こちらはirxsのnmmn作品になります
ご本人様には全く関係ございません
全て筆者の妄想です
水赤、白赤要素有り
キャラ崩壊、BL注意
ここまで大丈夫な方のみどうぞ
「前回のあらすじ!
りうちゃんが風邪引く!!
ショウさん初登場!!
いふくんだけは絶対許さない!!!」
以上、 ホトケ君によるあらすじ説明でした
意味が分からない方は前回をどうぞ
布団にくるまったリウラがすぅすぅと寝息をたて始める
それを確認したイフは静かに立ち上がりこう言った
「…んじゃあ、俺もう行かんといけんから後はよろしくな」
幹部並びに指示役でもあるイフ
当然のごとく多忙であるため仕方ないとショウは頷く
「任せとけや」
「任せといてよ!」
信じられない程ニコニコのホトケにジト目を送るイフ
「お前が一番心配なんよ。ショウだけで大丈夫やから戻れ」
「はぁ!?僕だって看病くらい出来ます!!!」
「ホトケ君お静かにね~」
やんわりとホトケを注意するショウにもイフはジト目を送る
「んなこと言ってっけどショウ…正直お前も心配なんよ」
「あれ」
きょとんとするショウ
「お前本当に気を付けろよ?いや別に看病のこと心配してる訳やなくてさ」
「ホトケ君の事?」
「そうやよ。マジでリウラに何かあったら洒落になんねぇからな」
「そんなに僕の事信用してないの!?」
突然割り込んできた水色を無視し、イフは続ける
「やからまぁ…取り敢えずリウラの事ちゃんと見守っとけよ」
「それはそうなんやけど質問してええ?」
首をこてんと傾けるショウ
「なんでそんなホトケ君の事警戒しとんの?」
「逆に聞くがお前は初対面でボスに好き好き言う元敵幹部の奴を信用出来るんか?」
「無理」
「自覚はあるけど酷くない…?」
「…りうちゃん顔真っ赤」
「結構苦しそうやけど取り敢えず寝るしかないわな」
ようやくイフが部屋から出て行き、三人きりになったボス室
ふーふーと苦しそうに息を吐くリウラをホトケとショウが除き込む
「今回いつもよりも熱高いなぁ…ホトケ君タオル濡らしたやつ持って来てくれん?」
「あ、うん…『いつもよりも』って?」
「りうちゃん月一位のペースで熱出すんよな。この子体弱い方やから」
「…そうなんだ」
タオルを濡らしながらそう呟くホトケ
「本人は大丈夫とか言っとるけど、やっぱ心配やな」
「…」
「そのタオルりうちゃんのおでこに乗っけてくれ」
「うん」
ホトケがタオルをリウラの額に乗せると、リウラは少しだけピクリと跳ねる
「りうちゃ~ん。コレ普通のタオルやから寝とってええよぉ~」
小声でショウが囁いたのが聞こえたのか、安心してまた寝息を立て始めるリウラ
「なーんか不謹慎かもやけど、こういう時のりうちゃん可愛ええんよなぁ」
ザ・年下って感じがして
そう言ってクスクス笑うショウに相槌を打ち、静かに同意するホトケ
「可愛いのは確かだね」
「…なんかホトケ君…w」
「?」
急にクツクツと笑い始めるショウ
何事かとホトケは目線を送る
「いやwすまんw」
「…何なの!?怖いんだけど!?(小声)」
「今の発言といい、そのりうちゃんを撫でる手つきといい…」
にこりとショウが微笑む
「ほんまに君りうちゃんの事好きなんやな思って」
「…そうかな」
ショウの言葉を聞いたホトケは
嬉しそうに微笑んだ
「へぇ~ホトケ君料理上手いんやな~」
「でしょ?」
「意外だね」
リウラの為にお粥を作り始めるホトケを横から除き込むショウ
誉められてニマニマするホトケ
眠りから覚めベットの上で体育座り中のリウラ
「やっぱ僕の方がイフ君より料理出来るからね、僕の方がちゃんとりうちゃんを養えるので是非僕にお嫁に来てねりうちゃん」
「何を言っとんのかは分からんけど料理は上手やねぇ」
「おなかすいた」
「待っててねりうちゃん!!!」
リウラの訴えを聞き入れたホトケは早速お粥を運ぼうとする
「りうちゃん!!足りなかったら言ってね!!」
「足りるから良いって…」
「あ、待ってりうちゃん!まだ食わんといてや」
急にショウがリウラを制する
「?」
ポカンとしているホトケを横目に、ショウはお粥の側まで行った
そして
「パクッ」
「…え?」
一口お粥を食べる
モグモグと口を動かしながら味わうようにお粥を口にするショウ
散々味わった後、ゴクリとお粥を飲み込み一言
「ん、大丈夫そうやな!」
「しょうちゃん、もう食べていい?」
「ええで~無理はせんといてな」
「…今もしかして毒味した!?」
「うん」
「否定して欲しかった…」
何食わぬ顔で肯定され落ち込むホトケ
お粥に毒が入っていることを疑われる位には自分は信用されていないのか
すっかり気落ちしてしまったホトケをあわててショウがフォローする
「いや、別にホトケ君が信用出来ないからとかやなくて誰が作った料理だろうがボスの口に入る物は一旦、僕みたいな奴が毒味すんねん」
「いくら信用出来る奴でも、実はコッチの命狙ってましたって事あるから」
「…てことは僕そんな警戒されてる訳では無いと…?」
