お待たせいたしました。皆さん大好き四流でございます。
主はemzm派ですがね(¬_¬ )
お仲間がいらっしゃったらコメください……主がとても喜びます。
軍パロです。
途中まで全く進んでいなかったのですが、途中から急に筆が乗りまして………
過去一の長編になりました(ごめんなさい)
※手フェチ要素極薄です…すみません……
※ゾムい人が幼め
ゾムの好意と自分の気持ちに気づけないエーミールのお話です。
お二人が初々しいです。
どうぞ。
フェチズム。
その言葉は広く普及していて、多くの人が様々なフェチを持っている。
代表的なものは、脚フェチや匂いフェチなどだろうか。
もちろん私も例外ではなく、私にもフェチというものがあるらしい。
それは________
zm「エミさん?話聞いとる?」
ハッとして、慌てて彼の手元から視線を外す。
em「す、すみません!ぼーっとしてました」
zm「……体調悪いん?」
em「いえ、そういうわけでは…」
心配そうに顔を覗き込まれて、恥ずかしさからすぐに目を逸らす。
別に体調が悪いわけではない。むしろ絶好調だ。
そう、私は手が好きなのだ。
特にゾムさんみたいな、角張った感じの手が。
単独で前線に出る彼の手は傷だらけだ。
だが、細長い指の割に、しっかりと存在を主張する関節があまりに好きで。
つい目で追ってしまう。
em「え、えぇっと…何の話でしたっけ?」
これ以上追求される前に、話題を戻す。
zm「あ、あんな!イフリートが________」
あれから30分ほど雑談すると、満足したのか彼はスタスタとどこかへ行ってしまった。
目を閉じ、彼の手を思い浮かべる。
本当に綺麗な手をしている。手袋をしているのがもったいないくらいだ。
あぁ、ゾムさんの手を触りたい。欲を言えば_______
邪な考えが浮かび、思い切り頭を振る。きっと疲れてるのだ。散歩にでも行こう。
早急に変な気持ちを振り払うため、支度をしてすぐ部屋を出た。
散歩といっても、外出届は出していないので基地内だが。
まあ気が紛れれば良いのだ。
適当に庭園を歩いていると、ふわりと紅茶香りが鼻を掠める。
この匂いは…アプリコットだろうか。
os「あれ、エミさん?」
匂いを辿っていくと、赤いフェズと、白い帽子が目に入る。
em「外交帰りですか?お疲れさまです」
ht「エミさんこそ、お疲れさま。」
os「お疲れさまめう〜!」
律儀に挨拶を返してくれる人は、この軍には少ない。
そのため、少し嬉しくなりながら近くへ駆け寄る。
em「お茶会ですか?」
os「おん。エミさんもお茶会する?」
誘ってくれるとは思はなかったので、驚いてしまう。
em「い、いいんですか?」
os「何言うとんの」
呆れたように笑われる。
os「お茶会はみんなでする方が楽しいめう」
そう言って、彼は優しく微笑む。
この笑みで国が傾くと思うと恐ろしい。
em「…ではお言葉に甘えて」
私が席につくと、すぐに目の前にこれでもかというほどの甘味が置かれる。
em「ちょ、まっ」
os「アプリコット飲める?アッサムもあるけど」
em「へ?、あ、えっと、飲めますよ」
ht「エミさん見て、うさぎさん」
em「え?…わぁ、ほんとですね」
ht「触る?」
em「え、いいんですか」
os「はいエミさん」
em「ぁ、ありがとうございます」
先刻までは優雅なお茶会に見えたのに……なんだこの目まぐるしさは。
こんな勢いのあるお茶会だっただろうか。
もはやある意味テーブルの上は戦場なのだが。
私はうさぎを撫で、アップルパイを口に突っ込まれ、うさぎを撫で、それを紅茶で流し込まれ、
うさぎを撫で、それは紅茶ではなくフレバーティーの一種だと教えられ、うさぎを撫で、うさぎを撫でた。
os「ほんで、どしたん?」
日常会話をするような流れで切り出される。
em「ぇ、あ、いや…え?」
os「え?」
いつの間にか膝に乗っているうさぎを撫でながら、言葉の意味を考える。
私が何か変だったから尋ねたのだろうが……
なんだろう。というか変だっただろうか。
彼は閉じられた瞼をそっと細く開くと、エメラルドグリーンの瞳をこちらに向ける。
os「なんかいつにも増して物静かやし、笑ってくれへんし」
ht「そもそも、エミさん普段こんな時間に外に出ないでしょ」
os「出たとしてもゾムと一緒めう…喧嘩でもしたん?」
…よく、見てくれている。
少しだけ、大切にされていることを自覚して嬉しく思う。
em「いや、別に喧嘩をしたわけでは…」
os「じゃあどうしたん?」
うさぎを撫でている自分の手を眺める。
仕事仲間に、ましてや男性に、こんなことを思ってしまうなんて……それをお二人に話すなんて。
