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#ご本人様には関係ありません
あか
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今回は💙視点の話になります!
どちらかといえばこちら側の方が曲に沿っていると思います…というかこちら側視点の曲ですもの…!!
💛編とこの話を合わせて完成となりますので、是非💛編をお読みになってからこのお話をご覧下さいませ!
それではどうぞ!
💙➞太
💛➞仁
太智はグループの初期メンバーとして10年以上の歳月を共に過ごしてきた仁人の変化に気付かないはずがなかった。
じんだいチャンネルの企画の相談中、ふとした瞬間に目が合うと仁人は慌てて視線を逸らす。
カメラが回っていない時のぎこちない態度を太智は完璧なポーカーフェイスの裏で、つぶさに観察していた。
仁人の性格を考えると、すぐに告白してくることはないだろうと、太智はそうアタリをつけていた。
そんな最中、ロケ終わりに糸が切れたように倒れ込んできた仁人を、太智は彼の家へと運んだ。
鍵はしれっと熱で魘される仁人の鞄から借りた。
帰り際に食材を調達し、キッチンを借りてお粥を作っては食べさせ、額の冷却シートを替えてやる。
熱で潤んだ瞳でじっと俺の顔を見つめる仁人の、その視線の奥に秘める感情。
その視線の変化は、太智の胸の奥底に燻る独占欲に、一気に火をつけた。
それからというもの。
風邪が治って日常に戻ってから、仁人の分かりやすさは加速していった。
楽屋で太智が服を脱いだ瞬間に顔を真っ赤にして逃げ出し、じんだいチャンネルの動画を眺めている時には表情をゆるゆると緩ませる。
可愛い、可愛すぎる。
更に数日後のYouTube撮影現場に現れた仁人の髪型を見て、太智は悶絶した。
前に太智が似合うと褒めた髪型でセットしてきた。
太智は態とぐっと距離を詰めてやる。
太「仁人、今日の髪型ええやん。前に俺が褒めたやつだったり?」
案の定、仁人はレンズの前で耳まで真っ赤にして「たまたまだ」とツンとそっぽを向く。
そんな分かりやすすぎるリアクションを独り占めしている優越感は格別だった。
そんな中、メンバー全員でのTikTok撮影現場。
仁人が勇斗とペアを組み、至近距離で腰を引き寄せられて笑い合っている姿を見た瞬間、太智の胸の奥に、どす黒いもやもやが渦巻いた。
腕を組んだまま、笑みの消えた冷たい視線を仁人に真っ直ぐぶつけていた。
だから自分の撮影の番が回ってきた時、太智は少しだけ意地悪な報復をすることにした。
敢えて舜太と柔太朗を両脇に引っ張り込んで肩を抱き寄せ、笑いながら大声を出す。
視線の端で仁人を見ると、案の定、表情を強張らせ、拳を強く握りしめていた。
仁(あは、やっぱり。仁人も俺に嫉妬してんねや)
その瞬間、さっきまでの不機嫌さは吹き飛び、歪んだ優越感が太智の胸を満たした。
自分の気持ちを隠し通せると思ったら大間違いだ。
そして、じんだいチャンネルのカフェ撮影。
普段ならブラックコーヒーを頼むはずの仁人が、太智の好みに合わせてきたことに既に可愛さを感じていた。
手洗いに席を外して戻ろうとした太智の耳に、カメラの回っていないカウンターで、並んだ二つのキャラメルラテを見つめる仁人のぽつりとした呟きが届く。
その切なそうな横顔を陰から見た瞬間、太智の胸の中で、これまで優しく見守っていた理性が粉々に吹き飛んだ。
敢えて気づかないフリをして仁人を泳がせる。
それは仁人が自らその罠にかかるのを待つための策略だった。
その日の夜。
ベッドに寝転んでスマホを眺めている太智の画面に、吉田仁人の文字が躍った。
思ったより早いお出ましに、太智は天井を見上げて思わず笑みを零した。
太(電話出てすぐ、好き?って先に聞いたらどんな顔するんやろう。嫌い?って聞いて困らせるのもありやなぁ。慌ててる姿はきっと反則級にめっちゃ可愛えぇやろうけど。)
頭の中でそんなことを思い描きながらも、太智はいやいやと思い直す。
今はただ、楽しげな意地悪よりも仁人の精一杯の言葉を受け止めてやりたかった。
そして予想通り受話器の向こうから、思いを込めた告白の言葉が紡がれる。
太智は小さく息を吐いて笑い、「知ってたで」と告げた。
仁人がカフェで漏らした独り言も、自分がずっと待っていたことも、全てを暴くように。
すると、仁人は驚いた様子で恥ずかしそうに電話の向こうで叫んだ。
その取り乱し方が堪らなく愛おしい。
太智の嫉妬と独占欲をたっぷり込めた本音に、仁人は完全に言葉を失っていた。
そして「覚悟しといてな、俺の可愛い恋人さん」と、一方的に通話を切ってやった。
口元がニヤけて戻らない。
仁人は今どんな顔をしているのか、気になって仕方がなかった。
でも明日から仁人を自分だけの恋人として独占できるのだ。
胸の奥が熱い何かで満たされていくのを感じながら、太智は恋人に明日会えるのを心待ちにしていた。
そして翌日の仕事終わり。
ガチガチに緊張して歩く仁人の前に態と立ちはだかり、その細い腰を強引に引き寄せて壁へと押し込んだ。
太智は驚いて目を見開く仁人の綺麗な瞳の涙を、愛おしく思いながら親指で優しく拭い、舐めたら甘いのかな…なんて考える。
そして仁人は観念したように太智のシャツをぎゅっと握りしめ、震える唇で本音を伝えてくれた。
太(愛し過ぎやろ。愛情抑えてやるつもりなんてないでな。これから沢山甘えさせてやらんとなぁ。全部俺に任せとき、仁人。幸せにしたるからな)
そう思いながらも敢えて言葉には出さずに、太智は仁人の頬を両手で包み込み、そのまま優しく唇を重ねた。
ちゃんと言えたことを褒めるように、愛おしげに。
溢れる愛情を抑えきることは出来ないままに、これからの日々が楽しみで仕方なかった。
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