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たまたま見つけた駄菓子屋で少し高い氷菓子を1つかってふたりで分けて食べる。
俺の分はもう食べたから静かに名も知らぬ街を眺めながら過去に思いを馳せる。
思い返すと、星導と俺。似てるとこなんてひとつもなかった。
だけど、”誰にも愛されてなかった”ってだけ似てた。
俺たちはそんな嫌な理由でお互いを信じあってきた。お前だけは俺の事を認めてくれた。
「…〜い、おーい。ぴょん?」
「あ、すまん。考え事してたわ。」
気づけば星導はもう食べ終わっていて、俺の渾名を呼んでいた。
「さ、!行こう!」
差し出された手をしっかりと握った。
彼の手を握った時、微かな震えも無くなっていた。
「次は何処に行く?」
「ん〜…。あっち?」
「あはっ!俺も同じこと考えてた。」
誰にも縛られないで線路の上を歩きながら笑う。嗚呼、こんな日が終わって欲しくない。