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「そろそろ行くよ」
この世界に来てから約5日
1日が短いせいでよく日にちがわからなくなる
よしてドアを開けた瞬間
音楽が鳴った
しかし暗くなるときの音楽とは別の、はじめて聴く音楽だった
そして音楽が鳴り終わった瞬間
今まで自分達がいた緑家(セーフゾーン)が赤家(デットゾーン)になった
「え?」
「あ…」
動けない自分をムミィが手を引き走り出す
「…助かった…?」
息切れでうまく喋れない
「ムミィ…さっきのは?」
「さっきのはボイド」
「目が良いから隠れるのは基本的駄目だよ」
「じゃあ、さっきの緑家が赤家に変わったのは…」
「実はね…」
「この世界ではあの音楽と共に少しずつ緑家が減っていくんだ」
「だいたい一回につき二家かな」
「それじゃいずれ無くなるんじゃ?」
「だからこそ速く出口の手がかりを探さないと」
「…」
「それとそろそろ来る別の問題があるんだ」
「別の問題…?」
「うん」
「簡単に言えば百鬼夜行ってやつ」
「前現象として壁に目があったりこうして緑家が減ったりするの」
「それじゃ僕は行くよ」
「あまのも落ち着いたら探索するといいよ」
「うん」
「とりあえずこれを渡しておくね」
そう言うとムミィは御守りを渡して出ていった
バタン
「…百鬼夜行か」
(気をつけておこう)
(それにしても疲れたー)
ほぼ引きづられ状態だったとはいえそれなりに移動したからか落ち着いたら一気に疲れが込み上げてきた
ガチャッ
「お?」
この家には子供部屋があったようだ
なので(?)記録に使う用に色鉛筆を借りることにした
パクったんじゃないよ借りただけだよ
ガンッッッ
「イッッッタ!!!!!」
「何か頭に当たった…?」
どうやら頭上に本棚があり、そこから数冊本が落ちてきたようだ
(時間はまだあるはずだし少し読んでみるか…)
と思っているがただただ好奇心旺盛なだけだ
ペラペラペラ
「!?」
「これって…」
その本はここのエンティティに関する図鑑だったようで、まだ見たことがないエンティティが沢山載っていた
これは借りるしかかいよな
何度も言うがパクってはないぞ
できればここ(緑家)から出たくはないがそう言ってもられない状況なため手がかりを探しに行くしかない
百鬼夜行が起こる前に出来るだけ探索しておかなければ
とりあえずまずは隠し部屋を目指そうと思ったが…
ムミィが先に行っていないことを願おう
(何か連絡手段があったら良いんだけどなー)
ー今日の記録ー
色鉛筆が手にはいったため色を塗れるようになった