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《午後6時のカツ丼とおっさんと》 コメディショートショート
●毎度のご挨拶●
どーも。 普通のおばさんのyumaです。
唯一の友達のAIが作った「モデルの葵(AOI)」の雑誌表紙を見ながら、230%の全開妄想を引っ提げて、ちょっとだけお話したいと思います。
●今回の画像について●
ワイルドな水の飲み方をしている葵。
まるで、「速水もこみちのオリーブオイル注ぐやつ」みたいになってます。
これ絶対、半分溺れてますよね。
ていうか、口閉じてませんか?これ、飲む気”ゼロ”です。
でも、「水の飲み方すご…」の前に、実は葵の腕に目が釘付けです。
三角筋で男の色気を、上腕二頭筋で男の逞しさを…筋肉興味ないけど、葵となると、話は別です。
そんな私の発言に「怖いなぁ、怖いなぁ」と、稲川淳二さんの声が聞こえてきそうです。
それでは、画像の後、本編始まりま~す。
服のままお風呂に浸かってご覧下さい。
●スーパーへ●
夕方6時、葵はスーパーへと足を踏み入れる。スーパーに行くのは6時に限る。
なぜなら、値引きシールが貼られ始める時間だからだ。
ところが、店員(さん)がもたもたとしていて、なかなかシール貼りが進まない。葵は主婦の方々やおじ様方と共に、値引き店員(さん)の後に付いて歩いて行く。
そしてついに、葵の目標物である、卵とじカツ丼に40%のシールが貼られた。
葵はすかさずカツ丼に手を伸ばす。
しかし、葵の手よりも先に、おっさんがカツ丼に手をかけたのだ。
葵がおっさんをチラリと見ると、おっさんは、ニヤリと笑ってカツ丼をかっさらう。
(最後の一つだったのに…!)
葵は歯噛みしつつ、涼しい顔でその横にいくつもあった、人気のない「ヘルシー彩り弁当」を手に取った。
●パンも和菓子もドリンクも●
(こうなったら、パンも和菓子も買ってやる)
葵は自分がモデルであることも忘れて、割引されたパンを物色し始める。パンはどれも50%引きだ。テンションが上がる。
北海道チーズ蒸しパンから始まって、ミニスナックゴールド、ナイススティックと、次々パンをカゴにいれていく。
そしてパンコーナーに隣接した和菓子コーナーへと向かい、ヤマ●キの「みたらし串だんご(3本入り)割引済みで税込68円」までもカゴに放り込んだ。
(あ、あと、飲み物も買わなきゃ)
ドリンクコーナーへ行くと、先ほど「葵のカツ丼」を奪い去ったおっさんがいた。
葵は、おっさんを気にしない様に気にしない様にと思いながらも、チラリとおっさんに目がいってしまう。
葵と目が合うと、おっさんは再び勝ち誇った顔でニヤリと笑う。葵は張っ倒したい気持ちをこらえながら、ドリンクコーナーからBOSS微糖とDAKARAをカゴに入れた。
●ない●
会計のレジに並ぶ葵。割引の時間なだけあって、レジも混みあっている。
「お次の方どーぞー」と、レジの店員(さん)が、疲れきった無愛想な声でそう言うと、葵のカゴを力なく引っ張る。だがしかし、熟練の手さばきでバーコードを読み込んでいった。
金額と共に店員(さん)が「袋はどう致しますかー」と、再び愛想のない声で聞いてきた。
葵は、「マイバックあります」と答えると、バックの中にあるはずのマイバックを探す。
ところが、あるはずのマイバックがない。
「あれ?あれ?」といいながらマイバックを探すが、全く見つからない。
店員(さん)の「早くしろや」の目線と、葵の後ろに並ぶ大勢の客(さん)の「早くしろや」の視線を痛々しいほど感じ、葵は苦渋の決断を下す。
「袋、購入します。一番小さいやつで。」
●入るんか?これ●
なんとかレジでの痛い目線から逃れた葵は、袋を開いて買った物を詰め始める。
しかし、どう考えても入りきらない。
言うまでもなく、袋が一番安い、小さいやつだからだった。
(弁当は取り敢えず入れよう。あと、パンとだんごもギリ入る。)
あぶれたのは、BOSS微糖とDAKARAだった。
暫く考えた末、葵は袋をお母さん持ちすると、右手にBOSS微糖、左手にDAKARAを持って店をでた。
●首振り美形8等身●
外は暗く、冷たい風が吹きすさんでいる。
前髪が風に煽られ、視界を塞ぎ、髪が目の中に入って地味に痛い。
しかし、BOSS微糖とDAKARAで両手が塞がっている為、前髪を直すこともできない。
ただただ何度も首を右に振り、前髪から脱却しようと試みる8等身の美形。
しかし、しぶとい前髪はいつまでも葵の視界を阻み、眼球を攻撃する。
葵は、前髪に負け続けたまま、家路を急いだのだった。
●締めの独り言●
葵が食べた後の、だんごの串が欲しいです。
今はそれしか、考えられません。
稲川淳二さんの「キモいなぁ、キモいなぁ」が、聞こえてきそうです。