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夏のヒーロー

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夏のヒーロー

1 - ヒーローを見た日

♥

12

2025年11月24日

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ヒーローを見た日

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木にとまった蝉の鳴き声


風に揺られ風鈴が澄んだ音色を響かせる


部屋中に鳴り響くテレビの音


窓の外からはっきり聞こえる元気な子供の声


夏が来た


僕はそう感じた。




***

***

***

***

母 「やっぱ夏は暑いわね〜」


そう言いながらスイカを切る母


父 「暑くて読むのに集中ができない…」


父はさっきから雑誌を手に広げているものの

全然読む手が進んでいない。


母 「最近はものすごく暑いものね〜」


父 「ほんとに困ったものだ…」


父と母の話は難しくて僕にはよくわならない


ぼく 「どういう意味?」


そう聞いても父も母もあまり詳しく教えてくれない。


母 「スイカ、切れたわよ〜」


僕が座ってる前の机に1口サイズに切られたスイカが何個も入ったお皿が置かれる。


母 「まだいっぱいあるから好きなだけ食べなさいね〜」


僕が頷くと母は僕の頭を撫でた。


父が雑誌を見る手を止め、テレビのリモコンに手を伸ばした。


父が番組を変えていく中で僕は気になるものを見つけてしまった。


ぼく 「ねぇ、そこ止めて!!」


父は僕の興味津々な声に驚き、番組を変える手をすぐに止めた。


止めてもらった番組はヒーローアニメだった

今まで一番興奮した。


ぼく 「かっこいい…」


思わず口に出てしまうほどだった


見ていくうちに僕の興味心はどんどん上がった。


やがてその番組も終盤になる。


敵を倒したその後にリーダー的な役割を持つヒーローがこう言った。


正義は必ず勝つ!!!

**

**

この言葉を聞いた瞬間、僕は心のどこかを撃ち抜かれた。


その日から僕は**ヒーロー**にハマった











最後までちゃんと見て下さった方ほんとにありがとうございました😭🙏

また好評であれば続けていくつもりなので良かったらコメント、ハートもお願いします!

次の作品のリクエストとかもあればコメントにお書きください‪·͜· ❤︎‬

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