拒絶、という言葉が頭に浮かぶ。
…気持ち悪がられるんじゃないか。
過去、言われた声が頭に響く。
この容姿のせいで、言われた言葉の数々が、深く胸に突き刺さる。
今は違うと分かっている。あんなふうに言う人たちじゃない。
わかっている、けど
ht「あのさ」
ひとらんさんがを私の手を取る。
ht「俺ら、友達じゃんか」
ht「なんかあるならすぐ言ってほしいんだけど…」
隣でコクコクとオスマンさんが頷く。
em「…ともだち」
あまり聞かない言葉に素っ頓狂な声を上げてしまう。
ともだち……友達、か。
友達なら……
em「実は____________」
os「つまり…ゾムの手が好きすぎてまともに話聞いてられへんってこと?w」
em「こ、こっちは真面目なんですよ!!」
楽しそうに笑うオスマンさんの横で、ひとらんさんがうーん、と唸る。
ht「ねぇ、それゾム以外のとき大丈夫なの?」
os「たしかに。会議中とか、気ぃ散るんちゃう?」
そういわれて思考する。
他の人と話しているときに、手に視線が行ってしまうことはあっただろうか。
em「いえ…ないと思いますけど」
オスマンさんが不思議そうに首を傾ける。
os「じゃあゾムだけってこと?」
em「はい。多分、とても好みなので…」
オスマンさんは納得がいかないのか、考えるように押し黙る。
ht「まあ、支障が出てないならいいんだけど…」
ht「にしても意外だな。エミさんが手フェチなんて」
em「そうですかね…まあ、私も少し前に自覚したので…まだなんか、しっくり来ませんけど」
そこで先程まで黙っていたオスマンさんが口を開く。
os「………自覚したのって、いつ?」
em「え?えっと…3ヶ月くらい前ですけど」
os「その前になんかなかった?」
3か月前の記憶を辿る。
その日は涼しかったから、窓を開けていた。
私が主に籠もっている書庫からは、庭園が見えていて。
そこでイフリートと遊んでいるゾムさんを見つけた。
なんとなく、目で追っていると彼がこちらに気づいてくれて。
zm『あ、エミさん!』
彼は太陽のような笑みで、抱きつくような勢いでこちらに向かってきて、ぱっと手を差し出される。
あまりにも、その表情が眩しくて。
顔に熱が集中しているような気がして、すぐに差し伸べられた手に目を向ける。
zm『エミさんも遊ぼ!!』
そっとその手を握る。
その刹那。
em『あれ、ゾムさん…手ぇ、おっきくなりました?』
zm『え?そう?』
まだ子供のように小さかった手は、いつの間にか私よりも大きくなっていた。
やんわりと私を包み込む手を眺める。
…それもそうか。成長すれば何かと大きくなるだろう。
zm『まあいいや!行こ!!』
そのまままた太陽のような眩い笑顔で手を引かれる。
心臓がバクバクとうるさい。
なんだかわからないその感覚を誤魔化すように、彼の大きな手を握り返す。
それから、ずっと彼の手を目で追うようになった。
「「…あ〜………」」
あったことを話し終えると、彼らは顔を見合わせる。
何かわかったような反応だ。
em「な、何かありました…?」
os「うん、まあ…」
私の頭は?でいっぱいだった。
今日は珍しく、とても、大変珍しく。
グルさんがちゃんと外出届を出してケーキを買いに行った。
(もちろんコネシマとシャオロンに護衛を頼んだ)
あまりの珍しさに、今日は槍でも降るのではと思っていると…
案の定様子のおかしいゾムが入ってきた。
何故、様子がおかしいと気づいたのか。
ずっとソファでうだうだしているからだ。
俺は気になって気になって仕方がないのだが……
「どうした?」とか「ココア飲む?」とか、適当な言葉を投げても全く反応してくれない。
tn「あのぉ…ええ加減何があったんか教えてくれませんかねぇ」
zm「……………」
tn「喧嘩でもしたん?」
zm「……………」
「せめて他でやってくれ」と思う気持ちを抑えて話しているというのに、本当に全く反応がない。
なんとなく元気がなさそうだったので、何かないかと身の回りを探してみる。
すると、胸ポケットから飴が出てきた。
グルさんのために非常用に持ち歩いている飴だが…今日はいないし、いいか。
近くに寄って、ぽいっと飴を投げてやる。
zm「………ぇ」
ようやく反応を示したゾムが、不思議そうに俺の顔と飴を見比べる。
tn「あげるわ。」
その言葉を聞いて数秒してから、ゾムは包装紙を引っ剥がして、飴を口の中に投げ入れた。
しばらくして、ゾムの口が開かれる。
zm「…エミさんに嫌われとるかもしれん」
予想しなかった言葉に、書類を捌く手が止まる。
tn「エミさんに?」
あの温厚なエミさんに??
