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🍈「VRかぁ。」
時代の進歩を感じつつ、次の動画のためメンバーのアバターを作成していた。仕事が終わってから作成を開始。思ったより時間がかかってしまい、現在深夜帯でもあることから若干テンションがハイになっている。
改めて自作したアバターを見て、我ながら可愛らしいメンバーができたのではと思う。
一つのアバターに目が止まる。
彼女は喜んでくれるだろうか。
透明な声と頭の回る彼女なら、きっとこのアバターにも個性を見つけてくれるだろうと思う。それに。
🍈「じゅうはち、可愛いだろうなぁ。」
初めて会ったときから、天使だと思ってはいたけど。
天使なだけじゃなくて、負けず嫌いなところとか、何でも真剣で一生懸命なところとか。きっと全部、俺は。
――
真夜中の静寂に包まれることで、深夜のテンションになりかけていた頭が冷静になる。
🍈「いーや、何いってんだ俺‥。」
アバターを保存し、パソコンを落とそうと、画面に目をやるとDiscordが開いたままであることに気がつく。
徐々に覚醒していく意識の中先程までの自分の思考回路を客観視していく。やばい、もしだれか‥。女研の男軍にでもきかれたりしたら‥!!!
🍈「「じゅうはち、可愛いだろうなぁ。」」
👑「フフフッ」
静まり返ってた部屋に俺の声がこだまする。
先程の俺の発言と、この笑い方は‥
🍈「ッ‥!?ニキくん!!??」
🎮「やぁーだもぉーキャメさんっ!そんなに可愛いと思ってたのぉー????」
👾「すまん。キャメ‥。ww」
全員集合だよ。ニマニマした笑い声とりぃちょくんの茶化す声。しろせんせーからの謝罪でしっかり現実に戻された感覚になる。
🍈「違うよ?いや、あのっ、ニキくんたち違うからね!!!」
🎮「ニキさん!俺らのキャメロンくんが浮気してます!!」
👑「僕のキャメロンが!!???」
👾「キャメ、あの。…俺は、応援してるから。」
せんせーが妙に優しいのが一番怖い。
明日からきっと獲物を見つけたハイエナたちにこれでもかと弄られるだろう。この場に居ない18号にそっと合掌した。