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翌日
「ぅ〜…」
教室の自分の席で1人唸る
僕が…僕が大森君と…
2人で…しかも体育倉庫であんな…
あんなこと…
「涼ちゃ〜んっ!」
後ろから肩を叩かれる
「うわッ––!」
びっくりして後ろを振り返る
「なんだ…若井か…」
「なんだってなによ!笑」
若井はいつも元気だ
悩みとかないんだろうなぁ…笑
「朝から頭抱えてどうしたの?」
そう心配そうに若井に言われる
あんな事言えるわけない
「べ、別に…」
自分でも分かるくらいわざとらしく
わかりやすい嘘
「嘘つけぇ!」
と2人で話していたところに1人の男が入ってくる
そう
大森元貴だ
「藤澤君、ちょっといいかな?」
うげぇ…
まだ何かあるのかなぁ…
「分かったよ…、若井ちょっと待ってて…」
大森君と僕が話しているのを見て驚いていた若井
「え、あ、分かった」
まぬけな声を出して了承してくれる若井に
「ありがと」と言い2人で廊下に出る
「何…まだ何かあるの…?」
「ん〜…、僕まだ写真消してないんだぁ!」
とにこにこしていってくる
はぁッ!?
「え!?どうゆう事!?」
「あの写真拡散されたくなかったらさ」
「また、放課後、あそこで待ってるから」
そう耳元で囁かれる
「ッ…、わかったよ…」
「ふふ、忘れないでね」
そう言い残して大森君は去っていった