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気に留めてほしくて 。
kymhk
hk「」
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kym『』
( Message «» )
Other []
※ 🔞 無 。
※ ❌️ 恋人設定 、 ⭕️ 現実設定
※ 伽羅崩壊 有
※ 展開 が 急すぎてます .. 😵💫 すいません 😿🙏🏻
※ 地雷さん 👋
hk side
最近、やけにkymがお洒落して楽屋に入ってくる。
まず、昨日はいつもなら着ないようなカーディガンを羽織ってた。一昨日は髪型変えてたし、先週は帽子とかかぶってきちゃってて。
好きな子に気付いてほしいJKかよ、とか思いながら眺めてたわけなんだけど。
kymが入ってきた。
jrに構いに行くでもygと話すでもなく、とりあえず椅子に座ってスマホ見てる。
…今日は特に変化がなさそう…?いや、最近変化しすぎてるからどれがデフォルトなのか忘れかけちゃってるけど、多分なんもおしゃれしてない。
と、思ったんだけど。
数十分後、kymがスタッフに話しかけられた。仕事関係の話っぽくて、外で話したいみたいなこと言ってた。でそれに対してkymは『わかりましたっ、』って言って、スタッフのあとに続いて楽屋を出ていった。
…いや、ほんとに変化ない…?
……あ。
わかった。わかっちゃったよ俺。
今日は外見じゃなくて中身だ。声。声がいつもと違う。
なんていうか、大人の声っていうか。あ別に、性的な意味は一切なくて。…いや、多少はあるけど、こう、魅力が増したっていうか、30代の声をしているっていうか、そんな樣な声。
気づけたことが何故か嬉しくて、しばらく頭の中でkymの『わかりましたっ、』をリピートしていた。
しばらくして、楽屋にkymが戻ってきた。
でもまたスマホをいじり始める。
ふと気付いた。今日、挨拶以外誰も喋ってなくない?
え、今日はkymだけじゃなくてみんなも違う…?
可笑しいと思ってんの俺だけかな、みんな忙しいしそれぞれやることあるから仕方ないのかな、と思いつつ手元の台本に視線を戻した。
kym side
今、にやけそうになるのを必死で堪えている。
何故って、みんなの演技…というか雰囲気を醸し出すのが上手すぎるから。
実は昨日、hk以外に『明日楽屋で一言も喋んないでくんない?』と話した。
『俺がhkのこと好きだから』っていう理由は言わなかったけど、それでもみんな了承してくれた。さすが今年俺がリーダーを務めてるだけある。
ふと視線を上げる。周りはやはり静かで、中々慣れないけどそれでも嬉しい。
辺りを見回し、hkを見つける。
hkは、鏡の前の椅子に座って、今度公開される映画の台本を読んでいる。
けど、読めてない。
俺のことを意識してるのばればれだし、他の4人がうるさくないのも気になってるっぽい。
そんなの知らんふりしてスマホをスクロールする。
jrからメッセージが来た。
[kymこれいつまでやるの]
吹き出しそうになった。
jrの顔を見ると、jrもまた笑いそうだった。
多分騒ぎたくてしょうがないんだろうな。
まあ協力してもらったからにはとことん黙ってもらうけど。
あれから数日経った。
今日は珍しくみんなオフの日で、hk以外の4人はみんなどこかで集まって遊ぶとか言っていた。
買い物に行くって意味の遊ぶでも誰かの家に遊びに行くって意味でもなくてほんとに遊園地とかに遊びに行くらしい。
hkもそれは知っているはず。つまり、彼らは気を遣って俺とhkの2人だけ用事のない休みにしてくれたということだ。
ちなみにこれはjrが仕掛けてくれたらしい。
ありがとうjr。この恩は一生忘れない。たぶん。
そうやってぽやぽや考えていたら、hkから連絡が来た。
‹今日どっか行かない?›
他愛もないようなどうでもいいただの休日の連絡。
でも、少しだけ胸が時めいて、気がつけばもう返信をしていた。
«いいよ、どこ行きたい?»
