/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
◇◇◇◇◇
リルミアの表情からは何一つ読み取れない。
リルミア：「レキ。すでにあなたの場合は人魔契約が解除されていますね。
そこであなたに提案です。
ヘルサイズをあなたの配下に加えてみませんか？」
レキ：「どういうことだ？」
リルミア：「そのままの意味ですよ。
ヘルサイズの全戦力をあなたに預けるということです。
私とジェノアも含めてです。
どうですか？」
レキ：「お前たちにメリットがない。
条件は何だ？」
リルミア：「ふふふ。用心深いですね。
でも、私にはメリットしかないのですよ。
そうですね。条件というものはないですが、魔皇国の復活というのが希望ですかね。
レキはこれからどうするつもりですか？」
レキ：「先の話は決めていないが、まずはこの魔皇城を拠点に魔人の国を造る。」
リルミア：「ふふふ。楽しみですね。
目的は一致していると思いますよ。
魔人の国ということは、レキは魔人を産み出すことができるということですね。」
レキ：「ああ、そうだな。
ただ、お前たちのことはまだ信用してない。
ここで争うことはしないが、本部へ戻れ。
この魔皇城は俺がもらう。」
リルミア：「提案は保留ということですか。」
レキ：「ああ、そうだ。」
リルミア：「……わかりました。
では、私たちは一旦ヘルサイズ本部へ戻ります。また、日を改めてこちらに伺います。」
レキ：「いや、俺たちが本部へ行く。
それまでは待っていろ。」
リルミア：「承知いたしました。
良い返事をお待ちしてますね。
では、ジェノア。行きましょうか。」
リルミアはジェノアを引き連れてあっさりと去っていった。
裏があるようには見えなかったが、一度あいつには殺されている。
真意がハッキリするまでは、信用することは出来ないな。
◇◇◇◇◇
レキは玉座に座り、マリスとヤヌリスに話しかけた。
レキ：「さっきの話、どう思う？」
マリス：「ええ、悪い話ではないとは思うけど、リルミアのことはよく知らないから、判断が難しいわね。」
ヤヌリス：「まあ、様子見でいいんじゃないの？
まずは魔人の国を大きくするってことで。」
レキ：「そうだな。」
レキは、２人の意見が自分と同じであることを確認したことにより、その方針で行くことにした。まずは俺たちの基盤を造ることを決断した。
レキ：「マリス、ヤヌリス！
外に出るぞ。着いてこい。」
３人は魔皇城から外に出て、辺りを見廻した。一時、街作っていた風景が広がっている。
３００年の時を超えて、再度、魔人による魔人のための国造りが始まる。
レキは、召喚石を取り出して次々に魔人を召喚していく。
ついに魔人の国創生の第一歩だ。
まずは、絶対に裏切ることのない勢力を造ってからだ。
レキは溜め込んでいた召喚石から１００人の魔人を召喚。小一時間はかかったであろう。
召喚された魔人はレキたちの前に集まっている。風貌は明らかに魔人とわかるものから、人間に近い姿をしたものまで、まちまちである。
振る舞いも人間のように統率されたものではないが、一様に魔皇候補であることを知っているのか、レキには従順の意思を示しているようであった。
それは貴族魔人であるマリスとヤヌリスを従えているからかもしれないが。
なお、今回、貴族魔人は召喚されなかったが、第一級魔人が２人召喚された。
割合としては、やはり第四級魔人が多いようだ。
集まった魔人たちにレキが声をかける。
レキ：「我が世界へようこそ。
俺はレキだ。この世界で魔皇となるものだ。
それにはお前たちの力が必要だ。
よろしく頼むぞ。」
マリス：「私はマリス、位階は子爵。よろしくね。」
ヤヌリス：「私はヤヌリスだ。伯爵だ。よろしく。」
レキ：「お前たち。間違っても、マリスとヤヌリスには手を出すなよ。殺されるぞ。
で、そこの２人が第一級だな。
名前は何という？」
アーカイ：「俺はアーカイです。」
まずはイケメンが名乗った。
容姿は人間に近い。
平民魔人はマリスたちのような翼はないが、頭にツノが生えており、目の白目部分が一様に黒いことで魔人と一眼でわかる。
アーカイの場合は黒目の部分が紅色だ。
オンライ：「俺はオンライだ。」
こちらは野獣といった容姿で、魔物に近い。
オンライも白目の部分は黒で白目の部分が緑色をしており、顔はライオンのような感じで体は人間といった感じだ。
アーカイよりも身体が一回り大きい。
平民魔人たちも人間寄りの容姿と魔物寄りの容姿のものが半々といった感じか。
その後、俺、マリス、ヤヌリス、アーカイ、オンライの５人で話し合い、アーカイ隊とオンライ隊の２隊に分けることにした。
アーカイ隊は主に偵察部隊として隠密行動に優れたものを選び配置、総勢１７名。
オンライ隊は主に戦闘部隊として残りのものが配置された。総勢８１名。
すると合計９８名で人数が合わないが、残りの２名は親衛隊としてレキ直属の配置として選抜した。
なお、この２名はレキが直接選んだのだが、女魔人のうち、完全にレキの好み（容姿）でのみ選抜されている。
親衛隊とは名ばかりで、いわゆる世話役として選抜されていた。
当然、この２名は城住まいの予定だ。
レキ：「よし！一応、配置が決まったな。
それじゃ、あとはアーカイ隊長とオンライ隊長の指示に従って、それぞれの部隊で住居を決めてくれ。
それと食糧は自給自足だ。
樹海の中で狩猟や採取で調達してくれ。
今から俺の指示があるまでは自由行動だが、まだ樹海の外には出るな。
アーカイ！オンライ！
あとはよろしく頼む！」
アーカイ：「御意！」
オンライ：「任せろ！」
レキ：「よし！イオランとメグマルは俺と一緒に来い！」
イオラン：「はい。」
メグマル：「は〜い。」
そう言ってレキたち５人は魔皇城の中に入って行った。
◇◇◇◇◇◇
一方で魔皇城の外の様子を遠くから一部始終確認しているものがいた。
ジェノア：「リルミア様。一気に魔人が１００人も増えましたね。」
リルミア：「そうですね。素晴らしいですね。
思った以上にレキの能力は素晴らしいわ。
これは楽しくなって来ましたね。ふふふ。」
ジェノア：「ところで、リルミア様はこのあとどうするおつもりで？」
リルミア：「それはね。……。」
◇◇◇◇◇
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