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もぶ×五 要素有 。
ほかは一話と同じ
「 ..あ”~ … 」
「 朝かぁ…… 」
ひよこ方の目覚まし時計が、爆発する前に目を覚まし、身体を起こす。
結局あのまま寝落ちしてたみたい。
「 …はよ、ぉ~ 」
いつもの服に着替え、兄妹がいるであろうリビングに足を運ぶ。
案の定、リビングは賑やかしく俺以外の兄妹はもう全員いるみたいだった。
「 あ、嫌五!おはよう! 」
俺を真っ先に見つけた六美が挨拶をしてくる。
それで気がついた他の兄弟が次々と話しかけてくれる、
…この瞬間、この時間が大好きだ。
「 あ、ねぇ嫌五、今日一緒に買い物いかない? 」
「 買い物? 」
「 そう、欲しい物があって、太陽と行こうかなって.. 」
太陽とだったら、俺邪魔じゃね..?
ここは?俺が気を利かせ断ろ、、、ぅ…
「 … 」
兄貴圧つよ、
「 邪魔じゃなければ…?笑 」
「 やった! 」
…良かったのかな。
「 た、大量… 」
…分かってた、俺らは荷物持ちだってこと..!
太陽も苦笑いじゃん、、
夫婦なんだからもっといちゃゞしとけ、と思いながら
片手が空いてたから、太陽の荷物を少し持ってやる。
「 嫌五、、! 」
きらゞとした目で見てくる太陽、おもれ~
、買い物が終わり、家に帰ろうと思ったんだけど…。
今絶賛変な野郎に絡まれてます。
「 …最悪~ 」
「 あ゛ぁ? 」
此奴の目的を薄々感じながら、太陽たちに先に帰るよう合図をする。
3人で逃げてもついてくるし、六美ひとりで帰らせるわけには行かないし、
太陽に任せるのもかっこわり~し、…てことで、先に帰ってもらおうとしよう
「 !…気を付けてな、 嫌五 」
「 ほ~い♪ 」と軽く返事をし、敵の方に目線を移す、
ガタイが良く、普通だったら俺には勝利に道はないだろう、
普通 、だったら、な。
「 ..らぶゞ夫婦の邪魔するのは俺が許さない、ゼ♡ 」
「 ケンゴちゃん 」、俺の特徴を細かく覚えさせている人形。
すぐ壊れるけど、すごく作り込まれている。
これを使ったら、まぁまぁ戦えるし、最後まで戦わずに、太陽たちが家に帰るまででいいから、大丈夫ゞ…と思ってたんだけど。
此奴強すぎん..?全然振り切れねぇ..
「 … 」
…なんか、目こわっ、力抜け、そ..ッ
「 ちゅ .. 」
急なことで頭が回らず目を開く、
…今、何され..ッ
「 くちゅ..ッ 、ちゅ.. 」
勝手に舌を入れられ、口内を犯される、呼吸する暇もなく、酸欠等で意識が遠のいてきた、
手に力を入れて抵抗しようとするが、俺のような体格では勝てるわけもなく、
眼の前が見えなくなってきた、視界が白い。
「 ははッ゛、無様だなぁ、夜桜家三男さんよォ? 笑 」
満足したのか、俺を押して胸ぐらを掴んで持ち上げてきた
「 … 」
ちゃ~んす 、と
相手の股間めがけ、今出せる最大の力で蹴ってやった
案の定、相手はもがき苦しんでる、ざまぁ。
「 たっだいま~ ♪ 」
何事もないように家に帰る、バレるとめんどくさいし、心配はかけたくないから
俺に気付いた太陽が、 「 大丈夫でしたか..? 」と心配そうに駆け寄ってきた、
「 まぁ、あんな雑魚よゆ~よゆ~ 」
…苦しい嘘を付く、今は感の良い長子組が居ない、太陽と六美はあまり感が鋭くはないほうだ、なのでこのぐらいの嘘はばれない 。
きもいきもいきもいきもい、
早く吐き出したい、知らない野郎にキスされたとか論外すぎる。
「 ..ちょい、トイレ行ってくるわ 」
六美がお茶を入れてくれるらしいので、できる前に吐き出そうとトイレに駆け込む
※ 嘔吐 表現 有
「 ぉ゛えッ、げほっっ 」
手を口に入れ、唾液を吐き出し、口に水を含み、水を吐くを繰り返す
一回、二回、三回……。
何回繰り返したか、まだ気持ち悪いけれど、そろそろ戻らないとバレそうだから
気持ち悪さを我慢しつつ居間に戻る。
「 たっだいま~♪ 」
丁度お茶を入れ終わったらしく、家の中で実験や任務をしていた七悪や四怨が集まっていた。
席につき、お茶を流し込む、なんでもいいから口の中に入れたかった。
…やっぱり、六美が入れたお茶は美味しいなぁ、、安心する。
「 ごちそ~さまでした~ 」
「 じゃ! 」 と皆に軽く挨拶をして部屋に戻った瞬間、涙がぼろぼろこぼれてきた。
あのまま進んでいたらどうなっていただろう、不安や恐怖の感情が込み上げてき止まらない、
声を出したらバレるから、声を殺して静かに泣く。
これは昔からの癖で、よく母さんに心配かけてたなぁ…と泣きながら思い出す、
『 いい? 嫌五、 泣くのは悪いことじゃないの 』
『 だから、、声を殺して泣くのはやめなさい? 』
..なんてことを言ってくたんだっけ、
結局、この癖は治らないままこの年まで来てしまったわけで。
『 だから、、なにかあったときは、家族を頼りなさい 。 』
『 家族を頼れ 』
元々頼っていないわけではない、なんなら、心の底から頼っているし、信頼している存在とも言える。
..申し訳ない、とは思ってるけれどもしょうがない、心配かけたくないし。
ばれるのも嫌だし
「 …ど~しょ..笑 」
今日はなかなか泣き止めない、感情は少し落ち着いているはずなのに。
涙が止まらない。
「 … 」
御免、嫌五、……助けれなくて