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ibsm
長文のクソゴミ駄文小説より
短文の駄文小説‼️と思ったので短い小説未満の文章を複数。
もともと小説にするつもりで溜めてたヤツなので今後似た内容の小説を投稿するかも。
『もしもの話』
「もし……もしさ、好きな時間に戻れるんだったら、志摩はいつがいい?」
あのガマさんの事件後、唐突にそう聞いてきた助手席の伊吹。
「……俺は」
その問いの答えに、言い淀んだ。
でも、それもすこし。
「俺は、お前と走れなくなる未来が来るのが嫌だから、過去には行かないよ。」
「……なにそれ、答えになってないって 」
「ふはっ、…目ェ擦ると赤くなるぞ
ほら、ハンカチ使え」
「……うん、ありがと」
『喧嘩』
「お前のそういうところが嫌いだ」
あ、口が滑ってしまった。
現場で俺が民間人の為とはいえ少し危険な行為をしてしまい、それについて伊吹に怒られて口論をしていた最中のこと。
伊吹が正しいのについムッとなった俺は、思ってもいな……いや思ってはなくはないが”嫌い”ではない。
つまり俺はわざわざ言わなくてもいいことを言ってしまったということ。
“嫌い”の言葉に傷付くのは、伊吹も俺も同じなのに。
『葛藤』
※ストレスで体調不良のsm要素あり
「検査の結果、体に大きな異常は見られませんでした。嘔吐や動悸、不眠といった症状は、強いストレスが原因で起きている可能性が高いです。」
「ええと……」
「ですので、できる限りストレスの原因となるものからは離れ、暫くは休養をとってください。
心療内科や精神科への受診もお勧めします」
「…………」
医者の無責任な言葉に言葉を詰まらす。
人手が足りないから第四機動捜査隊ができたと言うのに、それにまたひとり休職したら迷惑になってしまう。
それに、伊吹も俺がいなくなったら暫くは内勤になるか誰かと緊急でバディを組むことになるかなどしなくちゃいけない。
伊吹のあのゆるふわ言語を他の人が習得できるとはあまり思えない。
だが、休むことの大事さも分かっている。
不眠で運転中に過失事故でも起こしたりしたらたまったもんじゃないし、体調不良で動きが鈍くなったら困る。機動力が第一の職場なのに。
(休むしか、ないのかぁ。)
『うつつ』
「どうもはじめまして、伊吹藍です。
機捜初めてなんで、色々教えてください。」
「ねえ、さっきの車さあ、やっぱりそいつじゃない?」
「なんだかテンションあがってきたー!!」
「機捜っていいな。
誰かが最悪になる前に止められるんだよ〜」
「超いい仕事じゃ〜ん!」
あれ、これ。機捜初日の………………………
ああ、これ。そうか、
夢、だったか。
そう思った途端、頭が冷える感覚に襲われて目が覚めた。
自身の隣には、横たわった腐肉。
「あー
気づかなければ、よかった。」