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元貴sida
入院開始から4日目の朝、耳が聞こえなくなった。
あぁ、病気は止まってくれない。嫌になる
「はぁ…」
トントン
ビクッ
「誰ですか!?」
涼架「僕だよ」
若井「ヒョコッ俺もいるよぉニコ」
なんだ、2人か。目でしか見えない。君達の安心する声が聞こえない。それだけで心はもうボロボロ。病気が進んだら僕は…
涼架sida
毎日病院に通っている。
通い始めて4日目、元貴の耳が聞こえなくなったと。もう、貴方の病気は止まってはくれない。あの時に戻りたい、助ければよかったと今でも後悔する。
それでも僕は会いに行く。
スタスタ
若井「よっ!」
涼架「わっ!?」
若井「んふふビックリした?」
涼架「もぉ、驚かさないでよ笑」
若井「ごめんごめん!笑行こっか」
涼架「そうだね…」
そんなことを話しながら病室に着いた。
ガラガラ
涼架「失礼しまーすコソッ」
あぁ、そっか君は耳がきこえない。
そっぽを向いて鼻歌を歌っている。
たまたま聞こえなかっただけかもしれない。そんな密かな希望を信じた。
涼架「もーとき?」
元貴「ふーんふふふーん」
若井「…もとき?」
元貴「ふふーんふーん」
ほんとに、聞こえないんだ。
小さな希望が音を立ててガシャンと割れたような気がした。
若井sida
元貴が入院している。
毎日通いたいのにそんなときこそ忙しい。
色んなテレビの出演が被って2日に1回、仕事の合間をぬっていく。
俺は病院に行った。病室に行くまで知らされていなかった。
あっりょーちゃんいる。驚かしてやろ
こっそり、こっそり
若井「よっ!」
涼架「わっ!?」
若井「んふふビックリした?」
涼架「もぉ、驚かさないでよ笑」
若井「ごめんごめん!笑行こっか」
その時涼ちゃんは何故な悲しそうな、悔しそうな表情をした。
涼架「そうだね…」
若井「?」
ガラガラ
涼架「失礼しまーすコソッ」
…?あれいつもならすぐよってくるのに。
まぁ、元貴だし気分次第か?
涼架「トントン、もーとき?」
元貴「ふーんふふふーん」
え?元貴が涼ちゃんのことを無視した?
いや、そんなわけ。俺も声かけてみよ
若井「…もとき?」
元貴「ふふーんふーん」
そのとき気づいた。大切な人の病気は止まらず、どんどん進んでいるんだと。
もう俺たちの声は聞いてはくれない。
神様、元貴を助けてください。
はい。なんか気分がいいので今日は沢山投稿しようかな?
あ、そういえばなんでこの話を書き始めたのかというと。
友達のひーおばあちゃんが亡くなってしまって、死ぬ時ってどんな感じなんだろーねって五感の話になりました。はいそれだけです(この話需要ある?)
ばいばい!