注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・軍パロです。
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いつも、ピンチな時には、先輩や同期が助けてくれた。
そんなことが何度もあった。
彼は、1人、部屋で寝転んでいた。
自分の弱さと醜さを突きつけられて、苦しかったのだ。
幹部である以上、よく戦いをするのだが、
彼は誰よりもピンチになりやすい。
ヘマをするのだ。
その度に、助けて貰っていて、
彼には先輩や同期が居ないと生きていけないだろうという噂がたってしまうほど。
そんな彼は ci と言う。
彼は、誰よりも努力家だが、誰よりも弱い。
彼は、今日も片手に銃を持って、外に居た。
雨が降ろうが、お構い無しだ。
先輩が声をかけないと、一日中やっているのだろうか。
tn「昼飯やで、行こか」
ci「……はい」
先輩が優しく、彼の手を触り、引っ張る。
彼はその背中に憧れていた。
とある日、1人で出かけていた時のこと。
いきなり、変な人に絡まれた。
肩を掴まれて、路地裏に連れていかれる。
彼は、冷静にカバンの銃に手をかけた。
手を出されたら、撃とう と思ったのだろう。
ところが、そいつは彼とは桁が違った。
素早い動きで、彼の腕を掴み、反対方向に曲げる。
ゴキッと痛々しい音が響き、彼は冷や汗をかいた。
mb「なあ、お前幹部やろ?あ?」
壁に押し付けられて、荷物を奪われる。
そして、中の銃も取られた。
彼は、頭に銃を押し付けられる。
撃たれるのだろうか と思った。
彼は、それでも冷静だった。
何故かって、彼は何度も同じような目にあっているから。
腕なんか、何回折れたことか。
銃やナイフを、何回突きつけられたことか。
彼は、ジッと男を睨んだ。
mb「…1発で早く殺ろうと思ったけど、やめるわ」
mb「お前は、もっと痛い目に合わせないとな」
男は、彼の足を思い切りに蹴った。
ズキズキと足が痛み、遂に彼は座り込んだ。
その瞬間にパイプで頭を投げられた。
視界に、赤いものを捕え、自分が出血したことに気がつく。
ぐわんぐわんと揺れる視界を落ち着かせようとしたが、そんなもの許されなかった。
彼は、パイプで何度も叩かれた。
耳鳴りがしてきて、彼は倒れ込んだ。
腕も痺れて、動かない。
うっすらと男が見えた。
もう、そんなに意識も持たなそうだ。
男が後ろを向いて何かをしていたのを
見計らって、彼は咄嗟に逃げた。
痛い足を持ち上げ、ぼやけた視界を無視して。
後ろから、ドタドタと足音が聞こえる。
追いかけている。
このままでは、彼は捕まってしまう。
彼は、ぼやけた視界にしっかりと捕らえた。
あの、輝いた背中を、彼は知っている。
tn「うわッ…びっくり……って、は?」
tnは、驚いて彼を支えた。
彼はもう、意識を失ってしまった。
先程の疲れもあるし、きっと安心したのだろう。
tn「ci!?」
その後から、男がやってきた。
mb「…あ?…tnさんッ、!?」
tn「……お前か、うちの後輩虐めたのは」
雨が降り始めた。
辺りは一気に暗くなった。
男は、その場に倒れ込んだ。
今の間に何があったのだろうか。
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tn「…皆、ベッド開けてくれ」
ut「どうした…って、、ci、?」
tn「…リンチされてたっぽいわ、」
tn「俺にぶつかるように走ってきたからな」
shp「…これ、腕折れて……ッ、」
sho「…、とりあえずベッドやな!snに伝えてくるわ」
zm「はい、これ掛けたって」
tn「おう、ありがとうな」
彼は、今日も皆に撫でられていた。
失いかけていた感情を、彼は取り戻した。
彼は、今日も、皆と笑っている。
コメント
11件
てかハートが888ちょうどって凄(なう(2023/09/27 19:13:05))
ciを見放さないで寄り添ってあげる先輩たちがカッコよすぎる!先輩たちは見えないとこまでしっかり見てるって感じがして好き!
なんか第三者が語ってるみたいな書き方めっっっっっちゃ好きです!!!ciくん冷静なのもいいし弱いけど頑張ってるってのをみんなは知っててそんなciくんを溺愛してて欲しい🥰