tn「何したん?」
zm「わからへん…なんか、3ヶ月くらい前から避けられとる気ぃする…」
3ヶ月前。別段変わったこともなかったと思うが…
zm「………俺の話聞いとる時だけ上の空やし…」
ゾムは不安そうにフードの紐を弄る。
zm「や、やっぱ…き、嫌われたんかな……何がアカンだんやろ…」
そう、ゾムはエーミールのことが好きなのだ。
もちろん友達的な意味ではなく、恋愛的な意味で。
それはこの軍内では有名な話だが、童帝鈍感エーミールにはどれほどアプローチしようと全く伝わっていない。
むしろ構ってほしいのだろう、と思われて読み聞かせが始まる。
アイツはいつまでゾムを子供扱いする気なのだろうか…
zm「なぁ…やっぱこれ嫌われたんやよなぁ……」
tn「まだ分からへんやろ。直接聞いたわけでもないんやし」
ずんずんと悪い方に考えるゾムを宥める。
tn「第一、エミさんがゾムのこと嫌いになるわけないやんか」
zm「で、でも、俺いっぱいイタズラしたったし………」
泣きそうなのか、目を細め早口で捲し立てるゾムの頭を、ぽんぽんと撫でてやる。
tn「大丈夫や。むしろせやって気ぃ遣われる方が嫌がると思うで」
zm「………やけど…」
tn「ええから、一回ちゃんと話ししてみ」
ゆっくりと、随分時間を駆けてからゾムが頷く。
未だ不安そうに揺れる瞳で、「わかった」と呟いて部屋を出ていく。
tn「はぁ〜〜〜………」
大きくため息を吐いて、立ち上がる。
こうやって変に面倒を見てしてしまうから、オカンだなんて言われるのだろうか…
そう思いながらも、いつものマフラーを巻き直して部屋を後にした。
オスマンさんの言っている意味が分からないまま、(今度こそ)優雅なお茶会が始まった。
os「あぁ、そういえばエミさん」
em「はい」
os「A国の話なんやけど」
最近怪しいと目をつけている国だ。何か動きがあったのだろうか。
os「…クロやった」
やはりか、と小さくため息を吐き、言葉の続きを待つ。
os「D国と裏外交しとったわ。二国同時の奇襲作戦で、決行は11月5日の22時」
たしかその日は近点満月で、ここら一帯はかなり明るいはずだ。
奇襲なら暗いほうが有利だろうに…………随分自信があったらしい。
em「…グルッペンさんが喜びそうですねぇ………」
ht「喜んでたよ。グルッペンは」
os「トントンは死にそうな顔で喚いてた」
em「でしょうね」
容易に想像できるその光景を思い浮かべながら、苦笑する。
tn「ほんま…穏便にって言葉を知らへんのか……」
em「ぅわッい゛った!!」
突然頭上から声がして、驚きのあまり椅子から転げ落ちてしまう。
振り向くと、年季の入った赤いマフラーが目に入る。
tn「うわびっくりした…大丈夫か?」
em「と、っトントンさん?!」
いつの間に背後にいたのだろうか…
もはや気持ちのいいほど綺麗に落ちたので、恥ずかしさからはにかみ笑いを浮かべて彼の手を取る。
tn「大先生でも流石に落ちへんぞ?」
em「す、すみません…」
そこでふと疑問が浮かぶ。
em「あれ?こちらに来られるなんて、珍しいですね」
書類のために引きこもっている彼が、庭園まで来ることはない。
何かあったのだろうか。
tn「あぁ…エミさんに言いたいことが」
em「わ、私ですか?」
慌ててトントンさんの方に向き直る。
トントンさんは私をまっすぐに見つめると、諭すような声で言葉を零した。
tn「いつまで待たせとんねん」
本当に要件はそれだけだったようで、そう言うと彼は執務室の方へと消えていった。
待たせている。
誰を?
