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ぶどう干したらレーズン
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こんにちくわんこそば!
すごい久しぶりですね…。一応テラーに見に来たりはしてたんですけど、最近は時間もなくてその頻度も減っちゃったんですよね。でもテラーを忘れてはないので安心してください!
ていうことで、今回は妄想の延長みたいなお話です。
ドイツが日本のこと密かに好きだったら良いなあっていうこと考えてたらできました。独日要素はあんまりないかもしれません。
日本とドイツは同じ会社で働いてて、ドイツは日本のことが密かに好きっていう設定です。
じゃあ本編へGO!
ずっと、自分の気持ちは言語化しないと済まない性分だった。感情はクリアにできるところまでクリアにしないと、気持ちが悪かったから。
しかし最近、言語化できない、霧がかったようなもやもやしたものが心に渦巻いている。
これがまた厄介で、四六時中離れないのだ。
悩み、とでも言おうか。
いや、悩みと言うにはあまりにも綺麗で、それでいて醜くて、どこか虚しさを感じさせる。
だから俺は朝も昼も夜も、その気持ちについて、もとい日本について考えることをやめられなかった。
ずっと、日本にこんな感情抱いたことなんて無かったのに。…いや、始めからそうで、今まで気付かなかっただけかもしれない。
つまりずっと、ずっと俺は日本のことを…
「…ドイツ?どうしたんね?」
イタリアに声をかけられて、俺はすっと現実に引き戻された。…そうだ。俺は今わざわざイタリアの家に邪魔していたのだった。
「いや、別に何でもない」
俺にしては珍しく、この日は休日だった。
数少ない休日を有意義に過ごしたいところであったが、この渦を巻く感情に縛られてばかりで、実のところ何もできない。そこでイタリアの家に”相談”をしにやって来たというわけだ。
言うまでもなく、その”相談”とは日本のこと。…なのだが、なかなか言い出せない。露骨に言っては駄目だ。婉曲に行かなければ。婉曲に。
「あ、分かったんね!ioに分からないことはない!」
キッチンから茶を持ってイタリアが駆け寄ってくる。何か思いついたのだろうか。
イタリアはどこか抜けているが、勘は鋭い方だ。良い助言をくれるかもしれない。
「ずばり、パスタが食べられなくて不機嫌に」
イタリアがそう言ったとき、俺は耳を傾けるのを止めた。これ以上聞いても何も得られないだろう。
相談しに来た俺が間違っていた。いつもそうなのだが、俺は変な奴を惹きつける才能があるのかもしれない。
「…イタリア、お前はそんなに勘が鈍い奴だったか?」
イタリアから目を逸らしたまま、俺はそう答える。
記憶を遡れば、あいつは勘が鈍い言動しかしてこなかったな。やはり俺が相談する相手を間違っていたようだ。
「あれ、間違いなんね?だって大体の国の悩みはパスタのことだし…」
「それはお前だけだイタリア。そもそも俺は相談をしにやって来たのであってだな…」
「相談…!?あのドイツが、相談なんね…!?」
いちいち大げさなんだよな。
これだからイタリアに相談するのは嫌なんだ。でも、そんなイタリアに頼ってしまう俺が居るのも事実だ。
「で、どんな相談なんね?パスタのことでもないなら…ピッツァ?」
「んなわけないだろ。…ちょっと職場のことで、な」
“職場のことで”と言うことで、露骨な表現を避ける。いきなり”日本のことが四六時中気になって仕方がないんだ”などと言ってしまったら、イタリアに一生からかわれるだろう。
だからまずは婉曲に行くんだ。
「職場のこと?また上司に怒られたんね?」
“また”って何だ。そう思ったが、今はそれどころではない。
「違う。上司じゃなくて同僚のことだ」
「同僚って…ioはドイツの同僚のこと日本くらいしかしらないんね」
「……」
俺は急に黙り込んでしまった。
イタリアも、俺が日本のことで相談しに来たとは微塵も思っていないらしい。
休日には日本と俺とイタリアの三国とでよく行動するし。
「ま、まままさか図星なんね!?」
イタリアが茶を飲む手を止めて、俺の顔をまじまじと見つめた。
「…そうじゃなかったら何だよ」
俺はイタリアの方に目を向ける。
「それで、日本と何かあったんね?喧嘩…は流石にしないし…」
イタリアは茶を一口飲み、考えるように視線を上に流した。
俺が隠し事をするのが上手いのか、イタリアの勘が只々鈍いだけなのか。
俺は次の言葉に困った。いくら露骨な表現を避けていても、いつかは話さないといけなくなるものだ。
「…最近、何をやっていても日本のことが頭にあるんだ」
「は、え?」
露骨すぎた。イタリアが困惑している。
……これは、からかわれるな。
結構少なめだし、全然進んでない…。
次回の投稿は多分受験終わってから(三月くらい)になると思います。
でもコメントは返すので、コメント・ハート・フォローよろしくお願いします!
それではまた次回!ばいばーい!
コメント
1件
こんにちは、寺島あおいです🤍 第1話、読ませていただきました! ドイツが「言語化できないもやもや」を抱えて、まさかのイタリアに相談しに行くって冒頭からツボでした。「パスタの悩みじゃない?」って返すイタリアの空気読まなさに笑いつつ、“職場のこと”と言いながら結局「日本のことばかり頭にある」ってぽろっと本音が出ちゃうぎこちなさが、恋するドイツらしくてすごく可愛いです…! この距離感、これからどう変わっていくのか楽しみです🌷 受験お忙しいとのことですが、また続きを待ってますね!