赤「…んで?これから何処いくつもり?」
鼻歌を歌いながら目の前を歩くないこにそう問いかけると、こちらを振り向き笑顔で
桃「さぁ?なんにも決めてないっ!♪」
と一言。
赤「はぁ…、?」
赤「じゃあ全くのノープランで俺にあんなこと言った訳?」
桃「うん!!」
赤「嘘でしょ…()」
人の自殺止めといて何も考えてなかったんかよこいつ…
これからの旅は大変そうだ。
桃「りうらなんかないの〜?行きたいとことかしたいこととか」
赤「俺に全振りかよ」
桃「だって俺特にやりたい事ないし〜」
赤「えぇ…」
やりたい事…やりたい事?
…分からない。
今まで勉強しかさせて貰えなかったし、自分のやりたいことも、好きなことも分からない。
赤(立ち止まる)
桃「…?」
赤「わかんな、い」
赤「俺、は…なにが好きなの、?なにが、やりたかったの…、っ?」
おかしい、自分の事なのになんで分かんないんだろう。
考えたら頭がぐるぐるして、その場にうずくまってしまった。
桃「…りうら」
優しい声につられ、顔を上げる。
桃「やりたい事も好きな事もこれから作ればいいでしょ?りうらはおかしくないよ、大丈夫だから。ね、?」
そう言って抱きしめられた。
俺より華奢で、細い身体。
同じ自殺志願者の彼は、どんな苦しみから逃げたかったんだろう。
それでいて、なんでこんなに笑顔でいられるんだろう。
赤「っ…」
なんだか無性に切なくなってきて、ないこを思いっきり抱きしめた。
桃「っえ…りうら…?」
赤「…ない…くん」
桃「…ん、なぁに?」
赤「俺、遠くに行きたい」
赤「知ってる人なんか誰もいないくらい遠いとこ」
すごくふわふわして抽象的な言い方だったけれど、ないこ…ないくんは笑って受け入れてくれた。
桃「うん。いいよ、行こっか」
そう言って、また2人で歩き出した。
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今更ながら注意事項
この作品は赤桃、微桃赤となっております。
桃赤の部分については桃さんのスパダリムーブが発動するだけなので大丈夫です(?)
完全に衝動書きなので文章がおかしいかもしれません。
赤、桃共に病み描写、毒親描写があります。
これを踏まえた上で続きの要望があれば書きます👊🏻
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コメント
9件
初コメですが続きをください、!!!!!!
🍣たんのスパダリっぷりは半端じゃないもんね... 可愛いの大渋滞発生中。 毒親に対する怒り恨み怨みも発生中
桃くんも赤くんも可愛すぎる🤦♀️