訳が分からないまま突っ立っていると、隣で座っていたオスマンさんがふっと笑う。
彼は子供でも見るような目で私を見た後、優しく微笑んで「頑張ってな」と言いながらひらひらと手を振った。
zm「え、エミさーん…」
彼がいつもいる図書室の扉をそっと開ける。
いつもはダクトから入るので、少し緊張してしまう。
中を見渡すと、ふわりと風と一緒にカーテンが揺れているだけで、人の影はない。
この時間帯にいないなんて、珍しい。
喫煙所だろうか。
まあすぐに戻って来るだろう、と近くの本棚から適当に本を取り出す。
パラパラと適当にページを捲ると、心理学の本であるということがわかった。
『恋愛の心理学』と大きく貼られた見出しが見えて、手を止める。
こんなのでエミさんが振り向いてくれるのなら、もうとっくにやっている。
押しても引いても、だめなのだ。
そもそもエミさんは、俺のことを恋愛対象として見ていない。まるで保護者のように見守るだけだ。
もう俺もええ歳なんやけど…
パタリと本を閉じて、棚に戻す。
そのまましゃがみ込んで涙を堪える。
なんで、気づいてくれへんの…?
告白しても優しく微笑んで「ありがとうございます。けれどそういうのは好きな子に言ったほうがいいですよ」
と言われる未来しか見えなくて。
結婚相手を探している彼を見ると、誰かに取られてしまうと焦ってしまう。
あぁ___いっそのこと嫌いだと言ってほしい。
でもエミさんは優しいから、思っとっても言わへんのやろなぁ、なんて。
___いつまで、こんなこと考えればええんやろ。
かちゃり、と扉の開く音が聞こえる。
慌ててごしごしと袖で目元を拭い、立ち上がって音の方へ向き直る。
扉の前には、きょとんとした顔の彼が立っている、
em「あれ、ゾムさん来てたんですか?」
俺を見ると、ふわりと笑って持っていた大量のお菓子を机に置く。
em「おひとついかがですか?なんかよくわかりませんけど、いっぱい貰っちゃって……」
「頑張って」と言われ持たされたのだ、と説明し、困ったように笑う。
そこで思う。
ああ、そうだ。
どうせ実らない恋なら、どうせ気づいてもらえない想いなら。
________終わりにしてしまおう。
扉を開けると、慌てたように立ち上がる緑色のフードが目に入る。
em「あれ、ゾムさん来てたんですか?」
いつからいたのだろうか。
とりあえず、と机にいただいた大量のお菓子を置く。
em「おひとついかがですか?なんかよくわかりませんけど、いっぱい貰っちゃって……」
「頑張って」と持たされたが、何だったのだろうか。
そんなことを話しながら、感じた違和感。
最初は、真っ白な紙に白い絵の具を垂らしたような、小さな違和感。
em「…ゾムさん?」
彼は突っ立っているだけで、何も答えない。
白だったはずの絵の具が段々黒く染まる。
気づけば、私は床に押し倒されていた。
em「は、…え」
鈍い痛みに耐えながら、彼を見る。
押し倒した拍子に深く被ったフードが外れたのか、彼の表情がはっきりと見える。
その表情は酷く歪んでいて、苦しそうだ。
彼の口が開かれる。
zm「なんで…なんで気づいてくれへんのッ……?」
泣きそうなのを我慢しているような声。
zm「俺は、ずっと、エミさんのことが______」
彼は覚悟を決めるように目を伏せ、大きく息を吸う。
zm「俺は、好きやった…」
これは…告白というやつなのだろうか。
そんなの、こんなおっさんにやったところで…
どうせならもっと可愛い女の人なんかにすればいいだろうに。
そこまで考えたところで、違和感の正体に気づく。
どうして彼は、こんなにも泣きそな顔をしているのだろうか。
そうして彼は、こんなにも苦しそうな声で言うのだろうか。
どうして______
どうして過去形なんだろうか。
彼は私に軽く触れるようにキスをすると、そのまま離れていってしまう。
zm「……じゃあ…伝えたかっただけやから」
そう言ってフードを深く被り直し、
出口へ足を運ぶ。
『いつまで待たせとんねん』
ああ、そうか、そうなのか。
彼はずっと、本当にずっと………私がずっと気づかないから。
だから、このまま私のもとを去ろうとしているのか。
em「ッ待って!!!」
咄嗟にその手を掴み、ぐっと引っ張る。
彼は泣いていた。これまでにないほど、顔をぐちゃぐちゃにしながら。
なんと声をかければいいのか分からなくて、引き止めたくせに口ごもる。
彼の顔から、視線が下へと下がっていく。
