🐼視点
🎤
「じゃあ俺次の駅で降りるから」
🐼
「あ!うん!」
🎤
「着いたわ。じゃ!」
🐼
「気をつけてねー!また明日ー!」
はあ、、、
きんとき好きな人いたんだ。
もう失恋確定かな。これ。
ッやばい、泣きそ、、、
ピコンッ
スマホが俺の気持ちを嘲笑うような軽快な音を出す。
スマイルからだ。
🙂
『ごめんな今日いい感じのとこ邪魔して』
お前気遣いとかできたんだ。
🐼
『大丈夫ーいい感じでもないしw』
🙂
『そうか?』
もう全部話してしまおうか。
🐼
『うん、きんとき好きな人いるって』
🙂
『その好きな人がなかむって可能性もある』
こいつこんなポジティブ、、ってか気遣いとかできたんだな。ほんとに。
🐼
『ねえよ』
『あのきんときだぞ?生徒会長でかっこよくて勉強も運動もできて誰もが憧れる存在だよ?』
🙂
『だからなに』
急にスマイルっぽくなったな
🐼
『だから俺のことなんか好きなわけないって。きんときの周りにはいっぱいかわいい女子とかいるんだよ。勝てっこないよ』
🙂
『ふうん』
なんだこいつ聞いといて興味なさげだな
🙂
『ただ』
『俺はきんときのことよく知らんけどなかむの可能性だって理論上0ではないし。例え違う人が好きだったとしてもなかむはここで諦めて後悔はしないのかって思う』
諦めて後悔、、
そりゃするよ
でももし告白して気まずくなってこれから関わっていけなくなったら?
そんなの嫌だ。
🐼
『あーね』
適当な返事だけしてスマホをカバンにしまった。
あ、着いた。
重い腰を上げ、のそのそと電車を降りた。
🎤視点
告白する宣言しちゃったよ、w
どーすっかな、これw
とりまぶるーくに相談してみるか、、
プルルルルルルルル……ガチャ
🎤
「もしもしぶるーく?」
📕
「きんさんから電話珍しいね、どしたのぉ」
🎤
「いやーなかむのことでちょっと相談があって」
📕
「えへへぇいいよぉ??ニヤニヤ」
🎤
「声だけでニヤニヤしてるって伝わるのすげえな」
📕
「HAHAHA」
📕
「なるほどねぇ〜」
「まあ告白する的なこと言ったなら適当なタイミングで告白するしかないでしょ」
🎤
「でもそれでもしなかむに嫌われたら?」
📕
「なかむそんな奴じゃなさそうだけどね〜」
🎤
「あ〜」
📕
「でもまあ僕なら告白するかな。後悔とかしたくないやん」
「どうするかはきんさん次第だけどね」
🎤
「なるほどね、後悔ね、、」
📕
「うん、なんか断られたわけでもないのに勝手に諦めて終わらせるのなんか腑に落ちないっていうか、、」
🎤
「たしかに」
📕
「じゃ、そゆことだから!がんばれー!」
🎤
「え」
プツ
🎤
「、、、、」
告白、、、
するか。
コメント
3件
めちゃ良いです💕🫶