注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・自作設定が出てきます。
主でございます☺️
いやぁ、ベットで開脚してたら股関節を痛めました。
痛すぎるので、とりあえずノベります。
──────────
ここは、人間と動物のハーフが住まう街。
肉食も入れば、草食のハーフもいる。
大体、肉食ハーフは、強者。
草食ハーフは、弱者だ。
そして、俺はフクロウと人間のハーフだ。
大きな翼は、所々に橙色の模様を色付ける。
視力は悪いが、聴力も良い。
ただ、そんな俺は、この街の同級生に
嫌がらせを受けている。
勘づく人もいるだろう。
そう、フクロウは肉食だ。
なのに、俺は弱者という立場にいるんだ。
そんな俺に呆れて、親は俺を置いてどこかへと行ってしまった。
かつての友達も、今では嫌がらせをしてくる。
同じ、フクロウのハーフの人には、
穴が空くほど嫌われているよ。
それでも、俺は今日も生きている。
mb「おい、ciぉ?」
「肉食なんやから、まだ倒れんなよ (( 笑」
何度も何度も、蹴られて殴られて。
それでも、肉食だから倒れてはいけなくて。
ci「ふぅッ…ふぅッ…」
mb「どお?草食に虐められんの (( 笑」
「どういう気持ちなんや? (( 笑」
心に突き刺さるような笑い声をあげて、
俺の頭を掴みあげる。
髪の毛を引っ張られて、痛みで目を閉じる。
mb「あ”?こいつ弱すぎ (( 笑」
思う存分に頭を引っ張られた後、
乱暴に地面に叩きつけられた。
ドスッ…と、鈍い音が耳を突き抜ける。
ぐわんぐわんと視界が揺れる。
自慢の聴力も、今では耳鳴りで使えない。
しっかりと、今の力を振り絞って呼吸を行う。
頑張れと、必死に自分に唱える。
終わりなんて見えることもない。
shp「何してんの」
tn「うひゃぁ…いじめてる感じ?」
獣耳を生やして、長い尻尾を垂れ流した男と、
くるくるの尻尾をちょこんと生やした男が居た。
見る感じ、猫のハーフと、豚のハーフだ。
猫は肉食だが、豚は雑食だ。
この場合は、どうなるのだろう。
…と、考えていると、男は俺にジャージを
差し出した。
shp「頭から出血してますね、これで抑えて」
ci「…??」
ぐわんぐわんとうねる視界を必死に直して、
起き上がる。
ジャージは、どうすればいいのか分からず、
腕にかけている。
tn「やほやほ〜、なんで草食が肉食いじめてんの?」
mb「あ?こいつ肉食の癖に弱者なんだよ!」
「お前らもやる??楽しいぜ?」
tn「うーん…遠慮しとくわ」
「これで楽しいとか、ほんま馬鹿な人生送っとるんやなあ、可哀想に…」
shp「tnさん煽りすぎー…」
tn「どこがぁ?事実やろ〜」
mb「…お前、豚のハーフやな、」
tn「せやで〜、かわええやろ〜」
mb「豚も草食やろ?調子乗んなや」
tn「ぶっぶー」
「雑食でぇーすっ!!」
その瞬間、俺を散々虐めた男は倒れた。
顔には、殴られた跡がある。
ci「ぇ……、ぇ、?」
tn「すまんな、怖がらせたわ」
「ちょっと懲らしめたくてさ」
彼は、俺を丁寧に手当してくれた。
tn「俺はtnや!!見ての通り、豚のハーフ!!」
shp「ワイはshpー、猫のハーフっす」
ci「お、おれはci…、フクロウのハーフ、」
shp「綺麗な翼やな、飛べるん?」
ci「うん、飛べる」
tn「ほんま!?見せてや〜!!」
ci「…、羽、切られちゃってさ」
「上手く…飛べなくなっちゃったんだよね」
翼を広げて、2人に見せる。
傷だらけで、先がズタズタに切られた翼は、
いつ見ても苦しいばかりだ。
でも、それは俺が出来損ないだから仕方がないらしい。
tn「…、」
shp「……、」
tn「こいつに?」
ci「いや…これは先輩にやられた」
「でも、もう痛くは無いし、大丈夫」
静かに、翼を隠した。
どうせ引かれたに違いない。
こんな弱い肉食が居ることを知って。
ci「じゃあ…、さよなら、」
壁を頼りに立ち上がる。
そんな時に、shpの尻尾が俺の足に巻きついてきた。
shp「ちょっと話せんか」
ci「…説教?」
tn「別に悪いことしてないやろ」
俺は、tnとshpに手を引かれるがまま、
恐らくtnの家に連れて行かれた。
tn「とりあえず、翼手当するか?」
ci「もう手遅れや、感覚すらも無くなってん」
翼の先、切れている部分の感覚は無く、
付け根の辺りにしか、もう残っていない。
そんなの、どうしたって無駄だ。
shp「…ciが一体何をしたんや、」
ci「…弱いからこうなった、仕方ない」
tn「…、弱いから虐められるはおかしいで」
ci「でも、こうして事実やん」
tnも、shpも、悲しそうに俯いた。
お前らに俺を助けられる訳がない。
俺の辛さを理解してない奴らに何がわかる。
同情なんて情けない。
ci「…ハーフなんて、なりたくなかった」
「ただ、人間でよかった、フクロウなんて嫌いや」
翼に手を触れて、力強く引っ張る。
こんなものが無ければ、俺は人間だったのに。
わざわざ、肉食なんかって決められたから、
辛い思いをさせられたんだ。
人間になりたい。
ハーフなんてやめたい。
羽根がぱらぱらと落ちてきた。
それでも、翼は取れやしない。
tn「…ci、お前がどうするかは自由やと思う」
「でも、泣くならやめよう?」
tnに手を止められて気がつく。
俺は、痛くもないのに涙を流していた。
ぼろぼろと、沢山の水滴が落ちていく。
ci「……おれ、どうしちゃったんだろ、」
俺は、どうすればいいの?
ねえ、教えてよ。
俺には分からないや。
コメント
8件
めちゃくちゃ遅くなりました💦 tnさんめっちゃかっこいい😎✨ mb煽り効いてて最高!!!! これめっちゃ好きですね🫶🫶🫶 神作品ありがとうございます( ¨̮ )💕
ガチでtuさん雑食でーすって言ってそうw
え もうそのゴミ先輩が男だったらそいつのtnkぶち蹴りに行くわ。 tnさんええぞもっとやれ。 今回も神作ありがとうございます〜!!!!!