ーーー次の日ーーー
モブ男1「桜庭!おはよう」
桃「ん…おはよ」
モブ男2「昨日どうだった?」
桃「え、あー……まぁ……」
モブ男3「何かあったのか?」
桃「生徒会に入って欲しいっていわれて……」
モブ男1「はぁぁぁ!!?」
モブ男2「入ったのか?」
桃「入ってない、考えさせてって」
モブ男3「もったいねぇなぁ」
桃「いや、関わるなって俺に言ったよね?」
モブ男1「言ったけどさ、生徒会に入っちまえば学生生活勝ちみたいなもんじゃん!」
桃「勝ち…か……」
モブ男2「生徒会に桜庭が居れば俺たちがやらかしてもなんか助けてくれそうだし」
桃「それが目的か…」
こいつらも俺を利用するんだ……
モブ男2「いいだろ?別に」
桃「いいけど……」
モブ男3「なぁ、桃って呼んでいいか?」
モブ男2「そうだよ!俺らもう友達だろ」
桃「……いいよ」
友達ねぇ……正直めんどくさい、どうせ利用するだけ利用して離れてくし…
モブ男1「お、いいのか?」
桃「おう、いいぜ」
フリでもしておけばいっか…
悪男「そこのお嬢さん」
モブ女1「な、なんですか?」
悪男「お前、あそこんとこの令嬢だろ?」
モブ女2「そうですけど……」
悪男「俺さぁ、〇〇ってとこの息子たんだけどよぉ……逆らったら分かるよな?」
モブ女1「ひっ……」
桃「…………」
ああゆうやつ居るんだ…
嫌いだ……自分を棚に上げる奴……
悪男「おら!来いよ!」
モブ女1「や、!やめてくださいっ!」
桃「………………」
こわっ……
悪男「逆らうんじゃねぇ!!」(殴ろうとする)
モブ女1「キャッ!」
パーーン!!!
桃「っ…………」(代わりに殴られる)
モブ男2「桃っ!!?」
悪男「あんだ?てめぇ……」
桃「…………あー」
モブ女1「えっ?あっ!大丈夫ですか!?」
桃「うん、大丈夫……」
ちょっと痛いけど……
悪男「おいっ!聞いてんだよっ!」
桃「……女性に暴力は駄目だと思いまして……」
はぁ……やっちまった……
悪男「あ”ぁ?」
桃「…………彼女も嫌がってますし……今日のところは勘弁してください……」
悪男「お前……顔覚えたからな」(去る)
桃「………………」
これからどうしよう……もう普通の生活は……無理そうだな……
モブ男3「桃!なんで助けたんだよ!放っておけばいいものの」
桃「あー……なんか動いたね、勝手に……」
モブ女1「ごめんなさい!私のせいでっ」
桃「大丈夫大丈夫、慣れてるし」
モブ女1「え?」
桃「あっ、なんでもないよ。」
モブ女1「あの、保健室に」
桃「大丈夫だと思うけど……」
モブ男1「すっげぇ腫れてるから!行け!」
桃「あー……」
そんなに腫れてんのか…
モブ男3「まじだから!なんなら鏡みて来いっ」
桃「ちょっと行ってくるわ」
ーーー保健室ーーー
桃「失礼します」
保険先生「はーいっ……てえっ?どうしたの?」
桃「あー……ぼーっとしてたら壁に激突しまして……」
保険先生「あら、気をつけるのよ?凄い腫れてるわよ」
桃「はい……」
保険先生「湿布貼っておくわね」
桃「お願いします。」
タラッ……
保険先生「あっ……」
桃「え?」
保険先生「鼻血も出てるわよ」
桃「嘘……」
そんなに強かったか?
保険先生「あー!触らないの!鼻血が出たってことは倒れる可能性もあるわ少し休んでから戻りなさい」
桃「はい……」
保険先生「こっちのベットで寝ていいわよ」
桃「はーい」(寝る)
あーあ、これからどうなるんだろ……
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