コーヒーの香りで起きる朝
第一話始まり
俺は、決まって朝コーヒーを飲む
妻は俺より先に起きて朝ごはんの準備をする
俺が起きる時間に決まってコーヒーを挽いて準備する。
俺は朝が苦手だから決まってそれを飲まなきゃ朝は始まらないんだ
今朝はコーヒーの香りがしなかった
だから俺は寝坊した。
別に仕事は作家だから締め切り間近でもないし、
なんて妻を見た瞬間凍りつく
口から血を出しベッドは赤くなっていた
「早く救急車呼ばないと!」
電話まで走る
携帯が見当たらず家の電話からかけようとしたがきられていた
後ろから不気味な声が聞こえる
「やっと起きたの?…作家の光島(こうじま)照魅(てるみ)さん」
彼は俺を知ってるようだった
「わたしを何故!?…そんな事より妻が!」
彼は小さなえくぼを浮かべ頭を下にかしげながら笑いをこらえ時折笑い声が聞こえる
「何がオカシイ!妻が血を流してる早く救急車で連れてかないと!」
彼はあ〜と言った後、
「無駄だよ?目覚めない、だって壊れちゃったから」
「それは、どういう…?」
「ニブッ、アンタ作家の才能ないよ?こんな見ず知らずの他人が居て妻が血を流し動かない…」
(まさか、妻はもう…コイツが?何の為に?)
「あれ?…怒らないんだ?」
「ふざけてるのか?!妻が亡くなりお前が妻をあやめた!だからって、怒る、怒らないとかの話じゃないだろ!お前は何の為に妻を!?妻との関係は?何がきっかけだ?!」
「やっかましいな〜、答えてあげてもいいけど…まず、自分で考えたら?せっかくのチャンスだろ?…妻を失った小説を書くな!」
俺に腹にナイフがささる
(痛い…ただ何があったか知らなきゃならない)
「なくなる前に教えとくアンタの妻は、俺の家庭教師の先生、教師と生徒って感じかな?きっかけは長くは聞けないだろうから短めに言うと、ヒマが出来て良い点とったお祝いに何でも聞いて良いって言うから作家のアンタ光島照魅の話を聞いて作家ってのは自分の話は好きでも他人に興味なく寂しいって言ってた早く亡くなりたいともだからきっかけはそこから俺の為じゃないまぁアンタが亡くなったらアンタの前で…分かるよね?…まぁもう聞こえないか…さてと…電話と…あ、俺光島照秀(てるひで)で光島三里(みさと)の子どもなんですけど?…光島照魅と光島三里をあやめたんで来てください…やだなー逃げませんよ〜、ほんじゃ待ってまーす」
(にしても…作家って目つき悪いヤツばかりだな周りもアルバム見たけど作家ってマジ何考えてるか分かんなくて怖!理解出来ない仕事だね〜…まぁ警察が来る前に旅立ちますか)
そして彼はなくなった
光島三里に子は居ない。照魅に子は居ない。
三里は家庭教師もしてない普通に幸福そうな主婦で不自由なく暮らしていた。
警察の調べでは三里と照魅をあやめたヤツに関係はなく彼は何故照魅をあやめたか三里をあやめたか分からず捜査は終わった。
照魅のファンは嘆き数週間したら日常に戻る。
照魅が書いた時代劇の話は語り継がれず中古として売りに出された。
そして、時を逆上り戦国時代
光島照魅は産まれた、照魅は無意識からか妹を三里と呼び親身に面倒を見た
時代は戦国、男達は戦にかりだされた時代だ
照魅も例外ではなく時代にそりながら
部隊【疾風(はやて)丸】に所属した
疾風丸に居た部隊長の照秀は眠そうにあくびをする
俺は地位を気にしない照秀隊長が気に入っていた
歳は若いが戦略家で知的、
(俺さえ失敗しなきゃしなないな)
なんて油断していた
何故か照秀隊長は俺を見て笑いをこらえる仕草をとる。
(癖か?あの笑い方前も…前?)
そんな不思議な感覚に落ちた中照秀隊長は俺を掴み鼻に膝蹴りをした
(何を?!)
