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桃 源 暗 腐
波 久 礼 × 四 季
⚠ほんわか寄り?
最初に言っときます!!ちゃんとはぐし きです!!
「 嫉 妬 で 悪 魔 」
四季には付き合っている人がいた。
名前は猫咲波久礼
その波久礼からよく見られるようになった気がする。
恋人だし、目で追っちゃうっていうのは俺もよくあるし、普通かもだけど何か違う。
鋭い目付きで見られる。その目をただ恋人を見るってだけの目とはとてもじゃないけど思えなかった。
紫苑さんと話していた時 その鋭い視線を感じた。
波久礼 、紫苑 、印南 の3人が書類?のなにかの仕事で羅刹学園を訪れていた。
普段から滅多に会えない2人。このように波久礼が羅刹学園を訪れた時や、任務で場所が被った時しか会えたかった。
だからせっかくの二人でいれる時。波久礼は四季を探して羅刹学園を歩いて回っていた。
その時 、四季の楽しそうな声が聞こえ気持ちを高ぶらせて声のする方向へ向かおうとしていた。
でもその足は途中で止まってしまう。
紫苑 、その男が四季と話していたからだ。前々から 、親しげにしていて 、少し気に食わなかった。
しばらく見ていると四季がこっちに気づいたのか 、慌てた様子で紫苑から離れる。
それを見ておかしいと思わないやつはいないだろう。
「なるほどなぁ…」
「波久礼さん~?」
「なんでもないよ。」
不穏な笑顔で、そう言うと 四季がピクりと跳ねる。
俺用事あるから行く!って言ってその場から逃げるように走り去っていく。
四季が見えなくなったのを確認して紫苑に鋭い目を向ける。
「最近あいつと仲良いですよね 、ベタベタ触って 、距離近いです 」
「ただのスキンシップだろ?それくらいで怒んなって」
「…あいつは俺の恋人なんだよ 。これ以上あいつに近づくなら」
「ニャン殺しちまうぞ 、この野郎ぉ 」
「チッ…この猫かぶりが。」
煙草に火をつけて舌打ちをすると 、もっと余裕持たなきゃ離れてくぜ?と言って背中を向ける。
心配されなくても離す気ねーよ。という言葉を聞いて 、紫苑が歩き始めた。
波久礼も 、顔を少しニヤつかせて廊下を歩き始めた。
その頃四季は紫苑を探していた。
「まだ約束してないのに 、」
そう言葉を、零すと肩をとんっとされる。後ろを振り返ると煙草を片手に笑っている紫苑が立っていた。
「約束って ?」
「前にちょっと話しただろ?紫苑さんデートとか何とか言ってたけど 、とりあえずつきあってくれるって言ったじゃんか。」
「あー 、デートなぁ。なに 、四季もデートのつもりでいてくれたんだ?」
「ちげーよ!!」
違うと否定していながらも四季の顔は赤く染っている。
紫苑さんは一瞬不機嫌そうな顔をしてみせると 、すぐ笑顔に戻った。
なんだと思っていると四季は目を見開いた。
「ばあっ」
そう言って紫苑さんだったはずの姿が波久礼に変わったのだ。波久礼の能力は変身。それを使って紫苑に化けていたのだ。
「波久礼さんっ?」
無言で鋭い目を向ける。
そして四季を、壁の方にやると 、深く、重いキスをする。
四季の唇を噛んで、流れてくる血をペロッと舐めて舌を口の中に入れる。
甘い声を漏らす四季の口内を掻き回すようにくすぐった。
腰が抜けたのか 、足がガクッとなって 、ゆっくりと座り込む。
顔が真っ赤で涙目で、はあっと少し息が上がっていた。
「波久礼さんっ 、どうしちゃったんだよ。」
「どうしたもこうしたもねーよ。浮気してんだろ?」
「え…?」
四季が一瞬呆気に取られていると、脳裏に紫苑の事が過ぎる。
まって 、波久礼さん!違う!!
焦って違うとしか出てこない自分をバカに思う。
実は明日 、波久礼と四季の付き合った1周年の記念日だったのだ。
いつものお礼も込めて何かしてあげたい。と思った四季は、恋愛経験の豊富な紫苑に相談しようと思ったのだ。
どうしようか。と顔を顰める。
サプライズがいいと思っていたので、言いたくないし、今隠したら絶対浮気だと思われる。
変な態度になっていたのも 、サプライズしたいと思っていたからだ。
紫苑にお前は顔に出やすいから合わない方がいいと言われその様にしていた。
「もういい。」
四季が黙っているから波久礼は、この場から去ろうとする。
でも四季が手を掴んで波久礼を引き止めた。
「やだ 、いかないで 」
「先に逃げたのはそっち」
突き放すように言われ、目頭がじんわり熱くなる。自身の腕に水滴がぽとっと落ちて泣いてるのに気づいた。
「明日 、ぐすっサプライズ…ぅ゛」
「サプライズ…?」
「明日 、付き合って1周年だから 、したかったの 、紫苑さんに相談してて 、ぐすっプレゼントとか 、」
早口になって涙を流しながら言う四季を見て瞬発的に四季を抱きしめる。
自分は紫苑と、四季の仲の良さばかり気にして、1周年のことなど頭からぬけていた。
四季から何も話を聞かずに勝手に嫉妬して、四季を傷つけたんだ。と罪悪感に襲われた。
「俺 、やだよ波久礼さんじゃなきゃ 、」
「……ごめん。」
無意識に、声を零すと、四季が必死な顔で左右に顔を振る。
「俺が悪いの 、!波久礼さんが謝んないで 、」
「ごめんね 、波久礼さん 、もう俺心配させるようなことしないっ 、から、捨てないで」
先程よりも強く抱き締めて、言う。
「サプライズ楽しみにしてる。」
「うんっ」
笑顔でそう言うと、後の、時間は2人だけの時間。
残りの時間を、2人だけの世界でいちゃいちゃする。
途中で紫苑が廊下を通ると、波久礼と紫苑の目がバッチリ合った。
波久礼はやらねーよとべっと舌を出すと、こりゃ俺には無理だな。と視線を前に移してまた紫苑は歩き始めた。
━━━━━𝙚𝙣𝙙 .
どうだったですかね??
初めてリクエストもらって心臓ばくばくで書いてました!!
波久礼は、ほんとに漫画読んでも登場シーンが少なくて、キャラ解釈違ったら教えて欲しいですт т
もう、ストーリー自信なくて、これで良かったですかね 、
こういうのが見たかった!とかあったら教えてくださいっっᐪᐤᐪ
️♡ 💬
▷モチベ上がる!!
コメント
7件
( ⸝⸝⸝ ♡ཫ :;.:...尊ィ...
なんか、あまねさんの作品っていいねだけしてフォローしてない人多くない?可哀想、心配、、
最高すぎる、、、d:(´ཀ` ):嫉妬する波久礼と捨てないでほしくて泣く四季くんがもう尊い(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ありがとう(*´∇`*)