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_____________

突然ですがそこの貴方,《黒い薔薇》はお好きですか?

私?そうですね…

まぁ,一時期は黒い薔薇を家に飾ったりと。

今はあまり好きではありませんがね。

なんでかって?

色々あるんですよ,デリカシーにかけていますよ?

え,そんなに知りたいんですか…?

仕方ない…

それでは,貴方にムギワラギクを差し上げましょう。

ムギワラギクの花言葉は,《永遠の思い出》でございます。

では,いってらっしゃいま…

おっと,その前に…

こちら,ムラサキケマンを差し上げましょう。

どうしてこんなものって?

ムラサキケマンの花言葉は,《貴方の助けになる》 でございます。

無くさないようにしてくださいね?

それでは,くれぐれも気をつけてください。

█去██に█され████に…

なんて言ったかわからない?

そんなこといいんですよ

それでは改めて,

いってらっしゃいませ


暑いような,将又はたまた少し寒いのか…

よく分からないようなそんな秋の終わり頃

私は恋に落ちたのだ

♡「学校…行かないでおこ」

考える間もなく,学校に行くのか行かないのか結論を出す

いつも通りだった

友達も居ない

勉強もできない

そんなの知ってる

行った時点で何の得もない

本当,私には学校という物が何故存在してるのか…



勉強のためといえば片付く。

だが,他にも色んな方法があるはずだ

確かに,効率はいいであろう

一気に多数教えられ,教員の人手もそんなにいらない

それでも,考えなかったのだろうか?

このような学校を楽しめないような人間がいることを

友達がいる?

仲良い奴がいないならどうするんだ

行けばどうにかなる?

ふざけるな。その時間がとてつもなく苦痛なんだ

それなのに,誰も気持ちを分からない。分かろうと努力もしない。

それはお前らがその生活を満喫してるからであろう。

親だってそうだ,この苦痛を分かってくれない

だけど,悲しんでる。

私が見たくない顔をしている。

私が悪いんだ…だけど, 苦痛をわかってくれない。

今日は1度,学校に行ってみようと思う。

そんなことを言ったら,きっと驚かれるだろうが…

少し考えが変わった…でも,今回だけだ

次からは行かない。


♡「ねぇ,お母さん? 」

母「どうしたの?まさか,学校に行きたいとか?笑」

笑っているが,きっと本心はその通りなんだろう

♡「実はそうなんだよね」

母「そうよね,♡ちゃんが学校に行きたいなん…て…」

母「え,今なんて?」

ほら,驚かれた

♡「えっと…学校に行きたい…?」

母「ちょっと待って,泣きそう」

♡「お母さん?!泣かないでよ!… そんなに嬉しいの…?」

母「当たり前!ずっと不登校だったのよ?」

そっか,ずっと不登校だもんね

♡「あ,えと,ごめんなさい…」

母「謝ることは無いわよ!ていうか,ありがとうね」

♡「え…?」

母「勇気をだして学校に行くなんて言ってくれてありがとう」

やっぱり…苦痛はあるけど,暖かいよなぁ…





あ〜,来ちゃった…


先生「♡じゃないか!久しぶりだなぁ!」

♡「あ,お久しぶりです…」

先生は気にしてくれるけど他は…?



教室に入った途端,教室が一瞬しんとなり,またざわつき始めた

そっから聞こえる,

「ねぇ、あの子誰?」

 「転校生じゃない!?」

 「転校生は前にも来ただろ?」

「見た事あるぞ?」


先生「ほらほらみんな!久しぶりに♡がきたぞー!」

そんなに騒がないで欲しい,みんな反応が変わるから

「え,何あの子前から居たの?」

「ごめん、見たことないw」

ほら見た事か

私はこんくらいわかってたから

先生「♡!どこの席かはわかるよな?」

覚えてる,とても鮮明に…外見ながら絵描いてたし

♡「はい,覚えてます」

先生「じゃあ席に座って,何かあったら先生に言えよ!」

♡「ありがとうございます。」

何かあってもいえねぇよばーか


あれ,隣の席に誰かいる

前にもいたっけ…?