送ったあとに、がっつきすぎてないかとか、hkは冗談で言ってたんじゃないかとか、引かれてたらどうしよう、また避けられる?
そういうマイナスな思考が流れてきた。
が、そんな俺の思考とは裏腹に、場所の候補を示した地図が送られてきた。地図のピンが立ててあるところは、少しお洒落な、いかにもhkが好きそうなカフェだった。
直後に‹ここ行きたいな›‹kymはこういう店興味ある?›と送られてきたため、«うん、行きたい»と返信した。
そのあとは普通に集合時間と場所を決め、«またあとでね»というメッセージで一旦会話は終了した。
服を選び、髪を整え、慣れないメイクをしてみる。
持ち物も少々可愛らしくして、いつもの笑顔を鏡の前で数回練習してから家を出る。
心做しか、いつもより特別な日になりそうな気がした。
hk side
今日は有難いことに全員が休みだ。なんと金曜日。華金じゃないけどもはや華金。とても嬉しい。
が、なぜなのかjr、sn、js、ygの4人は遊びに行くらしい。文字通り遊園地に遊びに。
更に謎なのは、kymと俺だけ誘ってくれなかったことだ。みんな俺とkymが休みなのを知っている筈なのに、どうしてか誘ってくれなかった。変に気を遣っているようにも捉えられるけど、そんな気を遣われるようなことをした覚えもされた覚えもない。
まあでも暇だし、取り敢えずkymをカフェに誘ってみた。
‹今日どっか行かない?›
まさか誘いに乗るわけないよな、と思いながら「既読」の2文字がつくのを待つ。
1対1だしまだちょっと気まずいかもしれないかも と考えて数分待っていると、少しだけ楽しみにしていた「既読」という文字がついた。
すこしだけ、心が躍った。
でも、メッセージ読まれただけだし、断られたらどうしよう そう不安になりながら画面とにらめっこしていたら、1分も経たないうちにkymからメッセージが届いた。
«いいよ、どこ行きたい?»
そのメッセージを読んだ瞬間、心臓が跳ねた。
誘っておいてなんだけど、まさか了承されるとは思ってもみなかった。
我を忘れてメッセージを思いついたまま送り、気がつけば地図と共に‹ここ行きたいな›‹kymはこういう店興味ある?›と送っていた。
余りにも早く返信してしまった気がして後悔したけど、もう「既読」の文字はついてしまっているから取り消しても取り消せない。
ずっと夢を見ているようなふわふわした感じでやりとりを重ねていたら、今日kymと行く場所も時間も決まっていた。
急いでメイクをして、髪を整え、服は持っている中で一番格好いいものに着替えた。
kymから送られてきた«11時そこのカフェ集合ね»というメッセージを10回ぐらい読み返したあと、バッグを手に持ち家を出た。
通勤ラッシュの時間帯を過ぎた電車に乗り込む。
人はまばらで、みんなスマホを見ているか自分の子どもと話しているかだった。
興味がなくてスマホに視線を移し、適当に画面をスクロールする。
そうこうしていたら降りる駅が来たので、電車を降り、改札を抜けた。
そういえば、此処の駅は暫く来ていなかったな。
久々にこの土地に足を踏み入れて懐かしんでいると、kymと会うカフェが見えてきた。時間は10時56分。
少し遠くからだけど、kymが店に入っていくのが見えた。なんとなく後から入るのは気まずいので、早足で店まで行った。
『…あ、hk』
俺の足音に気づいたのか、kymが振り返ってにこっと微笑む。
少しだけ心臓が速くなる。走ったからなのか、それとも別のなにかか。
判別がつかなくて、kymに声もかけずにぐるぐる考えを巡らせていると、
『…どうしたの、早く行こうよ』
と促されて我に返った。
今は考えても無理だと判断し、カフェの中に入り席についた。
kym side
『珍しいね、hkが二人でカフェ行こうなんて言ってくるの』
最早定型文になっているお決まりの台詞を吐いた。