「少なくとも僕はそんな警戒しとらんよ」
「ショウさん好きッッッ」
ホトケがショウに抱き着くと、ショウはニコニコしながらホトケの頭を撫でた
それを何か言いたげな目で見つめるリウラ
「…おやぁ?りうちゃんどうしたん?そーんな怖い目して…」
「…別に」
「もしかして?僕に嫉妬してたり」
「してない」
玩具を見つけた子供の様な笑みを浮かべるショウに、リウラは深く溜め息をついた
「りうちゃんってツンデレなとこあるよなぁ~」
「だから違うって」
ショウに目を付けられてしまったら、一生弄られる事を覚悟した方が良い
何時だかのユースケの台詞である
「ただそんなに警戒心が皆無だと危ないなって思っただけ」
「そのわりには随分と熱心にコッチを見つめとったけど?」
「…しょうちゃん」
「あ、コッチって言うよりホト」
ショウのからかいはリウラの拳が勢い良く顎にヒットした事によって中断された
「なんで急にショウさん殴ったのりうちゃん」
「手が滑って」
会話を聞いていなかったため事情が理解出来ていないホトケ
お粥を食べながら適当にそう返すリウラ
殴られ失神しベットインしたショウ
「どう?りうちゃん美味しい?」
「食べれなくない」
「それは良かった~!!」
テーブルを挟んで向かい合わせに座る二人
静かな部屋に咀嚼音だけが響く
食べている口元を見られているリウラは段々と恥ずかしくなってきた
「…あのさぁ」
「どしたのりうちゃん?お粥残す?もうお腹いっぱい?吐きそうならトイレ行く?」
「違う…そんなじっくり食べてるとこ見ないでくれる?」
「了解です!」
あっさりと要求を受け入れたホトケは後ろを向く
「…やっぱいいや、普通に前向いてて」
「了解です!」
またクルリと回るホトケ
そんな彼を不機嫌そうに見つめるリウラ
「ねぇほとけっち」
「ん?」
「なんでそんなりうらの言う事聞いてくれるの?」
スプーンを握りしめ、リウラはそう尋ねた
急すぎる質問にホトケはたじろぐ
「っえ?…なんでって…」
「ハッキリ言ってお前の事はまだ信用出来ない」
きっぱりと言い切るリウラ
「お前がダイスの幹部になったのも、りうらの事好いてるのも知ってるんだけどさ」
「…そういう行動も全部、りうらに信用してもらう為にやってんでしょ?」
“最後には裏切るんだろ”
痛い程真っ直ぐな赤い瞳が胸を突く
「…」
「…ごめんほとけっち」
忘れて、と掠れた声で呟くリウラ
「…今一人称りうらだったよね!?」
「…は?」
重苦しい雰囲気だった部屋にうるさい声が落ちる
「一人称自分の名前ってッ…りうちゃん可愛いねぇぇぇ!!」
いつもならきっと冷たくあしらっていたであろう変態発言
でも今は
「…ごめん」
「なんで謝るの?りうちゃんが謝る事なんて一個もないよ」
「っ…違くてっ…」
いつの間に隣にやってきたホトケ
「無理なのっ…俺はお前を信用出来ないのっ…」
「うん、知ってるよ」
「だからお前の気持ちに答えられない…」
「それも知ってる」
「でも」
ぎゅっと捕まれたホトケの袖
「信用したいとは思ってるのっ…」
「…それは知らなかったな」
「っ…ほとけっち」
本当にこんな俺でも良いの?
「良いよ」
「そんなりうちゃんが好きだから」
「頭冷えた?」
「お陰様で」
死んだ目をしてそう返すリウラ
何やら相当恥ずかしい事を口走った様な気がする
お粥に自白剤でも盛られてたのか
「…頼むから忘れて」
「脳内に永久保存しちゃった」
「なら俺が忘れさせる」
「え、ちょ、りうちゃん何し」
リウラの拳による犠牲者が二人になった
「(…なんかあと一押しすれば成立しそうやなアソコ)」
人知れずお粥に自白剤を混ぜ込んだ白髪が
影から覗いていたなど
二人は知る由もない
長い
<少しだけ解説のコーナー>
※読まなくて大丈夫です
赤さんの「信用出来ない」という台詞には過去にボスとしての地位を狙われまくったり信用してた幹部から裏切られたのがトラウマだったりとそういう背景が有ったり無かったりします
白さんが自白剤盛った理由
水赤成立させる為
以上
登場人物紹介part5
ショウ・アメトリン
ダイスの幹部の一人
体力は常人並み
毒の知識が豊富であり、肉弾戦には不向きなものの恐れられている
コイツさえいればどんな深刻な状況でも大丈夫な気がしてくる(byユースケ)
とある人に憧れダイスに入った
次回:未定
全メンバー出し終わったので本編に関係無い筆者お喋りコーナーになるかもです
メンバーさんのビジュもイラストでぼちぼち描いてるので見せれたらなぁと思います
需要ねぇよ本編書けって言われそうで怖い
次回も本編が良いという方は教えて下さると嬉しいです
シリアスが書けない
閲覧ありがとうございました
コメント
3件
白さん神😇✨💕 ┏○)) アザース
自白剤混ぜてくれた白さんに感謝しかない…! 袖きゅっ…てなんですか!?神ですか!??赤くん珍しくデレ(?)ててこの部屋の壁になりたい((は? と言うか二話連続コメントをした作品初めてかもしんない… 次回も楽しみにまっています♪