そういえば,転校生が来たって誰か言ってたな


☆「君,♡さんっていうの?」

♡「そう…だけど」

やばいコミュ障が…

☆「♡さん!俺は☆だよ!ずっと隣の席に誰かいるって聞いてたから気になってたんだよね〜」

両親以外初めてだ,こんなに気軽に話してくれる人

♡「そ,そうなんだね 」

☆「うん!俺転校してきてさ,みんなと仲良くなりたいって思ってるんだよね!」

出た,好青年キャラ…顔もいいし…

♡「転校してきたんだね,その性格だしすぐみんなと仲良くなれるよ」

☆「へへ,そう?」

照れながら言って…少し微笑ましい

こんな気持ち初めてだな





そっから,彼,☆は私にどんどん話しかけてくれて,学校もちゃんと行けるようになった。

そんな日常が会って,私は彼に惹かれていった

みんなを大切に,もちろん私のことも大切にしてくれる。

嗚呼,大好きだな

とっても愛おしい…私のものにしたい

初めてだな…こんな感覚


俺は☆

今日,ここに転校してきた。

初めてだからとっても緊張するし,もちろん友達も沢山作りたい


先生「やぁ!転校生の☆くん!」

☆「あ,先生!相変わらず元気ですね!」

先生「そうだろう!ところで,緊張とかしてる…よな?」

☆「結構してますね…でも大丈夫です!これでもメンタルは強い方なので!」

先生「そうかそうか!まぁ,君の性格なら仲良くなるのは簡単だろう!頑張ってくれよ!」

☆「ありがとうございます!」


みんなと仲良くなれて嬉しいな! 

だけど,クラスにあと一人いるらしい

その人とも仲良くなりたいな…


嗚呼,見てしまった。


△「あの,☆くん!」

☆「ど,どうしたの?急に呼び出して」

△「えっと,実は…貴方に一目惚れしました!」

は…?

許さない…いや,まだ☆がどう答えるか…

☆「よ,よろしくお願いします…」

……

ショックで言葉も出ない…

なんで?どうして?

私が,私の方がアンタより…!!!

アンタより…好きだったのに…


いきなりクリスの子に呼び出されて,なんなんだろう

告白…?

なら嬉しいな…好きな人はいないけど…

それなら,OKするだけしてみよう


△「やめて…!お願い!お願いだから!別れるから!」

△「殺さないで…!」

私の方が先よ?

♡「あの人のおかげで私はちゃんとした生活に慣れたの」

それを…

♡「それを!アンタみたいなクラスメイトの顔と名前も覚えてないやつに壊されたくない!!」

♡「どうせまた誰かを傷つけるんでしょ!?」

△「そ,そんなこと…!」

♡「嘘!嘘つっ…き…」

突然腕を掴まれた…

また私の邪魔を…!

☆「ねぇ,何をしてるの?」

…!

♡「☆…?」

☆「なんでその子を鉄パイプで殴ってるの…?」

♡「鉄…パイプ…?」

嘘,殴ること自体ダメだけど…

私は木の棒で殴ってるつもりだった…なのに…

目の前にあるのは血だらけで泣きながら倒れてるアイツと,赤黒い血に染まった鉄パイプ,そしてそれを掴む私の手

☆「△さん…?△さん!!」

なんで…どうしてこうなっちゃうの…?いや…

♡「これからも私のモノ」


生々しい音が鳴る

やっぱ私ってダメだな…でも…

♡「この人は,私ダケのモノになった…」

♡「ねぇ,貴方,ずっとみてたんでしょう…?」

♡「貴方よ,貴方」

♡「最初から最後まで…」

♡「通報でもされたら困る…でも,どうせ捕まる」

♡「それまではこの子を堪能させて頂戴」

♡「だから…ね?」

バコンッ


あら,お帰りなさいませ

無事帰ってきましたね

よく殺されずに,お花をちゃんと持っていたのですか

なんで花にそんな力がって?

…さぁ?世の中には知らなくていいこともあるんですよ

それでは,貴方にこのお花を差し上げます

そちらはアムネシアでございます。バラですけどバラじゃないですよ?

アムネシアの花言葉は《記憶喪失》

この世界での記憶を全て消して帰ってくださいね

消さなかったらどうなる?

そうですね…まぁ,簡単に言うと死にます。

それでは,またいつか

この作品はいかがでしたか?

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コメント

15

ユーザー

待って大好き いいねいっぱいする!!

ユーザー

中人)文才凄いよぉぉ…… めちゃくちゃ好きなのでマイリスト登録したわもう本当に好

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