hkは頼んだホットコーヒーを受け取りながら、視線を逸らしながら「…そう?…別に、」と言ってそのままコーヒーを飲み込んだ。
照れてるんだろうな、と思って微笑みながら俺もアイスカフェオレを飲む。
「…そういえばさ、kym最近お洒落してるよね」
『え、気づいてた?』
「そりゃ気づくよ、」
『まじか』
「…なんでなの?」
『…好きな人に気づいて、ほしいから…?』
言っちゃった。
もしかしたら好きな人がhkだってばれてるかもしれない。
けど、ばれてないことを祈って俯きながらhkの返事を待つ。
「…」
『hk…?』
余りに返事がなく、不安になって顔を上げると、
少しだけ頬を赤らめて、俯いているhkがいた。
「…好きな人って、…もしかして、俺のこと?」
『…うん、…ごめん、同性なのに、』
「……」
さっき迄の甘い空気とは程遠い気まずい空気が流れる。
はやく帰りたい、と思った。
慌ててアイスカフェオレを飲み干し、荷物をまとめて立ち上がろうとした。
「ねえ」
「…その、付き合う…とかは、まだ考えられないんだけど」
「…これからも、…お洒落して、楽屋…きてくれる?」
そう言われたら、断れないじゃん。
hk side
[最近hk機嫌いいよね]
「そう?いつも通りだよ」
そうは言っているものの、最近は自分でも気がつくくらい体の周りに明るいオーラを纏っている。
鈍感なはずのjsも流石に俺の幸せそうな雰囲気には気づいていたらしく、声を掛けられた。
理由は数日前の例の出来事。
あの日以降もお洒落を継続していて、昨日は俺の持っている服を『明日着ていくから』と家まで乗り込んできたくらいだ。
俺の帽子の色違いを買ったらしく、今日はそれを被ってきていた。
最近、スタッフやマネージャーに[kymくんと仲良くなったよね]と言われることが多い。元から仲が悪かったわけじゃないけど、最近は急速に仲が深まっている。
kymも同じようなことを言われているらしく、偶に俺に愚痴ってくる。しかも幸せそうに。
勿論俺も愚痴る。kymに。幸せそうに。
お互い愚痴と言いながらほぼ惚気なのはバレているらしく、この前お昼御飯のときに愚痴っていたら、隣の席で聞いていたらしい女性たちが[いいな~、幸せな内容で]と羨んでいた。
聞こえるように態と言ってきたからちゃんと一言一句逃さずに聞いた。それをkymも聞いていて、にこ と微笑み合った。
思い出すだけで笑みが溢れる。
最近はkymの事たくさん考えるようになって、はやくkymとお揃いの小物着けていきたいとか、kymが体調不良で休んだときは、前は仕事のカバーで頭いっぱいだったけど最近はkymの体調の心配してたし、帰りになんか買っていこうとか、そんなのばっかだった気がする。
少しだけ嬉しい。
『hkー、』
「なに、どしたの」
『今度買い物行こ』
「どこ行くの?」
『服屋とか?お揃い買おうよ』
こんな約束をふわっとできるようになったのもわかりやすい進展のひとつ。
「お揃い」なんて言葉が出るのは日常茶飯時になったし、kymは最近『好き』とか言ってくれるようにもなった。
もちろん俺はkymからの想いを忘れたわけじゃなく、今もしっかり頭の片隅に置いてある。
恋人という形じゃなくても、kymと俺はなんだか上手くやっていける気がする。
そう思いながら、kymの顔を覗き込んだ。
「…綺麗だね」
『んふ、有難う』
『hkも綺麗だよ』
「有難う」
『……これからも一生仲良しね、』
「急になに、笑…約束だよ、一生ね」
『ん、約束』
指切りげんまん と小指を絡ませあって、ふと顔を上げるとkymの顔があって、それだけでも幸せな気がした。
『…絶対だよ、hkは前科持ちだし』
「kymも共犯だよ笑」
『…いいの、これからずっと一緒だし』
きっと今、幸せな日々が、下りることのない幕を上げた。
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