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春花の家族にと申し出てくれたのは、関口一家。主人の関口蓮斗(せきぐちれんと)さんと、奥さんの関口飛鳥(せきぐちあすか)さんと一人息子の関口成斗(せきぐちなると)さんです。蓮斗さんは生まれたときから猫を飼っていました。最初は蓮(れん)というサバンナキャットを飼っていました。蓮は蓮斗さんを身ごもる少し前から飼いはじめました。蓮は蓮斗さんが10才の時、亡くなりました。蓮斗さんの二代目は、ピアノ、という名前の白とグレーのハチワレ猫で、蓮斗さんが19才の時、亡くなりました。そして三代目は、うたたね、という子で、蓮斗さんが25才の時、亡くなりました。四代目、結愛(ゆい)は一ヶ月前に亡くなりました。それで、蓮斗さんはペットロスになっていました。こうなるとわかっても動物を飼いたかったのです。保護動物を。
奥さんの飛鳥さんは犬を中心に飼ってました。初代のミニチュア・ピンシャーの桜子(さくらこ)、二代目のチワワ、きぬ、三代目のチワワ、くう、四代目のゴールデン・レトリバー、ぽてちを飼っていました。ぽてちは病気で半年ほど前に亡くなりました。それで、一人息子の成斗くんはまだ6歳で、猫の結愛としか触れ合ったことがありません。それで、新しい保護猫を迎えようと、若猫の春花を迎えようと思ったのです。実は、蓮斗さんと飛鳥さんは女の子が生まれるなら春花、という名前がいいと決めていたのです。すると、春花という名前の猫が里親募集中だったのでこの子がいいとなったのです。成斗くんは春花に大喜び。正式譲渡が決まり、晴れて決定!
春花は始め固まっていて、少し、怖がっていました。でもちょっとずつ慣れ、デレデレに。春花はとてもいい家族が決まったと思います。