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※藤堂α、千早Ωです※

※成人済み※

※センシティブ※


時刻は午後18時30分。シニア時代の先輩と飲みの約束をしていた藤堂は、指定の居酒屋の前で先輩たちの到着を待っていた。

藤堂(先輩まだかな…)

久しぶりの再会に気持ちは高揚していた。その反面、1つだけ懸念点があった。それは、同棲している千早の事だった。藤堂が飲みに行く事を千早に伝えたのは家を出る2時間ほど前。特に千早との予定も無かったため、なんの問題も無かったのだが…。

藤堂「…ヒート来てたりしないよな?」

千早のヒートは3ヶ月に1度くらいのペースで、前回のヒートはつい2週間ほど前だった。頻度を考えれば次のヒートはまだ先の話だが、疲れや体調不良などで自律神経が乱れた場合、ヒートを引き起こす事もある。現に家を出る前、千早の様子が少しおかしかった気もする。

藤堂「一応、LINE入れとくか」

念の為、千早には『なんかあったらすぐ連絡しろよ』と送った。既読がついたタイミングで少し先から先輩たちが来るのが見えた。藤堂は気持ちを切り替えて、先輩たちと店に入っていった。


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先輩A「にしてもぉ、とーどーがこんなにでっかくなってるなんてなぁ、、!俺ぁかんどーした!!!」

藤堂「先輩、その話何回目っすか(笑)」

かなり酔っ払っているのか、呂律が回っておらず顔も真っ赤だった。

先輩B「おい、藤堂困ってんだろ!w 悪ぃな藤堂。こいつお前に会えたの嬉しくてさ。お前も結構飲んでんだろ、こいつの相手は俺に任せて外の空気吸ってこいよ」

見かねた先輩が酔った先輩を藤堂から引き剥がしてくれた。藤堂も少し酔いが回っていたので、先輩のお言葉に甘えて1度外に出ることにした。店の外に出ると、さっきまでの騒がしさから一変。夜の静けさと秋風が藤堂の身体をすり抜けていった。だんだんと頭が冴えてきた時、ふと千早の事を思い出した。

藤堂「あれから連絡来てねぇけど、大丈夫か…」

気になった藤堂は千早に電話をかけたが、出る気配は全くなかった。嫌な予感がした。最近ヒートが来たばかりとは言え、あの様子から察するに無いとは言いきれなかった。急いで店の中に戻り、先輩たちには謝って途中で抜けることにした。再び外に飛び出した藤堂の後ろからは、また飲みに行こう!という先輩の声が聞こえた。変わらない先輩たちの優しさを感じながら、藤堂は店を後にした。


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藤堂「ただいま…!千早いるか?!」

明かりがついたままのリビングを見渡したが、そこに千早の姿は無かった。しらみ潰しに千早を探しているうちに、ふと寝室の方から甘い匂いがしてきた。まさかと思った藤堂は寝室のドアを勢いよく開けた。部屋にはΩ特有のフェロモンの匂いが充満していて、理性を保つので精一杯だった。

千早「ぁ…、藤堂くんおかえりなさい…はやかったですね…」

ベッドに横たわっていた千早がゆっくりと体を起こす。よく見ると、千早の周りには藤堂の服が鳥の巣を作るように山になっていた。

藤堂「千早、なんで早く連絡しねぇんだよ…」

千早「だって、久しぶりの先輩との飲みでしょう…?水入らずで楽しみたいじゃないですか…」

千早の言葉にムッとした藤堂は、ベッドに膝をつきそのまま千早を押し倒した。だいぶ長い時間我慢をしていたのか、千早の目には涙が浮かんでいた。とろんとした表情に怒りと興奮が同時に押し寄せてくる。千早の頬に手を添えると、ビクッと身体が反応した。

千早「ハァッ…すみません藤堂くん…。ほんとはずっと抱いて欲しかったんですが…、もう無理そうです…」

藤堂「うるせぇ、俺は千早が1番大事なんだよ。だから帰ってきたんだろーが」


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千早「あ゛ぅっ…、とっ、どーくんッ、きもひぃ、ッ」

奥を突くたびに千早の口からは甘い息が漏れていた。腰を動かす度藤堂の理性は壊れていく。千早の細く薄い背中を舌でなぞりながら、藤堂は欲望のままうなじにかぶりついた。

千早「んぅっ…!…ッハァッ…ハァッ、」

肉棒を挿れたまま、ぐるりと千早の身体を回した。千早の両手首を固定し、またさらに腰を早く動かしていく。反りきった千早のソレからは白い液が飛び出していた。

千早「も゛ぉぅッ…むり…ッ、!なかだしてぇ…!ほしぃっ、」

藤堂「バカッ…煽んなッ!」

ぐっとナカに押し込んだまま、藤堂のが激しく脈打つのが分かった。ヒートが収まったのか、いつの間にかフェロモンの匂いは部屋から消えていた。快感と安堵からか、藤堂の力はすっかり抜けそのまま千早の隣に横たわってしまった。ものの数秒で眠りについた藤堂の寝顔を、千早は優しくなぞった。

千早「藤堂くん…、ありがとうございます、」

ふっと笑みをこぼした後、また静かに目を閉じた。



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