにすると約束
する」
ルカーン 「…!はい…!」
霊夢 「アデル、おはよう」
私 「…おはよう…」
霊夢 「…!ご飯食べよっか!」
私 「霊夢、ありがとう」
霊夢 「!うん!」
コメント
2件
投稿お疲れ様です! ルカーンさんは亡くなってしまったのですね😭 アデルさんに優しい心が戻ったような感じがしてとても良かったです!🥹🙏 幸せになってくれることを願います🙏