コメント
6件
え、好き(?)
ども、主です!
好評だったので続きます。
それから数年後、俺は8歳、凛は7歳、冴は9歳になった。
暑い暑い夏休みのとある日のことだった。
セミが五月蝿く鳴いていた。
其の日はこれから、公園に行ってサッカーの練習をする時だった。
凛「今日は絶対に世一のシュート止めるから!」
世一「ええ〜、できるかな〜?」
凛「絶対できるもん!」
冴「俺のシュートも止められないようじゃ、世一のシュートは止められないぞ、凛」
凛「が、頑張ったらいけるもん!」
お母さん「怪我しないようにね〜」
3人とも「はぁ〜い!」
練習中
凛「ハァ、ハァ」
冴「なんだ、凛。バテてきたか?」
凛「まだっ、出来るしっ」
世一「はあ、凛。熱中症になるぞ?」
凛「ええっ〜、でも〜」
世一「可愛い凛が熱中症になったら俺、悲しんじゃうな〜」
凛「ゔ〜ムスッカッコいいがいい〜」
うん、可愛い。天使。誰がこんな天使育てたんだろ。
あ、俺か。
世一「うん、凛はカッコいいよ」
冴「おい、俺は?世一、俺はカッコよくないのか?」
世一「冴はキレイ」
凛「キレイキレ〇?」
冴「それ石鹸だ」
世一「それ石鹸」
帰宅。
3人とも「ただいま〜!」
お母さん「おかえりなさい、早速だけど皆に大事な話があるの」
凛「話?」
冴「なに?母さん」
お母さん「あのね…、ドイツに行こうと思うの」
世一「え?ドイツ?なんで?」
お父さん「それはね…、」
話を聞くと出張でドイツにいかないと行けないらしい。
滞在期間は夏休み中。
冴「いつから?」
お母さん「明日の午後2時からよ」
凛「そっか〜」
世一「……」
ドイツか…、嫌な思い出しかないな…。
*****
忘れたいけど、嫌な思い出ってずっと頭の中に残ってますよね。
幸せなことをすぐ忘れちゃうのは、
自分が幸せに慣れてしまったからなのでしょうか。