「何だ、しななかったか…まぁこれから戦だからね?…アンタの好きなさ?」
妖しげに笑う顔に男ながらの色気を感じた
(色気?…相手は1男児、俺より若くて肌もキレイだが隊の偉い方に何と考える?光島照魅、お前に天罰が降るぞ?慎め、)
自分に苦笑いしながら叱りつけた
そんな姿を見ながら照秀隊長は言う
「もし、アンタがこの戦で生きてたら作家になりなよ、ならなきゃアンタが作家になるまで追いかけるから」
照秀はノートに戦国武将で有名な(オリキャラ)
光島照魅の話を書いていく次第に
(あ〜あ、クソつまんねーな作品ですらねー、この後の話三里と照魅と隊長の三角関係だろ、そんで三里の思い上がりで二人は両想いで背中合わせた同士で同誌で)
「つまんねーな!俺、一応作家目指してんだけど?!」
隣から怒声に蹴りが聞こえ黙る
(売れない俺は貧乏アパート暮らし)
別に多くは望まない。
ただ、日本に住んでると足並み揃えるのが普通で違うモノははじいて区分する
日本ももう少し【個性を重んじた国】なら積極的に友だちと話したり高めたり出来ただろう…
個性を重んじた結果争いになるならと保守的な我が国、戦国時代では日本同士武将達や国を思った者達が争い自分を必死に手にして来た。
俺はゲームは下手だし人生も作家なんか目指してニートで仕送り生活して親の金で生活する俺は、
ゲームも人生もイージー級なハードモードだろう
(俺みたいなのって、社会じゃお荷物だよな…)
いつも照秀は死後の世界を考える
ただ、最後の手が止まる
作家になれず亡くなるなんて、まずチャレンジだよな!そう言いつけ大声で【頑張る】そう言うと
隣から【うっせー!(頑張れ)】が聞こえた
何故そう聞こえたか?
実際聞こえたか怪しいが、ウチのアパート薄くて響くから小さな【頑張れ】が届くんだよ
そして照秀はペンを取り出す
そして冒頭に戻る
かの有名な武将が居た
しかも俺が想い描いた様に
だから俺は全て燃やしナイフを持って全て捨て後戻りしないため自宅に向かう
「光島照魅、みっけた!」
そこから死後の世界に彷徨う照秀
あれ?何で?俺が?
俺は同じくして意を決した息子の光島香田(こうた)に出会う
香田は後ろから俺をさし三里をあやめた
そして照魅もあやめた後逃げる様にベランダから飛び降りた
俺は朝コーヒーを飲む…
残酷無慈悲な作品達を並べまるで閻魔の様に簡単にオリキャラを亡くす
作家としてクズな類い
ただ、俺の作品はどれがホントでどれが作品か分からないだろう
きっと俺を書けるのはエゴの塊な醜悪な
わたしである
ヒカリはペンを置きエゴの作品を眺める
果たしてエゴの塊になびくのはリアリスト(リア充で笑うために見た)か難民者(今の日常を満足してない向上者)果ては上級か…
さて、アナタに質問です
わたしをエゴだと想いますか?
答えか…
彼は悩みながら選択する
最新版【作家のエゴ選択アナタに運命ゆだねます】が発売され作エゴも中々楽しめた。
これは、クライマックス
イエスと答えればギャルゲーに
ノーと答えたら病みゲーに
何も答えず電源を切る
いつもセーブせず切るんだココで
【作エゴ】もこれだけじゃないだろうが…
どちらの選択も彼女らしくない
(ヒカリは複雑じゃなきゃな…だろ?)
ヒカリのキーホルダーにキスを落とし仕事に出かける。
始まりはコーヒーなんだ
コーヒーを店で買いながら飲み歩く
ぶつかり服を汚したは可愛い子でとりあえず上着を貸し代金を支払う
お茶に誘いたいななんて想いながら連絡先を知り名を見る名を光島ヒカリと言う
「作エゴの?!」
シー!
どうやら彼女はゲーム作成者の恋人で作エゴの名貸しに使われたらしい
(作エゴのヒカリか…もっと胸は平均顔もふつうだと思ってたけど…顔は可愛いけど)
下に指を向け
「詐欺ですか?…胸…ぺちゃ」
【パイパイ!】
それは【ぺちゃパイ】と【バイバイ】の組み合わせで笑う俺、
(ヒカリはこの世に居る。必ず手に入れる!)
こうして俺由良(ゆら)の話が始まった
始まりはコーヒー、忘れるなよ?
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