⁇⁇「もう出て行って良いよ。」
「お披露目、よろしくお願いします。」
⁇⁇「分かってるよ、うるさいなぁ」
「それでは」
パタンと音がして扉が閉まり、部屋には神さまと呼ばれていた少年と俺だけになった。
楽〔アホらし、)
俺が扉に手をかけて、何処かへ行こうとする。
⁇⁇「どこ行くの?」
楽「お前がいない所。」
⁇⁇「ええー、遊ぼうよ」
楽「いや。誰が遊ぶか」
⁇⁇「ひど、あ!せめて俺の名前、聞いてってよ」
楽〔名前ぐらいならいっか)
⁇⁇「俺の名前は、粋。よろしく〜!」
そう言って粋は手を差し出す。
楽「きも、」
粋「ひど、言葉遣い直さなきゃだね〜」
楽「直した所で誰も見ねえよ」
楽は俯いて、暗い表情を見せる。
粋「ん?”俺が見てるよ”」
楽「、、お前なんかに見られたくない」
そう言って、楽は部屋を出て行った。
粋「ひどいなぁ、でも仲良くできそう♪」
楽が出て行った粋は1人部屋の中でつぶやいた。
粋『俺が見てるよ』
楽「はは、そんな事、言われたって、」
楽の頬を一粒の涙が落ちる。
楽〔これからどーなるんだろ、)
2人の共同生活はまだまだ始まったばかり。
終わり。
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