_探偵社
敦「大変です!太宰さんがどこにもいません!」
国木田「どこにもいない?」
敦「喫茶店や河などもいろいろ見てきましたがどこにもいないんです!」
与謝野「変だねぇ…」
国木田「….」
敦「どうしましょう…」
福沢「話は聞かせてもらった」
探偵社員「社長!?」
福沢「いまは、仕事も重要なものはない。そのため、仕事は一時凍結し太宰の捜索にあたる!」
探偵社員「はい!」
敦「無事でしょうか…」
国木田「大丈夫だ。あの太宰だぞ?」
敦「そうですね。」
国木田「とりあえず会議をする!集まれ!」
国木田「太宰が行方不明だ。考えられるのは、二つ。一つ目はいつも通りどこかをフラフラ歩いている。二つ目は…」
与謝野「誘拐….か」
国木田「その通りです」
鏡花「問題はどこにいるか」
与謝野「でも誘拐されたとしたら誰に誘拐されたんだろうね。あの太宰だよ?」
敦「たしかに…」
国木田「予想される人物は三人。
一人目、森鴎外。
二人目、フョードル。
三人目、どこかの秘密機関。です」
与謝野「考えやすいのは一人目と二人目じゃないかい?」
敦「森鴎外はわかりますがなぜフョードルが?」
国木田「フョードルは、唯一太宰と同じ頭脳を持つ超人だ。そして、太宰は何度かフョードルと接近したことがある。そのためその可能性もある、ということだ。」
敦「なるほど…」
与謝野「森鴎外が怪しいんじゃないかい?」
鏡花「確かにあの人は太宰さんを欲しがっている。その可能性はある」
国木田「俺はフョードルだと思う」
与謝野「なぜだい?」
国木田「太宰の頭脳じゃ森鴎外ごときに捕まるなんてことがあるのか?」
与謝野「背後を取られたのかもしれないじゃないかい?」
福沢「…俺はフョードルだと思う」
与謝野「社長!?」
福沢「あいつは、確かに太宰を欲しがっている。だか、そんな卑劣な真似はしない。私がそれを一番知っている。」
与謝野「だとすると…」
敦「フョードルですね…」
国木田「あぁ。予想だがフョードルが一番怪しいと思う。」
福沢「うちの大事な社員がよその奴によって誘拐された。これより太宰の捜索に探偵社の力を全て注ぎ必ず太宰を連れ戻す!」
ジュルグチュクチャジュルルルル
太宰「んっ!//んあっ///はぁ//」
フョードル「もうトロトロですね♡」
太宰「うるさい…///」
フョードル「まだまだ余裕そうですね」
太宰「やめっ…!」
ジュルルルルクチュクチャグチュグチュクチャ
太宰「んん//んあ//」
プハッ
フョードル「可愛い顔ですね♡」
太宰「フーッフーッ」
フョードル「ふふふ」
フョードル「残念ですがいまから私は用事があるので外に出ます。いい子で待っててくださいね」
太宰「…二度と戻ってくるな」
フョードル「酷いですねぇ…笑」
ガチャン
太宰「これでよし。」
ガチャンジャラ
太宰は、フョードルが用事でいない時に諦めず鍵穴に詰めてあるものを必死に削って取ろうとしていたのだ。
太宰「取れた…!早く出なければ!」
パタパタパタパタ
ガチャン…
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