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#らだぺん
月夢
372
あまおう
3
#ぺいんと愛され
あまおう
1,576
ぺいんとさんのメン限見たいけど、親がなかなか承諾してくれない…!!!!私も見たいよぉ……。
ぺいんと=pn、みどりくん=md、しにがみ=sn、クロノア=kr、トラゾー=tr
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
食堂にいた生徒たちが、一斉に席を立ち始める。
俺も食器を片付け、ミドリくんの方を見る。
pn「じゃあ、私は教室に戻るね」
md「ウン」
pn「またね、ミドリくん」
md「…マタ」
小さく手を振るミドリくんに手を振り返して、俺は食堂を出た。
廊下を歩いていると、少し前を歩いていた生徒から 白い布のようなものが、廊下にひらりと落ちる。
俺は足を止めた。
pn「……ハンカチ?」
近づいて拾い上げる。
白地に、小さな花の刺繍が入っている。
pn「あれ?」
少し先に、見覚えのある後ろ姿があった。
紫色の髪。
見間違えるはずがない。
pn「シニガミさん!」
声をかけると、彼が振り返った。
少し驚いたような顔をしている。
俺は駆け寄って、ハンカチを差し出した。
pn「これ、落としましたよ」
sn「……え?」
シニガミさんはハンカチを見る。
それから、自分のポケットを確認した。
sn「……あ」
pn「やっぱりシニガミさんのですよね?」
sn「はい。ありがとうございます」
そう言って、シニガミさんはハンカチを受け取ろうとする。
その時だった。
俺は、ハンカチについている小さな刺繍に気づいた。
綺麗な花の刺繍だった。
pn(……どうしよう)
ハンカチを渡して終わりにすることもできる。
でも、それだと昨日と同じだ。
シニガミさんとは、まだほとんど話せていない。
昨日、クロノアさんが言っていた。
“シニガミくんと友達になったら?”
pn(せっかくだし、少しでも話してみよう)
俺は刺繍に目を向けた。
pn「これ、綺麗ですね」
sn「……!」
シニガミさんの手が止まる。
pn「花……ですよね?」
sn「……はい」
pn「自分で選んだんですか?」
少しでも会話を続けようと、笑顔で尋ねる。
シニガミさんは一瞬だけ刺繍を見つめた。
sn「……いえ」
少しだけ目を逸らされた。
sn「昔、もらったものです」
pn「そうなんですね」
大切なものなのだろう。
そう思ったけれど、深く聞くのはやめておいた。
pn「大切なものなら、落とさないように気をつけないとですね」
sn「……はい」
シニガミさんはハンカチを受け取った。
そして、そのまま俺を見つめる。
俺が首をかしげると、シニガミさんは慌てたように視線を逸らした。
pn「ど、どうしましたか?」
sn「いえ……なんでも」
pn「そうですか?」
sn「…はい」
pn「じゃあ、俺は教室に戻りますね」
sn「……はい」
pn「また会ったら、お話しましょう」
何気なくそう言って、俺はその場を離れた。
背中を向けて歩き出す。
pn(…最後様子おかしかったな、なんかまずいこと言っちゃったかも…)
そんなことを考えながら、俺は教室へ向かった。
ーsn視点ー
放課後を告げる鐘が鳴った。
今日の授業も終わり、生徒たちがそれぞれ帰路につき始める。
僕は鞄を肩にかけ、クロノアさんとトラゾーさんと一緒に寮へ向かっていた。
クロノアさんとトラゾーさんは僕の隣で楽しそうに話している。
いつもなら僕も適当に話へ入るところだけど、今日はどうにも口数が少なかった。
どうしてだろう……。
昼の出来事が、何度も頭の中に浮かんでくる。
sn「…………」
kr「シニガミくん?」
sn「……え?」
顔を上げる。
kr「さっきから静かだけど、大丈夫?」
sn「あぁ……はい」
tr「なんか考え事?」
sn「……まあ、少し」
言うべきか。
言わないべきか。
何度も迷った。
でも、一人で考えていても分からない。
僕は小さく息を吐いた。
sn「……あの」
kr「ん?」
sn「ちょっと相談したいことがあるんですけど」
tr「相談?」
sn「はい」
二人がこちらを見る。
急に恥ずかしくなって、少し視線を逸らす。
sn「その……」
なかなか言葉が出てこない。
それでも意を決して、口を開く。
sn「……僕、ペイントさんのことが気になってるのかもしれません」
tr「…………」
kr「…………」
しばらく、三人の間に沈黙が流れた。
tr「えぇっ!?」
sn「ちょっと!声大きいです!」
思わずトラゾーさんの口を塞ぎたくなる。
tr「ご、ごめん!」
トラゾーさんは慌てて声を落とす。
隣ではクロノアさんが少し驚いた顔をしていた。
kr「気になってるって……どういう意味?」
sn「……わかりません」
正直に答える。
sn「ただ、もう少し話してみたいと思ってしまって」
tr「ほう」
sn「それに、もっと知りたいんです」
ぽつりと呟く。
自分でも驚くくらい、素直な言葉だった。
tr「それって……好きってことじゃないですか?」
sn「……!」
思わず顔が熱くなる。
sn「い、いや……まだ分かりません!」
tr「でも、もっと話したいんでしょ?」
sn「それは……」
言い返せない。
クロノアさんが、そんな僕を見て小さく笑った。
kr「それなら、焦らなくてもいいんじゃないかな」
sn「……え?」
kr「まずは友達になるところからでいいと思うよ」
sn「……友達」
その言葉を口にすると、不思議と少し気持ちが楽になった。
そうだ。
いきなり答えを出す必要なんてない。
まずは話してみればいい。
昨日までは、噂だけを信じて距離を取っていた。
でも今は。
sn「……そうですね」
自然と笑みがこぼれる。
sn「明日、会えたら……話してみます」
tr「おっ、頑張れシニガミさん!」
sn「からかわないでください」
そう言いながらも、嫌な気分ではなかった。
寮へ続く道を歩きながら、僕は小さく笑う。
sn(……会えたら、何を話そうかな)
そんなことを考えている自分に気づいて。
僕は少しだけ困ったように笑った。
まだ、それが恋なのかは分からない。
けれど。
もう少しだけ、ペイントさんのことを知ってみたい。
今は、それだけで十分だった。
しにがみさんって結構ちょろそうだよね。
今は、クロノアさんも応援してくれてるけどどうなるんだろうね( ≖ᴗ≖)
コメント
3件
出てすぐ読みました!今回も面白かったです!次の話も楽しみにしてます♪
うわっ第8話読んだよ〜!!🌸 ハンカチ拾うところからシニガミくんが「気になってる」って認めるところまで、心臓ギュッてなった😭💕 特に「もっと知りたいんです」って素直に言っちゃうの、可愛すぎかよ…!! クロノアさんとトラゾーさんの反応もツボだし、この距離感が尊すぎるよ…次も絶対読みたい!!✨