〜鈴目線。(植物人間状態中)〜
“ねぇゞいい加減起きてくれない?”
え?誰……?
“はあ?覚えてないわけ?ありえない”
いやまじ誰すか。
“あのねぇ、従兄弟で、あんたが私のことを殺したんだからね?”
え……?
もしかして、鈴音歌??
鈴音歌「そゞ、あんたが覚えてないとかありえないから」
いや酷い、てかここどこなの?鈴音歌。
鈴音歌「はぁっ、ここは峠、一言で言えば三途の川が空間になった系よ。」
空間……
鈴音歌「そう、空間。」
「アンタは生死をさまよってんの。」
まぁだいたい理解できた……
鈴音歌「理解が早くて助かるわ。鈴。」
鈴音歌そんなキャラだっけ?
鈴音歌「うるさいわね?!」
「ダメなの?!」
いや偽ってんなぁと思って。
鈴音歌「……勘のいいやつは嫌い」
あ、やっと姿表してくれた、やっぱ可愛いね!!鈴音歌は!
鈴音歌「相変わらずね、アンタは」
(*´ ˘ `*)♡エヘヘ
鈴音歌「……五条悟あんたに同感する。」
いきなり悟の話?
鈴音歌「はぁ、まぁいいか、」
「私はあんたの願いを聞くためにここに来た」
願い?
お願いできるの?!凄いね!!!!
鈴音歌「願いを増やすとか無理だから、」
……そんな子供的なのする訳ないよ?
鈴音歌「あっそ。」
「で?願い事は?」
……その前に、なんか忘れてる気がする……
鈴音歌「はぁ?もしかして……」
「……アンタ、子供と旦那のこと忘れてたよ」
わぁおまじんがー?!?!
鈴音歌「は?マシンガン?」
怖い?!
鈴音歌「はぁ、とりあえず願い事。」
身長増やしてください!!!
鈴音歌「……何cm?」
10センチ!!
鈴音歌「……心底呆れたわ」
え?!なんで?!
鈴音歌「普通、ここから出してくださいとかあるでしょ」
んー、なんだろなぁ、なんか知らないけど、なんか……
安心するんだよね
鈴音歌「はぁ?このままここにいればあんた地獄行きよ?」
いや、なんか……
懐かしい気がするの、
鈴音歌「10年くらい私いなかったしね、それにあんたに殺されたし。」
うるさいなぁ、しょうがないじゃん。
鈴音歌「そもそも!!アンタの!!せいで!!死んだんだけど?!」
ごめんなさい。でもあれは仕方がないでしょ
てか、今何年くらい?
鈴音歌「ここではあんたがここに来て半日、現実世界では半年よ」
は、半年?!え?!
*これは鈴ちゃんが植物人間状態になってから半年だった時のお話。
鈴音歌「そーよゞ。」
まんじ?
鈴音歌「ま、ん、じ。」
まじかー、………
あ、じゃあここに2日居たら2年ってこと?
鈴音歌「そーよ。てか、ここから現実世界に帰れたやつはいないわ。」
え?まじ?
鈴音歌「ま、じ、よ!!!」
「ここに数人、来たけど全員よくわからなくて善人でも地獄に行ったわ。」
「ここにいられて許されるのは約5日間。」
え?じゃあ
10年くらい前に殺したはずだからもう地獄行きなのでは?
鈴音歌「私はここの神様に当たるのよ。」
かみさま?へぇー!鈴音歌凄いじゃん!!!!!
鈴音歌「悪人であればあるほどそうなるのよ。いままで来たやつの中に私みたいな極悪人はいなかった。」
「すごいも何も、半永久的にここにいるんだから。」
「輪廻転生はできない」
そっかぁ、んじゃあさ!!私の子供になってよ!!
鈴音歌「は?〇すわよ?」
怖い?!
鈴音歌「つか理解できないんだけど、」
だぁから!わたしがもし、ここから出られたら、私の子供になってくれませんか?
鈴音歌「プロポーズ見たいね。」スパーン!
えぇ、でもさ、私、鈴音歌と、居たい。
また一緒に____
遊ぼう?泣いて笑って、一緒に過ごそうよ
鈴音歌「……願い事、処理が故。処分。」
え?
鈴音歌「さよなら鈴。、また会いましょ。」
それってどうゆぅ____?!