コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「パウシー…後輩でしょ?ワンチャンあのO-01-45…とやらに会ってないことに賭けようかな~」
「あはぁ、ま、俺の妹だから信じてくれよ」
「はいはい、先輩の言う事なら信じてあげますよ~」
今は先輩の部屋に向かっている。どうやらパウシー…とやらが怖がり過ぎて眠れず、だからと言って兄と寝るのもどうかと思ったため、比較的仲のいい私に話しかけてきたらしいのだけれど。
ちょっと過保護すぎるとは思うが、まぁ、私も昔こんな感じだったし、家族がほかに居なくて、自分が年上…とかだったりすると、こうなったりするのかね。私は他にこういう家庭の人の話聞いたことないからわかんないけど。
最近来たO-01-45…もとい、T-03-46の信者、というか、洗礼貰ってない人なことを祈りつつ部屋に入る。
なかなか綺麗で良いじゃないか!これならまぁ、ソレだったとしても耐えられるな…。
「…っあ、にいさん……と、誰?」
「あーー、こんちは~…デリラさんのご友人?まぁ、あなたの先輩ですよ」
「お前が夜怖くて眠れないって言うから、女子の方が良いだろ?」
少しの間固まったかと思えば、急に泣き出したではないか。泣いてる年下の子を見るとなんとなく昔の事を思い出してしまうので、なるべく早く原因を解明しないといけないんだけど…。
「ま、一緒に寝てやってくれよな、フィンの説得は俺がしとくからさ~」
デリラ先輩が静かに部屋から出て行った。
「……助かりますよ、んじゃパウシーちゃん?一緒に寝ような~、あ、布団は入っていい?」
「うぅ…よろしくおねがいしますぅ……」
そういえば頭によく分からない円形の何かがない。と、いう事はあの気狂い達とは違うらしい。
それじゃ、まぁいいか。
「おやすみ~、パウシーちゃん」
「おやすみなさい…」
なんともまぁ面白いことに、私は目を閉じたらすぐ寝ていたらしい。パウシーちゃんが言っていた。
私は寝るのが早い方だとは思っていたが、布団に入って早々に寝るとは思っていなかった。多分、最近は色々あったから疲れていたんだろう。
そんな事より、あとでデリラさんにパウシーちゃんの寝相が悪かったせいか、朝になったら盛大にベットから落っこちてた話でもしようかな…なんて。