テラーノベル
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藤塚 太陽
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藤塚 太陽
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……誰か、私を殺して下さい。
いいえ。死にたい訳じゃないの。
ただ、大衆が『可哀想』と言って、私を哀れんでくれれば良いの。誰も目を逸らせないような死体にして欲しいの。そうして皆、絶句すれば良いのよ。みんな私を見てくれるでしょう?
私は、ただ少し話すのが苦手なだけじゃない。
ねぇ。病名を頂戴な。
誰もが私を哀れんでくれるような、そんな病名を。
ねぇ。私にこれ以上、人間に絶望させないで。
ねぇ。
恵まれているのは分かってる。それでも、拭えない何かっていうのはあるでしょう?
コメント
1件
うわ……このエピソード、めっちゃ重くて刺さったわ。 「死にたいわけじゃない、可哀想って言ってほしい」って部分が特にくる。恵まれてる自分を自覚してるのに拭えない孤独って、すごくリアルで苦しい。病名をくれって叫びが切なくて、読んでるこっちも胸が締め付けられた。続き、どうなっていくのか気になる……!