テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
視界の端に 、 冷たいアスファルトの上に座り込む影が見えた 。
js 「 ‥ 君 、 大丈夫 !? 、 具合悪いの ‥ ?? 」
慌てて そう声をかけると 、 彼はゆっくりと顔を上げた 。
睨みつけるように 、 こちらに目線を向けたその子は 、
感情をどこかに置き忘れてきたような 、 無機質な表情をしていた 。
yg 「 … 別に 。 ‥ 死なない程度には , 大丈夫 。 」
js 「 死なない程度って … ! ‥ まだ学生だよね ? 家 、 帰りなよ 。 」
yg 「 … 帰るとこなんてない 。 施設も逃げ出してきたし ‥ 」
yg 「 ほっといて 。 お兄さんには関係ないでしょ 」
俺から目線を外し 、 震える声でそう言って その子は再び顔を伏せる 。
突き放すような言葉 。
でも 、 掴んでいる膝が小さく震えているのを 、 俺は見逃さなかった 。
js 「 関係ないかもしれないけどさ … 放っといたら 、 君 すぐ死んじゃいそうなんだもん 。 」
js 「 … ぁ 、 行くところがないなら 、 俺の家おいでよ !! 」
yg 「 … 何それ 、 ‥ 俺なんか誘拐してどうするの 」
js 「 AHAHA , 誘拐じゃないよ 、 保護 !! 」
js 「 ‥ ねぇ 、 君の名前 、教えて 。 君のこと助けさせて 。 」
yg 「 … 優吾 。 」
差し出した俺の手に 、 恐る恐る重ねられた指先は 雪みたいに冷えきっていて 。
俺は思わず 、 その手をきゅっと包み込んだ 。
yg 「 好きにすれば 。 どうせ 、 今更どこに行ったって同じだし 」
投げやりな返事 。
冷えきって 、 傷ついたこの子の心を 、 俺が全部温めてあげたい 。
そう思った 。
﹏ ﹏ ﹏ ﹏ ﹏ ﹏ ﹏ ﹏ ﹏ ﹏ ﹏ 🪽
コメント
1件
冷たい感じなのとめっちゃ寄り添う感じなのなんか言葉に表せないほど好きです(?)こういうのもありだな……