ああ、もう…こんな時に、どうして。
______何のための知識なのだ。いざという時に役に立たなければ、意味がないだろう。
ふと視線の先の手に目を向ける。
…ゾムさんの手が、好き。
いや、違う。
彼の笑顔が眩しいから、別の場所に目を向けていただけだ。
私が本当に好きなのは_____
em「私も、好きです」
ゾムさんが、その笑顔が。
言葉にすると、「好き」という気持ちが込み上げてくる。
そうだ、ずっと好きだったんだ。
それに気づけなかっただけで。
彼はより一層、涙を流した。
zm「なあ?エミさん俺の手ぇ好きやったってほんま?」
どこから聞きつけたのか、さらりと言われた言葉にビクリと肩を震わせる。
em「な、なん…なんで知って……」
zm「ほんまなんやww」
一年も前に話したことが、今になって本人に伝わるとは……
彼は静かに目を細め、そっと私の手を取る。
zm「なあ、」
言葉の先はなく『イタズラ』されるのだと理解する。
em「……優しくお願いします」
zm「えっと…ゼンショ?するわ」
em「ぁ、♡ひ…ッ♡」
彼の細長い指がグリグリとイイトコロを刺激する。
彼は「好きやった」と言ったが、まだ彼の手は好きだ。
zm「逃げやんとって」
快楽を逃がそうと前へ前へと身体を前進させていたのがバレ、ぐりっと奥に指を挿れられる。
em「へぁ゛ッ♡」
じゅぷじゅぷと卑猥な音を立てて、指をナカが咥え込んでいくのが自分で分かり、顔に熱が集まる。
ゾムさんの指が抜かれ、指とは比べ物にならない質量のものがピトリと充てがわれる。
em「ぉ゛…ッッ♡♡」
zm「ん…痛くない……?」
圧迫感で声が出せず、コクコクと頷く。
彼がゆるゆると腰を打ちつけると、それに呼応するように自動的に自分の足がガクガクと震え始める。
em「あ、ぉ゛ッ♡ん…ッ♡ぁ、いく…ッッ゛♡」
zm「イキそう?」
ゾムさんはそう問うと、私の前にそっと手を差し出す。
彼なりの優しさなのか、声が聞こえないようにいつも手を出してくれるのだ。
いつものようにそれを咥えると、ごちゅんッッッ♡♡♡と人からは普通鳴らない音が聞こえ、奥を殴打される。
em「ッッ〜ッ〜〜〜…〜〜ッ゛?!!?!!?!♡♡♡」
視界に星が飛び、チカチカと視界が点滅する。
もちろん、彼はイッたからと止めてはくれない。
しつこく奥ばかりを狙って腰を振ってくるため、私は次の快楽に備えようとまた指を咥える。
em「ッ゛ッぉ゛ッッッ♡ッ〜〜〜〜ッ゛ッ♡♡♡」
背後から笑い声が聞こえる。
zm「エミさん奥弱いなぁ〜w♡」
うるさい、と言いたくなるが、言ったら明日起き上がれなくなるので言わない。
em「ぐッ♡ッッ、ぁ゛ッ♡♡」
するり、と彼の手が私の手を逃がすまいと掴んでくる。
あぁ、トぶな。と思った頃には、快楽の波は最高潮に達していた。
zm「ッ…♡」
em「ぉ゛へッ゛ッ〜〜〜〜ッぁ〜ッ゛ッッ!♡♡♡」
ナカに生暖かい液体が注ぎ込まれ、ビクリと肩を震わせる。
同時に視界がブラックアウトし、私はそのまま彼に身を預けた。
em「………優しくって…いいましたよね…?」
zm「しゃーないやん、エミさんがエロいんやもん」
スクロールお疲れ様でした!
最後雑になりましたが、いかがでしたでしょうか…
主はテストが近いのでそろぼち勉強を……わあ神絵師様がいる!!見なきゃなぁ〜〜〜〜〜〜!!!()
ふふ、課題終わるきがしねぇぜ…
さて。えー……
まじめにヤバシティ一周年…
正確にはまじめにヤバシティGOGOGO一周年、おめでとうございます。
これまで様々なことがありましたが、私は相変わらずこの街が好きです。
我々の気持ちに応え続けてくれたこと、
日常を彩ってくださったこと、
心から感謝しています。
またこの街のもとに多様な人々が集う日を楽しみにしております。
改めまして、一周年おめでとうござtいます。
さらなるカオス、待ってます。オホ~
コメント
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四流ありがとうございますッ!今回も神すぎて飛びました!(?) 私四流どっちも好きなんですけど…最近エミ攻めのゾム受けにハマりまして…!主さんの作品見て、もうほんとに栄養得られました! テストとか頑張ってください!応援してます!
両方大好きです✨
俺は両方食える雑食派だぜッ! こんなに満足できる品はなかなかねぇぜ…(⌒▽⌒)