テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
起きた。これまでの記憶が無くなった。自分の名前も生まれたところも分からない。せいぜい分かるのは言葉だけだ。首に違和感がある。ペンダントだ。美しい、炎のように燃える鮮やかな赤色の。そこには”hestia”と書かれていた。
ヘスティア「ヘスティアって炎の神だよな、、俺の名前なのか?」
部屋を見渡すと、豪奢な机、炎の燃え盛る暖炉、ペンダントと同色のカーペットなどがあった。ここに来たことはないはずなのに、何故か既視感を覚えていた。
とりあえず外に出る。外は純白の神聖な壁だった。俺にはひとつだけ覚えていることがある。
──────”炎の魔法”が使えること。
ガチャッ
ヘスティア「え?」
「えっ、、」
そこには金髪のフェミニンな顔立ちをした美女がいた。彼女の首にも同じような淡い藤色のペンダントがかけられている。
ヘスティア「そのペンダントには何と書いてありますか。」
???「”apollon”」
アポロン。すなわち音の神様。俺は聞く。
ヘスティア「記憶に魔法が使えたというのは残っていますか。」
アポロン「ええ、それもはっきりと。」
一言話すだけで分かった。このアポロンという女は真面目で思慮深く、知恵がある。
ヘスティア「そうか。俺たちの他にも人がいるはずです。探しませんか?」
アポロン「いいですけど、、敬語やめません?堅苦しいのは苦手なの。」
ヘスティア「それもそうだな、、よろしくな!」
アポロン「よろしく!」
一旦解散し人を探す。次にあったのは男が2人、女が一人。
「あれ?またひとり来たぞ?」
「ほんとじゃーん!」
ヘスティア「こんにちわ、、ペンダントにはヘスティアってかいてあった。」
???「私はー”dionysos”だったー」
ディオニュソス。すなわち植物の神ということだ。ペンダントは花を感じさせる薄い桃色だった。童顔だからか、俺よりも幼く見える。
???「俺は”boreas”だった。よろしくな」
この3人の中で1番長身なこの男はボレアス、、つまり氷の神らしい。淡白な顔つきで、奥には根の優しさがはっきりと伺えた。ペンダントは冷たい氷の色だ。
???「俺はぁ、”aiolos”だったぜー」
アイオロス。すなわち風の神。眼鏡をかけており、顔立ちは北寄りだが、肌は日焼けしている。この男はひょうきんな性格のようだ。爽やかな緑のペンダントだ。
(、、、この3人は癖が強そうだな)
──────ゴーン ゴーン
(鐘か?)
3人は鐘の方へ歩き出した。何故か、磁石のように引き付けられるような感覚だった。
3人に着いていくと、そこにはさっきのアポロンという女と、あと7人の男女がいた。
俺含め、会った4人が自己紹介を終えた。
???「俺はアレス。よろしく。」
アレス、、、戦の神と名乗ったということはペンダントに”ares”と書かれていたのだろう。この男は顔が整っており、背も高い。すぐに女を惚れさせることができそうだ。ペンダントは炭のような漆黒の色をしていた。
???「俺はアトラス!!まぁ、、よろしく!」
アトラス、”atlas”。重力を扱うということか。鼻が高く、綺麗な顔立ちだった。こちらも世に出ると恋人になりたいと言うやつが絶え間なくやってくるのではないのだろうか。ペンダントは深く、黒に近い緑だった。
???「私はポセイドン、よっ、、よろしく、、」
“poseidon”。ポセイドンと名乗った女は水を操るらしい。淡い水色という珍しい髪色をしており、女子で唯一髪を肩で切っていた。つり目だが優しそうな顔をしていた。ペンダントは海のように澄んだ空色だった。
???「俺はヘリオスーまぁよろしくー」
ヘリオス、”helios”。光を操る神だ。顔は和という感じだった。輝くような金髪だ。アイオロスと同じような性格だと見た。ペンダントは光り輝くような金だ。
???「俺はゼウス。よろしくな。」
“zeus”と言ったこの男は、中華系の顔をしていた。一重で彫りは浅いが、綺麗な顔だ。女に好かれそうな性格をしている。ペンダントは雷のように鮮やかな黄色をしている。
女に好かれそうか、(、、、ズキ
(え?今なんでズキッてしたんだ?)
???「私はクロノス。よろしくね~!」
クロノスと名乗り、時間魔法を使うという女は黒髪のよく似合う美女で、いい意味での大人の余裕があった。年は余り変わらなさそうだ。ペンダントはなめらかでベールのような純白だった。
???「最後は俺かな?俺はヘーパイストス???馬鹿だから読めねぇー」
とりあえずヘーパイストスというらしい。物質を操作することが出来そうだ。顔は濃く、南米に居そうな顔だ。まつ毛が長く、髪が長ければ女性にも見えそうだ。ペンダントは美しい銀色をしていた。
ーーーーーーーープロローグーーーーー
長ぇわ