私は雪柱の浅野雪菜
本当は今から任務の予定だったが、御館様に急遽、あまね様の護衛をして欲しいと頼まれ、変わりに蜜璃へ任務を行ってもらった。
雪「あまね様、今日はどちらへ?」
あ「はい、始まりの呼吸を使う剣士の子孫、時透様のいる景信山へ行こうかと」
雪「そうなんですね、山へ登るのなら体に負担がかかります、何かあったら何なりと申し出ください!頂上まででもおぶりますよ!」
あ「ありがとうございます」
雪「この辺りの木はとても元気が良いですね」
あ「秋になれば銀杏がとても綺麗ですよ、もうすぐ着きます」
木々の間の道を歩けば少し開けた場所に小さな家が建っていた
すると10歳頃だろうか、背の低い長髪の男の子が水を運んでいた
私とあまね様は一度頭を下げてここへ来た事情を説明すると、男の子は私達を中まで入れてくれた
男の子の名前は無一郎と言った、そして双子の兄は有一郎と言うらしい
しばらく話しているとガラッと大きな音をたて、扉が開いた
有「誰だ?」
無「兄さん!こ、この人達は!」
有「無一郎には聞いてないだろ?自分の名前ぐらい自分で名乗って当然な事なのに」
雪「申し出が遅れて申し訳ありません、私は浅野雪菜と申します 」
あ「産屋敷あまねと申します」
それから無一郎くんが有一郎くんを座らせてくれてあまね様が話をした
あ「そしてこの方も鬼殺隊員の1人、雪柱の雪菜様です、鬼殺隊は片鋼という石を使った日輪刀を使って鬼を退治します、雪菜様」
雪「はい」
私が刀身を見せれば、無一郎くんは目を輝かしていて、有一郎くんの方は…言うまでもない顔をしている
無「す、すごい!」
雪「ふふ、持ってみる?」
無「いいんですか!?」
雪「うん、重いから気をつけてね」
無一郎くんに刀を渡せば、少しふらついたがなんとか握れた
無「…すごい重いけど、かっこいいなぁ、兄さんも持ってみなよ!」
有「くだらない」
無「兄さん!」
有「話は聞いたんだ、さっさと帰ってくれ、そして二度と来るなよ」
雪「あまね様、引きましょう」
これ以上は有一郎くんも痺れを切らすと思い、私とあまね様は帰ることにした
帰り際無一郎くんは最後まで見送ってくれた
無「あの…ごめんなさい」
雪「全然気にしてない、大丈夫だよ」
無「……雪菜さん、また来てくれますか?色々お話聞くの、楽しかったので」
雪「わかった、また来るね」
そう言うと無一郎くんは一気に口角を上げた
余程あの話が面白かったのだろう、今度来る時は甘いものでも持ってこよう
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