テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
楽しくなくても笑う。
作り笑い
そのままの言葉。その仮面の下で今日も一日を生きる。
この人生はいつ終わるのだろうか。私はいつ死ねるのだろうか。
終わりは待つものでもない。
だから、そう踏切の前で考えていた。
遮断桿が降りてくるまで、今までの人生を考えた。
幼い頃から母親は居なかった。生きているのかもわからないし、まず実の娘なのかさてわからない。
物心がついてから、父親に暴力を振るわれる毎日だった。小学生中学年に上がってからは周りと馴染めなく虐められ、高学年に上がると次第に話さなくなっていった。
中学生になっても変わらずの日々だった。
小学生になってからも、中学生でも、もちろん今も。父親に暴力を振るわれる。
こんな世界で誰が生きたいと思うのだろうか。
私だって家族や友達と にこにこと笑える世界線で暖かい愛情を知りたかった。
愛情というものがわからない。
母親が居ればどれだけ楽だったのだろう。
父親がまともな人間だったらどれだけ笑えたのだろう。
私がもっと明るい存在だったら過去の虐めも、地獄の日々もなかったのだろう。
思い返す度に全てが醜く感じる。
私が、私が。結局は自分のせいだ。
最期なのにそう自分を責め続けて居た時。
目の前から音がなった。
遮断桿が降りる音。
中に入れば、電車がくれば、、
遮断桿の中に入ろうとした時、誰かに手首を掴まれ、後ろに引き戻すように投げ飛ばされた。
¦ ッ、 (( 振返 』
“死にたいのに死ねなかった。”
引き戻した人のせいだ。そう憎い苦痛で振り返る。
¦ 誰、 』
センター分けの白髪、焼けた肌色、カランと目の前の男の耳元から鳴り響くピアス。
誰だろう。見覚えのない人間だ。
¦ 何死のうとしてンだよ。 」
¦ 邪魔しないでよ、ッ… 』
自分の目の前で大きな音を立て、通り過ぎていく電車。
死にたかった、楽になりたかった。
そんな思いが全身を巡る。
この男が憎いはずなのにどこか不思議だ。
どうして見ず知らずの私の手首を掴んで引いたのだろう。
助けてなんて言ってもないし、死ぬことに恐怖も緊張もなかったのに。
¦ 邪魔、しないでよ… 』
¦ … 」
どうして黙り込むの。どうして引き戻したの。
どうして、どうして。
¦ オマエ、今日からオレの傍に居ろよ。 」
¦ 辛いンだろ?家庭環境。 」
¦ … えッ、、? 』
困惑しながらも、ついていった。
今日は死ねないし、もう何でもよかったから。
でも、彼について行ってから苦しくはなかった。
死にたいと思わなくなったし、何より心が軽かった。
楽しくなくても笑ってた。
辛くても我慢した。
苦しくても終わりを待った。
彼と居ると、心から笑えた。
辛くなかった。心が軽く感じた。
苦しくならなかった。
自分の居場所がここだと感じた。
ただ居心地が良いのか、気持ちが楽なのか。彼はどう思ってるのかはわからないけど
彼との時間は、終わらないでほしい。
本当に心からそう思えた。
『 楽しくないはずだった人生。 』
お相手様 東京卍リベンジャーズより
黒川 イザナ さん
・夢小説
・真似、参考🆖❕
・ゆづコン
国語の物語の終わり方みたいでちょっと悔しいです。スランプなのに2000文字超えれちゃいました。拍手お願いします。
前半一次創作過ぎましたゴメンナサイ
ゆづちゃへ🙌🏻
ストコン開催してることがちで知らなくてごめんなさい🥲 参加できて良かったです👍🏻♡ 期間伸ばしてくれてありがとう🥹🥹
『 楽しくないはずだった人生。 』
F i n .
コメント
4件
えええええやだやだすきなんだけどㅠ ̫ㅠ💓 あたしもジサツするときイザナくんに止めてもらいたい……ついでにそのままあたしのこと誘拐してほしい……あわよくば監禁して……() サブ垢だからハート全然押せない、ごめんね😢
やばい 、なんかえぐいよ月愛ちゃん ( 語彙力無くなった ) まじで 参加してくれて ありがと 、 結果 楽しみにしててね ー っ .ᐟ.ᐟ