E p i s o d e 2.
Suchiside
-——–
Mikoto『この絵のねこチェシャ猫みたいだね、?』
Suchi『てしゃねこ、?』
Mikoto『ちぇ、しゃ、ねこ。『不思議の国のアリス』ってお話に出てくるねこ。いつもニヤニヤ笑ってるの。』
Suchi『にやにやじゃないもん。シシシシってわらうんだもん。』
俺は先生からお絵描き帳を奪い取ってバックにしまった。
パサッ(袖がめくれちゃう)
Mikoto『Suchiくん、その手首どうしたの、?』
Mikoto『みみず腫れみたいになってるけど……』
Suchi『……』
どうしよう。見られちゃった。
口ごもった僕を覗き込んでくる悲しそうな目がなんかやだ。
Mikoto『…今日もママお迎え来なかったから俺送ってるんだよ?』
『もしかしてママが縛った、?』
ぶんぶんと頭を横に振る。
Mikoto先生、そんな目しないで、?大好きな先生にはいつも笑ってて欲しいのに。
てしゃねこみたいに、シシシってわらってよ。
Mikoto『…うちの保育園ではこんなことなる訳ないし、Suchi君の親御さんってお母さんだけでしょ、?』
もう一度俺は頭を横にぶんぶん。
だって俺にはパパは居るもん。沢山のパパが。
𝙉 𝙚 𝙭 𝙩 ↪︎20
前回と違う場所あるのごめんなさい😖🙏🏻
コメント
1件
コメ失礼します 最後の沢山のパパというのとても気になりました.ᐟ次回も楽しみにしてます.ᐟ.ᐟ