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ハーフテールは驚いて探すとハイエナがバリストンをくわえていました。ハーフテールはハイエナに襲いかかろうとしました。しかし、ハイエナはその大きな身体で身軽に動き、さっさと逃げてしまいました。このようにハーフテールは子供を失うことだってあったのです。その次の子はメスで、二匹。しかし、二匹ともライオンに襲われ、死亡。そしてまたまた子を授かったのです。双子でした。名前はルーガーとタラディブ。ルーガーはオスで、タラディブは、美しく、内気という意味を持つ、メスです。シャドー、ビューリー、ルーガー、タラディブ、そして次に生まれるザワディだけが、唯一大人になったハーフテールの子供のヒョウでした。ザワディは贈り物という意味で、立派に育ち、生涯、ハーフテールのそばを離れようとはしませんでした。ハーフテールの王国(なわばり)を継いだのは長女のシャドー。シャドーは、ハーフテールから見る孫を生みました。名前はサフィ。しかし、四匹目の子供を産んだときにはサフィはだけでなく、すべての子供が亡くなっていました。

ある日、ハーフテールは子供を生みました。この子も双子です。ザワディも子育てを手伝います。

夜。ハーフテールはザワディと共にで狩りに出かけました。家畜を襲おうとしています。足音を忍ばせて、小屋に入りますが、ガチャっという大きな音が静かな夜に響き渡りました。ハーフテールのその左足がトラバサミにかかっていました。ザワディが混乱して母、ハーフテールに駆け寄りました。すると、ザワディの左前足にもトラバサミが引っかかりました。その音を聞きつけた家畜の主が出てきて、銃を構えました。そして、発泡をしたのです。

ヒョウの母 ハーフテールの物語

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