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「ウィル…!私ここから出ていくわ!」
私がこんなことをいう約1時間前
今日は久しぶりにウィルとのお茶ね!
楽しみだわ〜!
「あ!ウィル!」
ウィル「あ…久しぶり…オルカ!」
「どうしたの…?そんなにやつれて」
ウィル「最近忙しくてね…婚約者も早く作れと言われているし…」
はぁ…と頭に手を添えるウィル
ウィルはこんなにやつれているのに…私は何もせずにここにいるだけなのも…良くないわね…
もしかして…私がいるから婚約者が出来ないとか…?!
じゃあ…
「私…ここから出ていくわ!!」
そして今に至るのだけれど
ウィル「え…なんで…?!全然嫌だけど…」
「え?…でも申し訳ないのよね…じゃあ…荷物まとめてくるわね!」
ウィル「え…ちょっと…!」
なにか言いかけていたけれどまぁ…いいわよね!
これでウィルにも恋人ができるかしら!
「ふんふふーん♪」
ウィル「ちょっと待てって」グイッ
「おわ…」
びっくりしたわ…
急に手首を掴んで…どうしたのかしら…?
ウィル「ねぇ…1つなんでもお願い聞いてくれない?」
「?えぇ…いいわよ」
ウィル「じゃあ…俺の婚約者になって」
「……え???」
ウィル「ふふ…きて」
えっと…ウィルに手を掴まれたまま歩いているけど…どこに向かっているのかしら…?
えっと…あの2人はどなたかしら…見た目的にもとても偉そうなのだけれど…
ウィル「お父上…俺の婚約者にしたい人物を連れて参りました」
ウィルのお父様?!つまり…国王陛下?!
わわわ…
父「うむ…なんというものだ」
「ペコリッ…スウィル王国皇女…オルカ・オーシャンと申します…」
母「…スウィル王国…?」
「あ…はい…海の中の王国でございます」
母「…皇女様…?」
「…え?」
母「お久しぶりでございます…覚えていらっしゃりませんか…?」
「えっと…?」
アナ「アナです!アナ・アドリーシャ」
「え!アナ?!」
父「知り合いなのか…?」
アナ「はい…アレンが助けてくださった時私人魚だったでしょ?」
アレン「あぁそうだったな…あじゃあ仕えていたという皇女様か…」
アナ「えぇ!お久しぶりでございます…本当に!またお目にかかれるとは思いませんでした」
「アナ…久しぶり…急にいなくなっちゃって…本当に悲しかったんだからグスッ」
アナ「あの時…皆さんが皇女様を本当にクズだという男に嫁がせようとしてまして…それを止めたら…追い出されてしまいましたテヘッ」
「そうだったのね…ありがとう…本当に」
ウィル「えっと…感動の再開中に悪いんだけど…俺の話は…?」
アナ「あぁ…皇女様と婚約したいの?」
ウィル「うん」
アナ「私は皇女様がいいのならいいわよ…!後はアレンに聞きなさい」
ウィル「お父様…?」
アレン「いいぞ〜」
あれ…国王陛下さっきと全然雰囲気が違うのだけれど…?
アレン「オーシャン嬢がいいのならな」
ウィル「たしかにね…オルカはどう思ってるの?」
「えっと…本当に…ウィルが求婚してきて…う…嬉しいです/…ちょっと恥ずかしいですが…w」
アナ「皇女様が照れてるわよ!アレン!可愛くない?!」
アレン「あはは…そうだな」
すごい…アナ…めちゃくちゃ国王陛下に…
アレン「すまないなオーシャン嬢…本当にアナは人間になってからずっとオーシャン嬢の話をしていてな」
アナ「だって…あんなに可愛い子いなくない?!」
ウィル「ふふw相変わらずですね…wお母様」
「ふふ…もし…もしよろしいのでしたら…ウィルと…第2王子様と婚約させていただきたいですニコッ」
ウィル「え…いいの?」
「えぇ…もちろんよ…断る理由がないもの」
私も…心のどこかでウィルのことが好きになってたし…
アナ「じゃあ早速!婚約の儀をしちゃいましょうか 」
「!えぇ!」
アレン「その前にそこの関係性をどうするかだな…流石に王妃ともあろう人が…息子の嫁に敬語はまずいだろ?」
「たしかに…アナ!私にタメ口を使って!」
アナ「無理です!皇女様!」
「じゃあ…!私がアナに敬語を使うわよ!」
アナ「うぅ…じゃあ…皇女様これからよろしくね…」
「名前呼びでいいわ」
アナ「オルカ!」
「ふふ…いいわね…」
アレン「俺も…名前で呼んでもいいだろうか 」
「あ!はい!もちろんでございます 」
アレン「じゃあよろしくな…オルカ!俺もアレンと呼んでいいぞ」
「じゃあアレン様で…」
ウィル「もう…俺のオルカだからね…!ギュッ」
家を飛び出した元王族…陸地の王国の王族にめちゃくちゃ愛されてるんですけど…?